2025年09月13日
「日本語教師のための読書革命」印刷版出版のお知らせ
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今週は2つお知らせがあります。
まず1つ目は先週お知らせした日本語教師のための読書革命の本の印刷版が出版されました。日本語教師の方の中でなかなか本が読めないという方が、実は僕の想定していたよりもかなり多くいらっしゃるということが、以下のアンケートで明らかになってから、こういう本は書かなければならないと思っていました。ですので、この本に関しましては著者の利益なしという設定にしています。皆様のお役に立てることを願っております。
「日本語教師のための読書革命: 「耳読み」があなたの人生と日本語教育を変える (冒険新書)」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FPCXNNLW
実は先ほど気がついたのですが、さっそくこんなレビューが寄せられていました。
SNSでと違って、出版は本当にこういうフィードバックが全くないので、このようにレビューがつくのはとてもありがたいです。以下引用です。
引用ここまで。ありがとうございました!
さて、それからもう1つは語学学習アプリ duolingo の多言語化です。これまでこのアプリで日本語が勉強できるのは、英語と中国語のユーザーだけでした。他の言語を使って勉強している人は日本語を選ぶことができなかったのです。
しかし、今回語学学習アプリ duolingo が AI を使って他言語展開をした結果、採用されている他の全ての言語で日本語が学べるようになりました。今回、国際交流基金の海外日本語教育機関調査の2024年度版が公開学習アプリ duolingo の学習者数を計算してみました。
現在のところこのアプリで日本語を勉強している人は3572万人になります。この数字は登録日本語教院の試験に出ますから覚えておきましょう。言語別のランキングはいいかの通りです。
これはduolingo の以下のページで自分の使う言語を選ぶと、自分が学ぶ言語の選択肢が現れますから、どなたでも確認できます。
https://www.duolingo.com/register
エビデンスというほどでもありませんが、念のため僕が画面をスクリーンショットして、AI に解読してもらった時のリンクも共有しておきます。
https://gemini.google.com/share/4b263b20488b
言語別のランキングは以下のとおりです。
Duolingoで日本語を勉強しているアクティブユーザーの数を、そのユーザーの使っている言語で順位付けをしたデータです。
たとえば一行目は英語を使って日本語を学んでいるユーザーの数です。
英語: 24,400,000
中国語: 7,280,000
スペイン語: 711,000
ポルトガル語: 483,000
韓国: 335,000
インドネシア語: 332,000
フランス語: 277,000
ロシア語: 267,000
ベトナム語: 247,000
ヒンディー語: 234,000
ドイツ語: 178,000
タミル語: 176,000
アラビア語: 175,000
トルコ語: 109,000
タガログ語: 95,700
イタリア語: 94,400
タイ語: 81,800
ポーランド語: 77,500
オランダ語: 33,600
チェコ語: 29,600
ウクライナ語: 26,100
ハンガリー語: 18,000
スウェーデン語: 17,500
ルーマニア語: 16,100
ベンガル語: 12,900
テルグ語: 9,040
ギリシャ語: 8,470
さて、国際交流基金の海外日本語教育機関調査が10日ほど前に公開されたことをすでにお伝えしました。
いつも同じことを申し上げて恐縮なのですが、今でも多くの間違いが見られるので、もう一度確認しておきます。
この調査を引用して、「世界の日本語学習者数は400万人である」とか書く人がこれから出てくると思いますが、それは間違いです。
まず第1にこの調査は海外日本語教育期間調査なので、学校などで勉強している人たちだけが対象です。語学学習アプリ duolingo で勉強している人は当然入っていません。
第2にこれは海外日本語教育機関調査なので、日本の国内で第2言語として日本語を勉強している人たちも参入されていません。この点については、文化庁が毎年行っている調査がありますので、世界の日本語学習者数を知りたい人はそちらも多少は参考になるかもしれません。
そして冒険は続く。
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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?
さて、今週は2つお知らせがあります。
まず1つ目は先週お知らせした日本語教師のための読書革命の本の印刷版が出版されました。日本語教師の方の中でなかなか本が読めないという方が、実は僕の想定していたよりもかなり多くいらっしゃるということが、以下のアンケートで明らかになってから、こういう本は書かなければならないと思っていました。ですので、この本に関しましては著者の利益なしという設定にしています。皆様のお役に立てることを願っております。
「日本語教師のための読書革命: 「耳読み」があなたの人生と日本語教育を変える (冒険新書)」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FPCXNNLW
実は先ほど気がついたのですが、さっそくこんなレビューが寄せられていました。
SNSでと違って、出版は本当にこういうフィードバックが全くないので、このようにレビューがつくのはとてもありがたいです。以下引用です。
この本が「専門書へと近づくための大切な足がかり」となったことを一番強く感じています。
こういう仕事をしていながらも、実は専門書を読むのが苦手で、それどころか本を読むこと自体も得意ではありません。そんな自分にとって、この本には専門書を読むための足がかりとなるヒントや参考になる本がたくさん紹介されていて、とても助けられました。
印象的だったのは、オーディオを使って読むという方法です。何かをしながら一日中聞くというスタイルは、実際にやってみると決して簡単ではありませんでしたが、新しい気づきを得られる体験でした。
こうした本を書いてくださった著者に、感謝の気持ちでいっぱいです。
引用ここまで。ありがとうございました!
さて、それからもう1つは語学学習アプリ duolingo の多言語化です。これまでこのアプリで日本語が勉強できるのは、英語と中国語のユーザーだけでした。他の言語を使って勉強している人は日本語を選ぶことができなかったのです。
しかし、今回語学学習アプリ duolingo が AI を使って他言語展開をした結果、採用されている他の全ての言語で日本語が学べるようになりました。今回、国際交流基金の海外日本語教育機関調査の2024年度版が公開学習アプリ duolingo の学習者数を計算してみました。
現在のところこのアプリで日本語を勉強している人は3572万人になります。この数字は登録日本語教院の試験に出ますから覚えておきましょう。言語別のランキングはいいかの通りです。
これはduolingo の以下のページで自分の使う言語を選ぶと、自分が学ぶ言語の選択肢が現れますから、どなたでも確認できます。
https://www.duolingo.com/register
エビデンスというほどでもありませんが、念のため僕が画面をスクリーンショットして、AI に解読してもらった時のリンクも共有しておきます。
https://gemini.google.com/share/4b263b20488b
言語別のランキングは以下のとおりです。
Duolingoで日本語を勉強しているアクティブユーザーの数を、そのユーザーの使っている言語で順位付けをしたデータです。
たとえば一行目は英語を使って日本語を学んでいるユーザーの数です。
英語: 24,400,000
中国語: 7,280,000
スペイン語: 711,000
ポルトガル語: 483,000
韓国: 335,000
インドネシア語: 332,000
フランス語: 277,000
ロシア語: 267,000
ベトナム語: 247,000
ヒンディー語: 234,000
ドイツ語: 178,000
タミル語: 176,000
アラビア語: 175,000
トルコ語: 109,000
タガログ語: 95,700
イタリア語: 94,400
タイ語: 81,800
ポーランド語: 77,500
オランダ語: 33,600
チェコ語: 29,600
ウクライナ語: 26,100
ハンガリー語: 18,000
スウェーデン語: 17,500
ルーマニア語: 16,100
ベンガル語: 12,900
テルグ語: 9,040
ギリシャ語: 8,470
さて、国際交流基金の海外日本語教育機関調査が10日ほど前に公開されたことをすでにお伝えしました。
いつも同じことを申し上げて恐縮なのですが、今でも多くの間違いが見られるので、もう一度確認しておきます。
この調査を引用して、「世界の日本語学習者数は400万人である」とか書く人がこれから出てくると思いますが、それは間違いです。
まず第1にこの調査は海外日本語教育期間調査なので、学校などで勉強している人たちだけが対象です。語学学習アプリ duolingo で勉強している人は当然入っていません。
第2にこれは海外日本語教育機関調査なので、日本の国内で第2言語として日本語を勉強している人たちも参入されていません。この点については、文化庁が毎年行っている調査がありますので、世界の日本語学習者数を知りたい人はそちらも多少は参考になるかもしれません。
そして冒険は続く。
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