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完全版 検証・免田事件

完全版 検証・免田事件

死刑再審ではじめて無罪を勝ち取った免田事件を徹底的に調査・分析し,冤罪の構造とその救済の闘いに迫る。

著者 熊本日日新聞社
ジャンル 法律 > 司法制度 > 一般書
出版年月日 2018年07月15日
ISBN 9784877987077
判型・ページ数 A5・320ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり

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死刑再審・免田事件は、その無罪判決から35年が経過したこの事件を徹底的に調査・分析し、その原因をさぐり、無罪獲得までの長い道のりと無罪後の「人間回復」の闘いを明らかにする異色のドキュメント。あらためて冤罪の恐ろしさと司法関係者の怠慢を浮き彫りにする。

よう生きてきた、よう生かされとる ——35年目の免田事件

第1部 「免田事件」を聞く

第2部 「検証 免田事件」

アリバイ/自白/錯乱/人間模様/再審/捜査/冤罪の救済と社会/マスコミ

第3部 判決以後の免田栄さん

寄稿 免田栄被告 獄中三十余年 心の遷い……潮谷総一郎

「ずさんな捜査だった」 ——最高検が内部文書で痛烈批判——免田、財田川、松山の三大冤罪で報告書

不在証明当初から——最高検の報告書にみる免田事件

無罪判決から10

九州大学が市民アンケート ——2割がなお犯人視。偏見根強く残る

連載 免田再審・判決10年の意味

「真の人権回復」認められず——免田さんの再審請求、熊本地裁が棄却

冤罪被害受け止め、世代間で格差 20代以下では無罪認識——免田事件をテーマに熊本、人吉市民アンケート

対談:免田事件から学ぶ 司法とメディアに残された課題……免田栄×大出良知

大出良知・東京経済大教授(当時)に聞く 冤罪の温床、今も——国民が監視を

「免田事件」を巡る主な動き

潮谷義子元熊本県知事聞き書き 「命を愛する」から

座談会 免田事件再審を振り返る——免田栄氏夫妻を囲んで

「歴史」になった3通の文書

「あっちで覚えた」

免田さんの年金問題
よう生きてきた、よう生かされとる ——35年目の免田事件

第1部 「免田事件」を聞く

河上元康・元裁判長インタビュー
誰もが納得できる判決を目指す

免田栄さんインタビュー
本当の民主主義を どう根付かせるか

第2部 「検証 免田事件」

『検証 免田事件』まえがき
プロローグ——34年目の無罪判決

第1章◇アリバイ
1 全面否認
2 兼田証言——アリバイの決め手
3 接客婦証言——二転三転した危険な証拠
4 半仁田証言——33年目の検察側新証人
第2章◇自白
1 破綻した自白調書
2 不明確な犯行の動機・態様
3 疑問の多い犯行時刻
4 鑑定論争
第3章◇錯乱
1 強いられた自白
2 ひきつがれた自白
第4章◇人間模様
1 死の恐怖
2 無実を信じて
3 7人の侍
4 忘れられぬ事件
5 癒えぬ傷
インタビュー:死の恐怖——免田さんが語る事件史
第5章◇再審
1 死刑判決
2 幻の決定
3 再審へ一点突破
第6章◇捜査
1 自白偏重
2 内部資料
第7章◇冤罪の救済と社会
1 教訓
2 補償
3 差別社会
対談:免田事件、今に問う
終章◇マスコミ
問われた報道姿勢
免田事件関係年表
参考文献
『検証 免田事件』あとがき

第3部 判決以後の免田栄さん
寄稿 免田栄被告 獄中三十余年 心の遷い......潮谷総一郎
「ずさんな捜査だった」 ——最高検が内部文書で痛烈批判——免田、財田川、松山の三大冤罪で報告書
不在証明当初から——最高検の報告書にみる免田事件
無罪判決から10年
九州大学が市民アンケート ——2割がなお犯人視。偏見根強く残る
連載 免田再審・判決10年の意味
「真の人権回復」認められず——免田さんの"再審請求"、熊本地裁が棄却
冤罪被害受け止め、世代間で格差 20代以下では無罪認識——免田事件をテーマに熊本、人吉市民アンケート
対談:免田事件から学ぶ ×ばつ大出良知
大出良知・東京経済大教授(当時)に聞く 冤罪の温床、今も——国民が監視を
「免田事件」を巡る主な動き
潮谷義子元熊本県知事聞き書き 「命を愛する」から
座談会 免田事件再審を振り返る——免田栄氏夫妻を囲んで
「歴史」になった3通の文書
「あっちで覚えた」
免田さんの年金問題

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