▼ [メタル]Secret Sphere & Trick or TreatのJapan Tourの名古屋公演に行ってきた
2015年にまさかの来日公演が実現し、尚且つビザ関係の手続きミスで無料ライブとなってしまったSecret Sphereが再び来日ツアーを実施。
今回のサポートアクトは同郷イタリアの新鋭バンドTrick or Treatで、恥ずかしながら全くノーチェックだったのだけど、YouTubeで公開しているオフィシャルビデオクリップを視聴してみたら、これが初期Sonata ArcticaやCain's Offeringの流れを汲むメロディアスな楽曲で大変かっこいい! 最初は「Secret Sphereは前回見たし、今回はスルーで良いかな?」と考えていたのだが、「Trick or Treatが見たい!」と考えを改め、チケット取って行く事にしたのだった。最新作の「Rabbits' Hill Pt. 2」だけライブ予習用に購入した。流通数が少ないのか、他の作品が手に入らない......。
会場の客入りは上々
会場はClub 3STAR今池。少し半地下に入ったライブハウスで携帯電話の電波がやや入りづらい環境ではあるが、客席向けに無料Wi-Fiスポットも開放されており、悪くない場所である。ドリンクチケットと交換できるビールがスーパードライ350ml缶だった点だけは個人的に許せない。
前売りチケット代6,500円 + ドリンク代600円で、知名度の割になかなか強気かな〜と思われたものの、客入りは上々で、僕が仕事を片付けて会場入りした18:30には150人くらい入りそうなフロアがまぁまぁ埋まっていた。ちょうどオープニングアクトをしていた日本のバンドが終わったところで、物販で日本ではなかなか入手できないTrick or Treatの過去作品を買ってからフロアに移動したら、ちょうど良い時間であった。
Trick or Treat
さて、Trick or Treatである。僕にとっては今回はこちらのバンドが目的だったので、最初からクライマックスという感じ。19:00スタートくらい。
- オープニング2曲はRabbits' Hill Pt. 2収録のThe Black Rabbit Of Death〜Cloudriderという流れ。
- どちらもアルバムのハイライトと言える曲で、「きっとやるよね〜」と事前に思っていた曲を予想通りにやってくれて嬉しい。
- ボーカリストのアレッサンドロ・コンティは往年のマイケル・キスク(ex. Helloween)を彷彿とさせる伸びやかなハイトーン・スタイルで、聴いてて気持ちがいい。
- 分裂したRhapsodyのLuca Turilli's Rhapsodyでもボーカルを務めている実力派シンガーのようだ。
- 二の腕がムキムキで、喉だけでなく肉体も鍛え抜かれているようである。
- 過去作品の曲ではゲストシンガーとしてSecret Sphereのミケーレ・ルッピをステージ上に招いて共演していた。
- ツインリードを務めるギド・ベネデッティとルカ・ヴェントゥレッリのコンビは、呼吸も抜群で、とにかく楽しそうだった。
- 往年のキーパー時代Helloweenも、もし生でライブを観ていたら、きっとカイ・ハンセンとマイケル・ヴァイカートもこんなコンビだったんだろうな〜と楽しい気持ちになった。
- ベーシストであるレオネ・ヴィラニ・コンティというダンディな人が6弦ベースでスーパーマリオブラザーズ1-1ステージ〜1-2ステージを独奏していた。
- 全体的にSEとしてレトロゲームの音楽を鳴らしていたり、レトロゲーム好きメンバーが多いバンドなのかも知れない。
- マリオの他にも、日本ファン向けサービス(?)としてペガサス幻想を日本語で1番だけ歌って、そこから最新作のキラー・チューンであるThe Great Escapeへ流れ込んで悶絶だった。
- とにかくメンバー全員が仲良さそうで、見ていて楽しいライブだった。今日はサポートアクトで1時間ほどのライブだったけど、もっとビッグネームになって行って、大きな会場でもやって欲しいなぁ。
[画像:【写真】演奏終了後のTrick or Treat]
Secret Sphere
2年連続での来日公演となったSecret Sphere、やはり彼ら目当ての人が多いのか、客席はさらに密度を増して、バンドTを着た人も多くなった。
- セットリストは昨年とあまり変わっていない気がする。
- 新作を出してないんだっけか。ミケーレ・ルッピ加入後の曲が中心。
- 日本で人気のある2ndアルバム「A Time Never Come」からは、LegendとOblivionの2曲が披露された。どちらも人気曲で、良いチョイスだったと思われる。
- 去年も観ててビックリした左利きギタリストのマルコ・パストリーノの、もはやサポートとしは思えぬ異常にウマい歌唱力も健在。
- 超絶シンガーであるミケーレ・ルッピに加えて、このマルコ・パストリーノも全く音程を外さないので、実質ツインボーカル状態なんだよね。そりゃライブ映えもする。
- Trick or Treatはエネルギッシュでメンバー全員が楽しそうなところが良かったのと比べると、Secret Sphereは1段上のレベルというか全員がプロフェッショナルでかつ余裕がある感じだった。
- ミケーレ・ルッピが終始ご機嫌で、客席にダイブするわ、Trick or Treatのアレッサンドロ・コンティまでダイブさせちゃうわ、こういう破天荒なキャラクター性も、彼の魅力なのかも知れない。
ライブ終了後は、ドリンクバーになってるエリアでMeet & Greetとなってて、どちらのバンドもかなりフリーダムな雰囲気で撮影に応じており、「英会話できるようになりてぇ......」と思った。テイクアピクチャー以外何も出て来んわ。
[画像:【写真】演奏終了後のSecret Sphere]
耳栓を使ってみたら非常に調子がよい
何かのステマ記事を見かけて気になってて、騙されたと思ってAmazonでポチっと購入した耳栓を今回のライブで初めて着用してみたところ、嘘みたいに調子がよい。
今までメタル系のライブに行くと、爆音で翌日は耳が詰まった感じに聞こえることがあって、ずっと悩まされてたんだよね。それが全く起きなくなった。もっと早く耳栓を買っておくべきだったな......。Amazonで買ったやつは携行用のケースも付属しており、なかなか便利です。
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