ダム写真
028472 灰エース
053882 Dam master
053916 Dam master
053927 Dam master
081236 安河内孝
085075 だい
086998 こたろう
085076 だい
どんなダム
日本一高いロックフィルダム。
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東洋一の規模のロックフィルダムとも称される。堤高176m。ロックフィルダムとしては日本一高い。全ダムを通じても、黒部ダムに次ぎ第2位。また、堤体積は既設のダムの中では奈良俣ダムに次ぐ。とにかく大きい。
揚水発電の上池
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高瀬ダムは発電専用のダム。揚水発電の上池で、下池の七倉ダムとの落差230mを利用し、地下の新高瀬川発電所で発電している。1979年6月運転開始、最大出力は128万kW。
[写真](撮影:Dam master)
巨大なスキージャンプ式洪水吐
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右岸側に洪水吐があるが、これが巨大なスキージャンプ式。放流の時は多分豪快だろう。
[写真](撮影:あつだむ宣言!)
高瀬渓谷の中にたたずむ美しいダム湖
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高瀬渓谷には、上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムの3ダムが続いている。高瀬ダムのダム湖は残雪、新緑、紅葉など四季折々に素晴らしい景観を見せる。そこに、巨大なロックフィルダムがある。ダム湖は、まだ名前がないようだ。
[写真](撮影:Dam master)
曽野綾子「湖水誕生」の舞台
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高瀬、七倉両ダムの建設に情熱をかけた技術者たちの真摯な姿を、曽野綾子は『湖水誕生』(昭和60年)で小説化した。技術者たちと、夫不在の家族たちの生活群像を描く。ダム現場に7年間も通いつづけ徹底的に取材したという。
自家用車では行けない
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七倉ダムの上流は東京電力の管理用道路になっていて、その先にある高瀬ダムは一般の車では行くことができない。麓にある高瀬川テプコ館の見学ツアーに参加するか、公認タクシーを利用するか、あるいは徒歩でいくしかない。歩いて1時間程度のようだ。
シリーズ ダム百選 投票から
第 1 回 『 もう1度行きたいダム 』
■しかく 見学会で一度行ったのですが、天端の滞在時間が30分しかなかったので、今度は見学会じゃなく自力で登って、天端からの眺めを堪能したいです。 (31〜40歳 男)
■しかく 今まで訪れたダムの中で、ダントツの「非現実感」。乗用車では辿り着けない山奥に佇む176mを誇る岩の山という、およそ地上の風景とは思えないところが最大の魅力。ダムを見て笑うことしかできなかったのは、このダムが初めてです。翌日に訪れたお隣の「開かれた観光ダム」黒部ダムとの対比も相まって、孤高の存在を誇示しながら、予想以上のスピードで進む堆砂状況による悲壮感を漂わせているところも惹かれるところ。 (21〜30歳 男)
第 2 回 『 紅葉がきれいなダム 』
■しかく エメラルドグリーンの貯水池の湖面、空の青さと雲の白、そこに紅葉が見事に映える壮大な景色がダムサイトに広がります。紅葉の山肌の奥に見える槍ヶ岳も見事です。 (31〜40歳 男)
河川
信濃川水系高瀬川
目的/型式
P/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積
176m/362m/11590千m3
流域面積/湛水面積
131km2
(
全て直接流域
)
/178ha
総貯水容量/有効貯水容量
76200千m3/16200千m3
ダム事業者
東京電力(株)
本体施工者
前田建設工業
着手/竣工
1970/1979
ダム湖名
高瀬湖
(たかせこ)
ランダム情報
【ダム湖百選】(財)ダム水源池環境整備センターのダム湖百選に選定される(平成17年3月16日公表)
参考資料
■しかく高瀬・七倉ダムの計測システムについて 東京電力?轄p」川水力総事務所 副所長 岩 片 透
【第4回ダム施工技術講習会(昭和53年11月29日)】
■しかく新映画「あけゆく谷間(高瀬ダム総集編)」 提供 東京電力株式会社
【第7回ダム施工技術講習会(昭和55年07月03日)】
関連書籍
■しかく曽野綾子 『湖水誕生 (上・下)』 中央公論社 1985
諸元等データの変遷
【06最終→07当初】河川名[高瀬川→小矢部川]
【07当初→07最終】河川名[小矢部川→高瀬川]
【11最終→12当初】着手[1969→1970]
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