2008年11月

2008年11月17日 (月)

BEANSプロジェクトの最新動向について

(MMC-MIF-BEANSマンスリーニュース20年11月号からの転載)

去る10月20日(月)に第二回BEANSプロジェクト推進委員会が開催されました。
本委員会は、プロジェクト研究開発項目の進捗状況報告や研究開発項目間の調整を行ったり、また各種委員会活動を報告するなどプロジェクトマネジメントの場です。第一回目はプロジェクトの運営方針や研究テーマの確認とスケジュール調整が主な議題でしたが、今回はプロジェクトが開始され4か月が経過しましたので、各研究センターから研究課題毎に4半期報告をして頂きました。現時点では、プロジェクト全体の研究活動や経費執行は実施計画にそって順調に進展していることが確認されました。本年度の各研究センターの研究活動は研究環境の整備や大型の研究設備と機器の導入設置がほとんどを占めます。そのためにBEANSプロジェクト専用クリールームの設置やここで使用する製造プロセス装置、評価・計測機器の購入に注力をして、ほぼ計画通り進展しました。また研究テーマの方は既存の研究機器を用いて予備実験を始めています。この結果、早くもBEANSとして特徴ある研究成果が生まれて来ています。総じて、各センターとも良い研究スタートが切れたのではないかと思っております。以下に研究センターごとにその研究トピックスをご紹介します。

(Life BEANSセンター)
生化学実験システムや大型研究設備の導入がほぼ終了、製膜装置、エッチング装置を収容できるBEANS専用クリーンルームを来年2月の完成にむけて建設の準備中。
10月沖縄センサー・シンポジウムのBEANSセッションにてLife BEANSテーマを紹介。
脂質二重膜の安定化、蛍光ゲルビーズ、ハイドロゲルの機能化プロセスの予備実験に着手。
(Life BEANS九州センター)
BEANS専用実験室に有機合成、SEM,ナノミスト製膜などBEANS関連設備の導入を完了。
有機材料を用いたナノ形成プロセスとしてナノドットの形成に初めて成功。
(3D BEANSセンター)
BEANS専用クリーンルームに設置予定の超低損傷エッチング装置の仕様検討が終了、超臨界製膜装置など研究設備の実験立ち上げが進行中。
トライポロジー、ナノ粒子配列、化合物ナノドット製膜などナノ構造に関する基礎実験に着手。
(3D BEANS滋賀センター)
ナノ構造加工装置の仕様検討、発注が完了、宇宙用ナノ構造作成フィルターのナノ構造設計とその特性予測シミュレーションを試行。
(Macro BEANSセンター)
BEANS専用クリーンルームの設置工事ならび大型研究機器類の導入が進行中。
スプレー法による大面積自己組織膜、連続高品位機能膜被覆プロセス、中空繊維状基材内への微細構造作成プロセスなどの基礎検討に着手。

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2008年11月 6日 (木)

もう一つのBEANSプロジェクト(その4)

しばらくぶりにBEANS(豆の木)の成長について報告いたします。今回は、文章にするよりも写真にて豆の木の成長ぶりを紹介させていただきます。前回(その3)との違いがわかったでしょうか?(BEANS研究所 町田 進)

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2008年11月 6日 (木) 豆の木 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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