▼ [メタル]Edguy / Unisonic JAPAN TOUR 2014の名古屋公演を見てきた
ヨーロッパでは押しも押されぬ人気となったメロディックパワーメタルの雄Edguyと、そのEdguyに多大な影響を与えたHelloweenの元メンバーであるカイとキスクを中心とするUnisonicのダブルヘッドライナー来日ツアーを見てきた。
それなりに豪華な組み合わせとは言ってもチケット前売り9,000円もするので、若干迷ったが......。
会場は今池にある名古屋ボトムライン。スタンディングでキャパ750-800名のうち7割は埋まっていたと感じたので、平日だけどなかなか盛況だったみたい。自分は会社帰りの開場直前に着いたのだけど、メタルTシャツ着てる人がかなり多いと感じた。皆どこで着替えてんの。
Edguy
- なんと来日ツアーは10年以上振り。
- 俺は幸運にも前回の来日も見ているのだった。エッヘン。
- バンドの中心メンバーであるボーカリストのトビアスは、サイドプロジェクト「TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA」で何度か来日していたけど、あれは東京でしかライブやってくれないし。
- 演奏はすっかり円熟味があって、ドイツのベテランバンドらしく、メンバーが揃ってバンギングしながら演奏したりと連携ばっちり。トビアスも上機嫌で長いMCや客席とのやり取りを披露。
- セットリストは2014年の新作中心ながら、東京2日間の公演では演奏されなかった初期の大名曲Fairytaleがサプライズ演奏されるなど憎い選曲。アンコールでもこれまた初期の代表曲Babylonが披露され、大いに盛り上がった。
- ドイツ本国やヨーロッパでは明らかにEdguyの方が知名度も人気もあるんだろうけど、ここ日本でのUnisonic待ち望まれっぷりを読んでか、あくまで前座に徹して彼らをリスペクトするMCしている辺り、プロだなぁと感心した。
Unisonic
- 「Helloweenさしさ」の感じられるスピードメタル曲Your Time Has Comeから始まる自信作2ndアルバムを引っ提げて2回目の来日公演。
- 全体的な印象は2012年の来日公演時と余り変化無し。今回はデニス・ワードが前面に出たりと、メンバー間の結束は強まったように見えたかな?
- 注目のキスクは、前回よりは自然体で振る舞っているように見えるものの、やはり高音は少し苦しそうだし、声量も元々多い方ではないため、今年にPrimal Fearラルフの超絶ハイトーンを生で見てしまった後では、やはりインパクトが......。
- 一方でカイは今回も純粋にギタリストとしてライブを楽しんでいた印象。何だかんだで1番目立っていたように見えた。
- HelloweenクラシックナンバーからはMarch Of TimeとI Want Outを披露。I Want OutはGamma Rayでもやってるし、正直もう良いかなと。
全体として楽しめたのだけど、もうちょっとEdguyを長く見たかったかなというライブだった。