埼玉県自然学習センター 北本自然観察公園
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今日の北本自然観察公園〜公園日記〜
【2025年11月30日(日)】
夕暮れ
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11月最後の開館日。明日から師走です。今年も残すところあと一か月か...と、何だかしみじみとしたスタッフの気持ちに寄り添うかのような、穏やかな夕暮れとなりました(写真)。
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今日の「定例自然かんさつ会」のテーマは、土の中の小さな生きもの観察。スコップと虫めがねを持って公園に出かけ、ふかふかの落ち葉の下にたまった朽ち木や土をすくって、生きもの探しをしました。日当たりがよく乾燥した場所にいたのは、ウスバカゲロウの仲間の幼虫(通称アリジゴク)や、トビムシの仲間など。湿った場所では、越冬中のオオヒラタシデムシやのほか、アカムカデなどを発見! 普段なかなか目にする機会がない土壌生物たちをじっくり観察できました。
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★野鳥情報★ かわせみ池にカワセミがいました。
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【2025年11月29日(土)】
高尾の池
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雲ひとつない青空(写真)。午前中は強く冷たい風が木々の落葉を早めました。見通しが良くなったこともあり、小鳥たちがよく観察できました。標柱3〜4番ではメジロやシジュウカラ、ヤマガラの混群。かわせみ池の近くではエナガの群れや、昨日に引き続きリュウキュウサンショウクイも登場。クワの枝からクワエダシャクの幼虫を探して食べていました。
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標柱16番の奥にあるムクノキは、まだ葉が多く残っていました。緑から黄色のグラデーションもさることながら、ナミガタチビタマムシの特徴的な食べあとも美しく、自然の生み出す芸術にしばし見惚れてしまいました。
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【2025年11月28日(金)】
落葉進むケヤキ
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少し前まで黄葉が見頃だった標柱15番のケヤキ。一気に落葉が進み、周囲はふかふかの絨毯のようになっていました(写真)。幹で歩き回っていたのは、ナミテントウやメダカチビカワゴミムシ。また、標柱9〜10番では、全身が淡褐色に変色した越冬型のホソミイトトンボを発見! 最高気温は20°C近くまで上がり、昆虫たちが活動しました。
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標柱5〜6番の斜面林では、毎年多くのヤブコウジが赤い実を付けるのですが、残念ながら今シーズンはとても少ないです。代わってそこにあったのは、一回り大きな赤い実。最初は何の実かわからなかったのですが、枯れ残った葉を広げてみてようやくサルトリイバラとわかりました。
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★野鳥情報★ 標柱10番のサワラの木にリュウキュウサンショウクイが3羽いました。また、標柱21番の近くでシロハラが見られました。
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【2025年11月27日(木)】
ヒラタケ
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標柱5番付近の湿地沿いにあるクヌギの枯木には、今年、季節ごとに様々なきのこが生えていました。ひと月前まではシダレハナビタケが出ていましたが、今日は背伸びしても届かないくらいの高いところからヒラタケが生えていました。以前は「しめじ」の名でスーパーでも販売されていた、食卓でもお馴染みの種類。「寒茸」ともよばれ、冬を代表するきのこのです。
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(株)SUBARUのみなさまと5月に続いて湿地整備を行いました。目標種であるヒメアカネやニホンアカガエルの産卵に適した浅い水辺を維持するため、重たい泥を掘って運搬。合間にはカヤネズミの古巣やケラの観察も楽しみました。ご協力ありがとうございました!
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ふれあい橋の欄干に止まっていた2cmほどのガ。前翅の黒い三角が特徴のカシワキボシキリガでした。晩秋から初冬に羽化し、春まで成虫が見られます。夜間に樹液などにやって来るため、昼間に見つけようと思うとちょっと大変。ラッキーな出会いでした。
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【2025年11月26日(水)】
園内管理作業・朝もやの湿地
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ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、公園の駐車場奥のマダケ林の整備を実施しました。先日の作業の続きです。竹を切り倒す、運ぶ、枝葉を落として短く切るの3グループに分かれて進めました(写真)。切る竹が多く、慣れた15人ものボランティアの方々と一緒でもかなり大変でしたが、おかげさまで最終的に約800kgの竹を搬出完了。ご協力ありがとうございました!
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昨日の雨で潤った湿地に陽の光が差し込むと、立ち昇った朝もやで幻想的な風景に(写真をクリック)。肌で感じるほど湿った空気は、落ち葉の香りが普段よりもずっと濃く感じられました。ヨシ原では露に濡れた体を温めるコバネイナゴやツヤアオカメムシが見られました。
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★野鳥情報★ 公民館口の近くにキセキレイがいました。
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【2025年11月24日(月)】
タシギ
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来園者の方から「八ツ橋にタシギがいたよ」と教えていただき向かうと、ミクリの根元で2羽のタシギがじっとしているのを発見できました。例年、ヨシ刈りが終わった頃に数羽の群れがやって来ますが、今年は早い登場。緑と朽葉色の背景の中、真冬とはまた違った印象でした(写真)。
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11月も終盤ですが、今日は風もなく小春日和となりました。朝は常緑樹の葉裏でじっとしていたウラギンシジミも、昼頃には活発に飛びまわり、標柱1番付近では翅をひろげる姿も見られました。
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【2025年11月23日(日)】
キッズ生きもの研究室
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小学校4〜6年生対象の連続講座「キッズ生きもの研究室」の最終回。「守ろう! わたしたちの自然」をテーマに、4月に設置したプランタービオトープを解体し、生きものの調査を行いました(写真)。たくさんのシオカラトンボのヤゴのほか、ヒメゲンゴロウ、マメゲンゴロウなどが見つかり、肉食の水生昆虫も多数くらせる環境になっていたことがわかりました。「竹の棒を立てたらもっとトンボが集まりやすくなるかな?」「ヘビやトカゲもすめるように石を積んだらよさそう!」など、より多様な生きものを呼ぶためにどんな工夫をしたいか、みんなで意見を出し合いました。
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落葉も黄葉も真っ盛り! 八ツ橋から林を見渡すと、コナラやウワミズザクラの褐色や橙色、まだ緑を残したミズキなど、色とりどりの光景が広がっていました。また、センターの周辺では、ノイバラやマユミ、シロダモの赤い実も彩りを添えていました。
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夕方、かわせみ池の近くにオスのシカが1頭いました。もし見かけても近付かずに見守りましょう。
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【2025年11月22日(土)】
清水建設株式会社・コサギの黄色い趾
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清水建設株式会社のみなさまが、今年も社会貢献活動に来てくださいました。今回は公園の駐車場奥に広がるマダケ林の整備を実施。人の立ち入りを制限している野生生物のための保全エリアです。何年も手を付けられずうっそうとしていた場所を元の明るい環境に戻すべく、80本以上の竹を切り倒しました。特に大変だったのが枝を一本一本落とす作業で、終わるころには汗びっしょり。また、一緒に参加してくれた子どもたちは竹のけん玉作りを行いました。ご協力ありがとうございました!
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高尾の池に白いサギが2羽いました。始めはヨシの陰にいたためどちらもダイサギかと思ったのですが、歩いて出てきたところを見ると、おやっ? 大きさと嘴の色が違う? 小さくて嘴が黒い方はコサギでした。しばらくするとコサギが刈ったヨシの上に乗っかったため、ほかの白いサギとの決定的な違いである黄色い趾(あしゆび:写真をクリック!)もしっかりと確認できました。
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【2025年11月21日(金)】
クロスズメバチのオス
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少し気温が上がってきた正午まえ、標柱7番〜南口間の草の上に止まったクロスズメバチのオスを見つけました(写真)。スズメバチやアシナガバチの仲間は、メスよりオスの方が触角が長いのが特徴。さらにクロスズメバチの場合、腹部の白線がメスでは5本なのに対しオスでは6本あるので、一見してわかりました。冬を越せるのは女王バチだけ。オスにとってはもう残り少ない日々なのです。
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ちょうどセンターの上空で、ハシブトガラスとツミが絡み合ってバトルを繰り広げていました! しかも、ちょっかいを出しているのは体の小さなツミの方。ずいぶんと気が強いなあ。
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★野鳥情報★ 地蔵口付近でヒガラの数羽の群れが木の高いところを飛び回っていました。
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【2025年11月20日(木)】
木道の風景と顔
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虫たちが命をつないでいます。子供公園口で見つけたのはオオカマキリの卵鞘。あんなにたくさんいたジョロウグモの成虫もいつの間にか姿を消して、かわりに白い糸で覆われた卵塊が、ウメの幹やクワの葉で見つかるようになってきました。木道を巡視中にふと振り返ると、家主不在のクモの網に引っかかった葉っぱが2枚、ふわりと宙に浮かんで留まっていました(写真)。黒くシルエットになった葉っぱが「目」、下の木々が「もじゃもじゃのひげ」みたい!? スタッフにはダンディな顔に見えたのですが、みなさんはいかがでしょうか...?
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昨日のアオハダに続き、今日は標柱15番のヒサカキのレストランが盛況でした。チュリチュリ...♪ という鳴き声と共に現れたのはメジロの群れ。上へ下へと絶え間なく動き回りながら、なんともアクロバティックな体勢で、藍色に熟した実をついばんでいました。
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【2025年11月19日(水)】
狭山市立水富小学校
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各地で今季一番の冷え込みとなった今朝。公園には初霜が降りました。乾いた空気に時折吹く北風が、種子の旅立ちにはもってこいのコンディション。こぼれ落ちたガマの穂綿や、綿毛が飛んだあとのスカスカのヨシの穂が、湿地のそこかしこで見られました。巡視中のスタッフの肩には、パチン! という音とともに弾け飛んだツルマメの種子がぶつかってきました。
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狭山市立水富小学校2年生が校外学習のため来園しました。草地ではコバネイナゴやアキアカネを手に乗せてじっくりと観察。林では上から落ちてくる葉っぱキャッチや、クヌギ・クワ・ムクノキなどの様々な種類の葉っぱ集めに挑戦し、身体も頭も活発に動かしました(写真)。最後には「自然の学校たのしい〜!」「虫が苦手だったけどかわいいと思えてよかった」などの声が聞かれました。
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季節は紅葉&黄葉から落葉へ。今年は進みが少し早いようです。標柱16番のイチョウとエノキが黄金色に輝くなか、すでに実だけになった標柱3〜5番間のアオハダには、ヒヨドリとツグミが集まっていました。
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【2025年11月18日(火)】
みどりの活動講習会
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埼玉県主催の「みどりの活動講習会」が開催されました(写真)。環境アドバイザーの方など自然に携わるみなさまが集まり、身近な危険生物について学びを深めました。室内講義の後野外へ出かけ、ハチの巣がどんな場所に作られるかを解説。「スズメバチの巣は一年しか使われないんですね」「クマバチがおとなしいハチとは知らなかった」などの声があがりました。まず相手を知ることで適切な距離を保ち、共存する方法をお伝えしました。
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センター前で見つけたウスタビガの繭。いつ羽化するかな? と、11月に入ってから毎日気になっていました。そっと手に取ると、おや? 明らかに軽い! 上部の隙間からは蛹の殻が確認でき、寄生された痕跡もありませんでした。昨日無事に羽化したのでしょう。欲を言えば成虫の姿を目にしたかったところですが、一安心したスタッフでした。
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【2025年11月16日(日)】
ガマズミの実と紅葉
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林沿いのあちらこちらで、色付いた木の実が目にとまるようになってきました。標柱5〜6番間には、葉の陰に赤い実をつけたヤブコウジや、紅葉とあわせて見ごろを迎えたガマズミ(写真)。さらに標柱15番の近くでは、サネカズラのつやつやの集合果が見られました。また、標柱5番付近ではジャノヒゲの実も青くなり始めました。
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標柱21番近くコナラの幹でルリタテハを見つけました。ただ止まっているだけかと思いましたが、試しに近づいてみても飛ぶ様子はなし。どうやら、越冬の体勢に入っているようでした。
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★野鳥情報★ センター付近と桜土手にリュウキュウサンショウクイがいました。
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【2025年11月15日(土)】
生きものいきいき隊
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今回の生きものいきいき隊では「高尾の森のササ刈り」を実施しました(写真)。林床に生育するシュンランやギンラン、キンランなどの希少植物の生育環境を整えるため、茂ったアズマネザサやシラカシの幼木を刈り取りました。おかげさまで、すっきり明るい環境に。ご協力いただき、ありがとうございました!
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日差しが暖かく穏やかな陽気でした。昆虫が少なくなってくる時期ですが、標柱13〜14番の森沿いでは「プチプチ...」とセスジツユムシ、センター周辺のシラカシでは「チン、チン♪」とカネタタキの声が聞こえました。また、八ツ橋で耳をすますと、ヨシ原からは「ジジジジ...」とコバネササキリの鳴く微かな音。集中してその出所を探すと、ヒメガマの穂に止まる成虫が見つかりました。
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【2025年11月14日(金)】
家族で楽しむバードウォッチング
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「家族で楽しむバードウォッチング〜水鳥編〜」を開催しました(写真)。まずは、お部屋の中で双眼鏡の使い方を練習。正しい姿勢や操作のコツを学んでから出かけました。八ツ橋の池でダイサギ、マガモ、カルガモがヨシの茂みを出たり入ったりするのを見ていると、甲高い鳴き声と共に現れたのは、水辺の"アイドル"カワセミ! 長い時間同じところに止まっていてくれたので、双眼鏡よりもさらに大きく見えるスペシャルアイテム、望遠鏡でもじっくりと観察できました♪
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11月14日は「埼玉県民の日」です。公園各所で県の木、ケヤキの黄葉が見ごろを迎えています。頭上に広がる枝ぶりがじつに見事で目を奪われますが、ぜひ足元にもご注目を! 小さな実がついた小枝が見つかるはずです。一緒についている葉が翼の役割を果たし、枝ごと風に乗って種子を広げるワザありの造形。また、生長と共に変化する樹皮も本種の見所のひとつです。今日の「定例自然かんさつ会」では、参加者の方と一緒にすべすべの若いケヤキと、凸凹とした年老いたケヤキの樹皮のさわりくらべをしました。
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★野鳥情報★ センター付近の上空をハイタカが飛んでいました。
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【2025年11月13日(木)】
エサキモンキツノカメムシに集まるゲンゴロウとアメンボ
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公民館口付近の水辺の水面に落ちた1匹のエサキモンキツノカメムシ。それを食べようと集まったマメゲンゴロウとクロマメゲンゴロウ数匹、そしてヤスマツアメンボが奪い合いを繰り広げていました(写真)。スピードを生かしてカメムシを安全なところに運びたいアメンボを、ゲンゴロウが縦横無尽に水中を泳ぎ回って追いかけるという構図。みんな貴重な栄養源を逃すまいと必死です。それにしても...食べるときに匂いは気にならないのでしょうか??
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"匂い"つながりでもうひとつ! 標柱6〜7番間の園路脇にスッポンタケが生えていました。「きのこの女王」の異名を持つキヌガサタケと同じく、匂いで昆虫を誘って胞子を散布するグループのきのこです。写真を撮ろうとかがんだところ、独特の臭気が感じられました。
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【2025年11月12日(水)】
伊奈町立小針北小学校(顔不明OK)
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伊奈町立小針北小学校1年生のみなさんが校外学習のため来園(写真)。秋から冬へ、生きものたちの様子がどのように変わっていくのかを観察しました。成虫が少なくなるにつれて増えてゆくジョロウグモの卵塊に、仲良く泳ぐマガモのオスとメス。真っ赤に熟したカラスウリの実の前では「カキかな?」「マンゴーじゃない!?」と、色々な果物の名前が飛び出しましたが、名前がわかったあとは「知ってる! 前に習った歌に出てきたよ」と、納得の表情。学校での学習とうまくつながったようです。
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二十四節気をさらに細かく分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、今日から5日間を「地始凍(ちはじめてこおる)」とあらわしますが...。青空が広がり日向の地面はぽかぽか♪ ウラギンシジミやキタテハなどの成虫越冬のチョウたちが翅を広げていました。そして、標柱16番のクズの葉ではコミスジの幼虫を発見。こちらは幼虫のまま越冬するチョウで、春に成虫になります。
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【2025年11月11日(火)】
倒伏したエドヒガンザクラ
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写真は、6年前に倒伏したエドヒガンザクラの現在です。季節ごとに様々な生きものたちのすみかになっています。幹の上には落ち葉が積もり、その間から伸びていたのはハナタデやコセンダングサ。這うように広がるコナスビの丸い葉は赤紫に色づき、傍らには小さな花と蕾も見られました。
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標柱16番のススキの穂を撮影しようと近づくと、淡い赤褐色のアブラムシがついていました。大きさは3mmほど。見慣れない種類だなあ、と調べてみると、どうやらアブラススキヒゲナガアブラムシのようでした。図鑑によると姿を現すのは10月頃から。周りの他のススキの穂にもついていました。
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★野鳥情報★ かわせみ池近くにアオゲラがいました。
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【2025年11月9日(日)】
黄葉の進む雑木林
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朝から小雨でしたが「あらかわ探検隊〜秋編〜」を決行しました。河川敷の田んぼの畔には、寒さでじっとしているトノサマバッタやアキアカネがあちらこちらに。止み間にはトビやヒバリも見られました。また、稲刈りの終わった田んぼや水路では、埼玉県では準絶滅危惧のキクモの他、オモダカなどの水辺の植物も観察できました。
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ここ数日の冷え込みでまた一段と進んだ黄葉(写真)。淡い黄色から濃い橙色まで樹種によって様々です。標柱3番のコアジサイや標柱15番のケヤキは、まだ緑色の葉を残していました。
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めだかのT字路付近のタチヤナギの枝先で「ヒッ、ヒッ」と鳴いていたジョウビタキのメス。写真を撮っていたら、モズがやってきて代わりに枝に止まってくれました。
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【2025年11月8日(土)】
野あそび教室「実とタネのちえ」
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野あそび教室「知ってびっくり! 実とタネのちえ」を開催(写真)。林のまわりを歩いて、風に乗ってくるくると回るイヌシデのタネや、紫色のジュースをたっぷりと蓄えて鳥をよぶヒサカキの実など、自然や野生の生きものの力を借りて旅をする植物たちを観察しました。時には人がタネを運ぶこともあるんだよ〜ということで"くっつきむし"集めにも挑戦。布をえいっと茂みに投げてから引っ張ると...イノコヅチやヌスビトハギの実が数えきれないほどくっついてきました!
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朝、標柱3〜4番間の水路が小鳥たちの水浴びスポットになっていました♪ メジロ、シジュウカラ、ヤマガラが、水路を横切る枝に集まっては次々に着水し、羽を震わせていました。翼を広げて全身しっかり浸かったり、カラスの行水よろしくパッと一瞬で済ませていなくなったり、何度も出入りを繰り返したり、その様子はいろいろ。鳥たちの個性が感じられました。
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【2025年11月7日(金)】
めだかのT字路の風景
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二十四節気の「立冬」。暦の上ではもう冬です。めだかのT字路からヨシ原を眺めると、景色の中に黄色や橙、枯草色が増えてきました(写真)。
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強い風が吹き、雑木林の木々がざわざわと音を立てていました。それでも昼頃には気温20°Cを超え、陽だまりはぽかぽかと暖か。標柱4〜5番のイヌザクラの幹には日光浴をするアカタテハ。標柱7番〜南口間では、野菊で吸蜜するイチモンジセセリやベニシジミが見られました。また、各所の園路脇で何度も出会ったのはニホンカナヘビ。もうそろそろ冬眠に入ります。
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★野鳥情報★ 高尾の池と八ツ橋の池でカワセミが見られました。八ツ橋からは何度もハンティングする様子を近くで観察できました。
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【2025年11月6日(木)】
ヤツデ
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今年も各所でキヅタやヤツデの蕾(写真)が膨らみ始めました。
花が少なくなる冬に向けて、虫たちの憩いの場になることでしょう。
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八ツ橋の手すりの上をムモンチャイロテントウが歩いていました。春〜初夏に出会う個体よりも、一層鮮やかなオレンジ色。おそらく、この時季に新成虫が羽化して越冬するのだろうとスタッフは思っています。
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★野鳥情報★ 桜土手の近くにヒガラが4羽いました。
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【2025年11月5日(水)】
アオハダ黄葉と実
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冷え込みが強くなり、黄葉が少しずつ目立つようになってきました。ヤマノイモやムクノキ。アオハダは赤い実とのコントラストがとにかく鮮やか(写真)。観察は、標柱5番付近がおすすめです。
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2023年から園内でも見かけるようになったシンジュキノカワガ。今年は食草であるニワウルシの幹だけでなく、あちらこちらで繭が作られています。今日はセンター横の車庫の壁で発見! なんと、硬そうな壁材をかじり取ってくっつけ、姿を隠していました。センター入口の柱や標柱1番の地図看板では、また違った材質の繭が見られます。
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【2025年11月3日(月)】
オオマシコ
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今日のハイライトは朝一番にやってきました! めだかのT字路に下りてきた1羽の小鳥。羽が赤みを帯びていたので、初めはベニマシコかな? と思ったのですが...。ちょっと体やくちばしが大きいような気がして、確認のために写真を撮ると、なんと正体はオオマシコ(写真)でした!! 園路から数メートル先の茂みの中でカナムグラの種子をもぐもぐ。今回が公園内初確認です。これで、公園の野鳥記録は182種になりました。
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標柱3〜4番間の雑木林の斜面に、今年もドングリキンカクキンがたくさん生えています♪ こういう小さな生きものほど、頑張って探している時には見つからないのに、ふとした拍子にひとつ発見すると、そこにも、あそこにも! と、次々に見つかるから不思議です。本日の「定例自然かんさつ会」も、きのこ多めでお届け。朽木から生えるオオゴムタケや、園路脇で胞子を飛ばすホコリタケを観察しました。
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【2025年11月2日(日)】
夕焼けのセンター
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からりとした空気の中、過ごしやすい一日となりました。めだかのT字路を歩いていると、周囲から「パチッ、パチッ」とツルマメがはじける音。ヨシに巻き付いたつるを見ると、鞘のほとんどがねじれていました。
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夕方、東や西の空が赤やピンクに染まって綺麗でした(写真)。八ツ橋から景色を眺めていると、高尾の池の方からカイツブリやモズの声が聞こえてきました。
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