北本自然観察公園日記 2007年12月
【2007年12月31日(月)】
イタチ
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遠くの山々まで見渡せる、とても寒い大晦日の朝でした。朝日に照らされて、湿地から立ち上ったもやが輝いていました。
幻想的な光景でした。
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エドヒガン方面の湿地では、イタチのハンティングの場面に出会いました(写真)。
狙うはアメリカザリガニ?アカガエル? 水底の落ち葉の中に頭をつっこみ、時には水に潜って、何度も
獲物を捕らえていました(寒いのに・・・がんばれ〜!)。食べる場面になると茂みに隠れるので、残念ながら何を
食べているのかはわかりませんでした。このところ、本当にほ乳類に出会うことが多いです。うれしいですね。
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いつも、本HP「公園日記」のご愛読、ありがとうございます。埼玉県自然学習センターは、明日以降も6日まで
毎日開館しております。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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【2007年12月30日(日)】
あられ混じりの雷雨。センター前にて
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今朝の最低気温は4°C。雨の後で、暖かな朝でした。予報では、天気が回復して晴れ間が見える・・・はずが、
お昼前に灰色の雲が広がり、あられ混じりの雷雨となりました。写真は、センター前の様子。夕方近くになってから、
やっと青空が広がりました。
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園路脇の枯れ草の上で、交尾中のヨモギハムシを見つけました。メタリックブルーをした小さな虫(甲虫)です。
その名のとおり、食草はヨモギ。ヨモギはかなり寒くなるまで枯れずに残るので、こんな時期にも見ることができます。
もうすぐ卵を産んで、一生を終えます。
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駐輪場でモズのはやにえ(モズが冬の間のエサにするために小動物を枝などに刺したもの)を観察する
ことができます。獲物はカナヘビです。ちょっと見つけづらいところにありますよ〜。
簡単に見つかるようでは、獲物を横取りされてしまうから??
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【2007年12月29日(土)】
講義室にて
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今日から、講義室を休憩所として開放しています(写真)。
昼食の方や、散歩にいらっしゃった方が暖かいお茶を飲んで、くつろいでいました。
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このところ、高尾の池で見られるカモ類はマガモ、コガモ、カルガモの3種類でしたが、今日は久し振りにヒドリガモが
3羽(オス1羽 メス2羽)飛来しました。前回の確実な記録は11/18です。その頃とは違って、もう羽根の生え替わり
もすっかり終わり、オスでは頭の白いラインが目立っていました。
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しばらく厳しい寒さが続いていましたが、今日はその寒さもゆるみ、晴れ間も見えて少し気温が上がりました。
そのせいか、ニホンミツバチが巣から活発に出入りしているのが見られました。
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【2007年12月28日(金)】
外来種のセイヨウタンポポ
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巡視中、猛禽類が食べた後と思われる痕跡を見つけました。そこには、横縞模様のお腹の羽根が残されていました。
図鑑で調べると、どうやらツミの羽根のようです。
食べたり食べられたり、猛禽類同士でも自然界では気を抜けません。
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今日の写真は、セイヨウタンポポです。
虫が受粉をしなくても、自分で種を作れるので、
冬も花を咲かせることがあります。繁殖力の強さを感じます。
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今年は、年末年始12/29〜1/3まで特別開館いたします。開館時間は朝9時〜午後4時です。
また講義室を一般開放して、四季の写真展を開催しています。
お食事や休憩等にご利用下さい。(※(注記)飲食物の販売はありません)
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【2007年12月27日(木)】
霜柱。踏んでみたい!?
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今朝も寒かったです。高尾の池が2日連続で凍ったので、カモの入りも少なめ。昨日は計10羽、本日は計22羽でした。
八ツ橋の池の氷が先に溶け始めるので、小さな水面にカモが集中します。観察にはおすすめです。
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野鳥情報:来園の方より、カヤクグリとアリスイの情報をいただきました。昨日は、オオジュリンの情報も。
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【2007年12月26日(水)】
コウヤボウキ(花が咲いたあとにできた「冠毛」です)
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来園の方から、「越冬しているオオスズメバチを見つけたよ」と教えていただきました。
樹のウロの中をのぞくと・・・いました。大きな女王バチです。
こんな外から見えるようなところで、無事越冬できるのでしょうか? 今後もそっと見守って行きたいと思います。
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昨日(25日)は休館日でしたが、スタッフ総出で大掃除をしました。
窓枠を掃除していたところ、10匹くらいでかたまっているナミテントウを発見。
もしや、12月1日の公園日記でご紹介した群れのメンバー??
テントウムシたちには申し訳ないのですが、別の場所に移動してもらいました。
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写真はコウヤボウキの綿毛。一夜堤までの園路沿いに多く見られます。
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【2007年12月24日(月・振休)】
モウソウチクの林を前に、竹を切っています
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「竹を切ろう」の2日目は、門松作りでした。
竹を斜めに切るのが難問。ふだんノコギリを使い慣れていないこともあり、みなさん苦戦していました。
今回のイベントでは、普段にも増して多くのボランティアの方々にご協力いただきました。どうもありがとうございました!!
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「ミドリシジミの舞う林プロジェクト」として、のべ29名の方のご協力により、ハンノキのたねまきを行いました。
この後、センター建物近くの日当たりの良い場所で、発芽を待ちます。
種子にとっては、冬の寒さも必要。春にどれだけ芽が出るか楽しみです(すべてが発芽するわけではないのです)。
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定例自然かんさつ会では、オオヨシキリやメジロの古巣を観察しました。上空にはツミが出現!!
青空をバックに飛ぶタカは、やっぱり絵になりますね。
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【2007年12月23日(日・祝)】
ヤマツツジの越冬芽
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竹林の拡大防止について学び、実践するイベント「竹を切ろう」の本日のテーマは、食器作り。
本来であれば、竹を切るところから始めたかったのですが、あいにくの雨模様だったので、野外のメニューは竹林の観察のみとなりました。
室内の工作では、事前にスタッフが切り出しておいたマダケを使って、コップ、お皿、おはしを作りました。
自分で作った食器を使ってお正月料理をいただくと、一段とおいしさが増すのでは!? 長く大事に使ってくださいね!
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昼頃から急速に天気が回復し、すがすがしい青空が広がりました。
本日の写真は、北里の森沿いのヤマツツジの越冬葉です。今は、秋までの葉っぱと冬芽を包む葉っぱの両方が、観察できますよ。
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今日も、タヌキが数頭、13日と同じ場所で確認できました。野鳥は、シロハラ、アカハラ、クイナ、ジョウビタキなど。
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【2007年12月22日(土)】
クズで作った輪っかを真剣に投げるお母さん
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本日のイベント「クズの輪投げであそぼう」は、材料を取りに行くところからスタート。
木にぐるぐると巻きついている、長いクズのつるを、力を合わせてひっぱりました。
集めたつるから、いろいろな大きさの輪っかを作り、いざ輪投げ勝負!
遠いところにある高得点の的へうまく掛かるたびに、歓声があがりました。
遊び終わった輪っかは、クリスマスのリースにして、もう一度楽しんで下さいね♪
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定例自然かんさつ会のテーマは野鳥観察。湿地から出てきたのは、今公園で人気のルリビタキ。林の中で枝から枝へと飛び移り、
長い間、姿を見せてくれました。他にもカワセミ、カシラダカ、シメなど色々な鳥が見られました。
心配された天気もなんとかもち、鳥に出会う感動が寒さを吹き飛ばしてくれました!
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【2007年12月21日(金)】
セグロセキレイ
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今朝の最低気温は−3.5°C。高尾の池が、全面結氷しました。
おや? 池に浮く丸太の上にカモではないものの姿を見つけました。
ミシシッピアカミミガメ(外来種、通称ミドリガメ)でした。
普通なら、この時期は冬眠しているはずです。
競争力の強い外来種、寒さにも強いのでしょうか。
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今日で、ヨシ刈りが一通り終わりました。
刈った後のヨシ原には、待ってましたとばかりにセグロセキレイをはじめ、
ツグミやジョウビタキがやってきて、地面でエサをとる姿が見られました。
また今日刈り終わった範囲(あずまや付近)では、オオヨシキリの古巣が5つ見つかりました。
意外に密度が高いことに驚きました。
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明日から、2008年1月3日まで、自然学習センター内、講義室にて「荒川図画コンクール」展示会が行われます。
すばらしい作品ばかりです。ぜひご覧下さい。
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【2007年12月20日(木)】
園内管理ボランティアのひとこま。ご協力いただいたみなさま、いつもありがとうございます。
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本日の園内管理ボランティアは、前回に引き続きウメのせん定でした。継続して実施している効果は絶大で、
予想していたよりも大幅に作業が進みました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
上を向いての作業が多かったためでしょうか?
作業中にオオタカが1羽、終了時にはノスリが2羽、上空を旋回しているのが確認できました。
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あずまや近くのクワの木に、クワコのまゆが2つくっついています(ぬけがらです)。葉っぱが無くなったので、
とっても見やすくなりました。
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【2007年12月19日(水)】
はねを閉じると幹そっくり ルリタテハ
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本日も厳しい寒さでしたが、鳥好きには熱い?1日でした。
36種類の鳥が確認されています。
巡視中、キッキッキッと声がして上を見ると、ハイタカが頭上の木にとまっていました。
小鳥を捕ろうと待ち伏せて、何度かアタックしていましたが、あえなく失敗。
厳しい冬をがんばって乗り切ってほしいです。
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「八ツ橋の池にオオバンらしき鳥がいたよ〜」という情報があり、職員2人で探しに行きました。
枯れたヨシに目をこらしましたが、残念ながら、見つかったのはバン、コガモ、クイナでした。
オオバンは、過去に数回しか確認されていないので、ぜひ証拠写真を撮りたかったのですが。。。
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写真は、ルリタテハです。よーく見て下さい。
木の幹と同化するように、うまく隠れて越冬しています。
はねを広げると輝くルリ色が見えるのですが、暖かくなる春までおあずけですね。
(画像をクリックすると「こたえ」を見ることができます)
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【2007年12月18日(火)】
カラスウリ。ツルと葉っぱが作り出した、ちょっとした演出!
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寒い朝でした。センター前に設置している最高最低温度計は、マイナス4°Cを記録! 朝、高尾の池は全面結氷していました。
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本日より、園内のヨシ原の草刈りが始まっています。本日、ふれあい橋の上流側で作業を実施したところ、
オオヨシキリの古巣が3つ見つかりました。早速、そのうちの一つを館内に展示しましたので、どうぞご覧ください。
ちょっと変わった巣材が使われているんです!
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写真は、巡視中に見つけたひとこま。標柱7番付近(子供公園方面)にて。まるで、今はやりの電飾のよう!? カラスウリのツルと葉っぱです。
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【2007年12月16日(日)】
園路から見上げると青空
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くっきりとした晴れ! しかし、風が強く寒い一日でした。
落葉がさらにすすみ、北里の森方面からも池やセンターが見えやすくなってきました。
園路から上を見上げると青空が(写真)。
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定例自然かんさつ会では、草原の中央に生えているエノキの木で、越冬しているゴマダラチョウの幼虫を
探しました。総勢30名が丁寧に落ち葉をめくったのですが・・・見つからず。
きっと、うまく枯れ葉と同化して隠れているのでしょうね。
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野鳥情報:ふれあい橋上流のカワセミは、今日も近くに止まってくれました。あずまや周辺では、
きれいな青い色をしたルリビタキの成鳥オス。木道方面では、シジュウカラの群れに混じってキクイタダキ1羽。
それらをねらうカメラマンの方々も多い一日でした。夕方には、センター付近のケヤキの木にフクロウが!
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【2007年12月15日(土)】
クワの木に取りかかる里山ボランティア参加の方々
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本日の里山ボランティアは、埼玉県の蝶「ミドリシジミ」のすみ場所づくり。
幼虫の食物であるハンノキを増やすため、とんぼ池周辺に若木を移植したほか、苗床を作りました。
苗床には今後、種をまく予定です。
また、梅林内で陽ざしをさえぎっていた、クワの伐採も行いました。
参加の方々のチームワークが良く、スムーズに作業することが出来ました。ありがとうございました。
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今日の定例自然かんさつ会は、「哺乳類を知ろう」をテーマに行いました。
キツネなどの哺乳類の頭骨標本で歯をじっくり観察。
自分の歯と比べるために、大きく口を開けながら、鏡を片手に
形や数の違いを確認しました。
深く知ることで、生きものとの出会いは、より楽しくなります。
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【2007年12月14日(金)】
枯れ木の下にいたオオゴミムシ
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昨日とは打って変わって、朝から青空が広がりました。
陽ざしは暖かかったのですが、風が強く肌寒く感じました。
巡視中に、枯れ木の下をのぞいて見つけたのは、オオゴミムシ(写真)、ムカデ、ダンゴムシなどです。
土の中は温度変化が少なく、つもった落ち葉で暖かいのでしょう。
「え!落ち葉が暖かい?」と思った方は、落ち葉プールへレッツゴー!
虫たちの気持ちが分かるかも(センター内に案内地図があります)。
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来週から、ヨシ原の草刈りを行います。
野鳥をはじめ、多くの生きもののすみかとなる、多様な湿地環境を維持するためです。
刈り取る範囲は例年と同様で、園内の看板とセンター内の掲示板にて、お知らせしています。
ご理解とご協力をお願いいたします。
くぎり線
【2007年12月13日(木)】
2階からタヌキを観察
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ひさびさの雨です。公園内も館内もとっても静かな午前中、昨日の埼玉新聞の記事(県北版「入館120万人を達成」)をご覧になったという
熊谷市にあるデイサービスセンターの方々が、来所されました。さっそく、園内の雰囲気を感じていただこうと
2階へご案内したところ、池の付近にタヌキが5頭も!! 甘噛みするようにじゃれあうなど、愛らしい仕草を見せてくれました。
ラッキーでした。周辺には、「けものみち」の形跡有り。っていうことは、今後もタヌキ観察スポットになるかな?(←期待)
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来園者が少なくても、その分鳥たちはとってもにぎやか。1時間半ほどの園内巡視の間に、
ジョウビタキやカシラダカなど20種ほどの鳥が確認できました。鳥たちの声も、あちこちから良く聞こえてきましたよ。
雨や曇りの天気でも、楽しい出会いがあるものなんですね。
くぎり線
【2007年12月12日(水)】
カナヘビ。ひなたでまったり。。。
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本日の午後、ニュースレター冬号の発送をおこないました。
いつもながら、ボランティア6名の方々の手際がよく、予定時刻より早く完了することができました。
ご協力ありがとうございます。
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樹木の落葉にくわえて、草やツル植物もだんだん枯れてきました。そんな中、目立つようになってきたのが、
外来種のセイタカアワダチソウ。ひょろひょろと高く伸びた先端に、ふわふわの綿毛につつまれた種を
びっしりとつけ、それが今にも飛んでいきそう(春から夏の間、たくさんの引き抜いたはずなのに・・・)。
あとは、鳥たちが食べ尽くしてくれるのを期待するしかない!?
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本日の写真は、カナヘビのひなたぼっこ。日中は、ぽかぽか陽気でした!
くぎり線
【2007年12月11日(火)】
ジャノヒゲの青い実
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週が明けたら、雑木林の落葉が一気に進み、公園の景色も少しずつ冬らしくなってきました。
そんな林の下で、ちょっと前まで緑色をしていたジャノヒゲの実が、ようやく鮮やかな青に変わりました。
景色がだんだんモノトーンになっていく中、ジャノヒゲの実がしばらく私たちの目を楽しませてくれるでしょう。
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とんぼ池の周りに生えているハンノキの実が開いて「小さな松ぼっくり」のようになっています。
すき間には薄っぺらなタネが入っていて、これはマヒワという鳥の好物です。
今年はまだ目撃情報はありませんが、来てくれるといいですね。
くぎり線
【2007年12月9日(日)】
2007年度自然観察公園チーム!
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午前中、北本市の総合公園で行われた「第11回北本駅伝競走大会」に自然観察公園チームとして参加しました。
選手は、登録ボランティアの方、県みどり自然課の方、自然学習指導員をあわせた5名です。
ご協力いただいたみなさま、朝早くから本当にありがとうございました。今回の目的であるセンターと公園のPRは十分果たせたと思います。
いや〜、それにしても一緒に走っていた中学生は速かったです! 今度センターにも遊びにきてくださいね!
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いきもの講座と定例自然かんさつ会のテーマは、「冬芽を10種見てみよう」でした。
冬芽はとっても小さいので、虫眼鏡を持って出発。冬芽のすぐ下にある、「葉っぱが落ちたあと(葉痕)」も一緒に観察しました。
これからの季節は、葉っぱが散って少し寂しくなりますが、冬なりの新たな発見がありますよ〜。
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10月下旬から募集していた「ドングリカウントクイズ」、今日で投票を締め切りました。投票総数は293票でした。
さあ、正解はいくつでしょうか? 楽しみですね。確定まで、もうしばらくお待ちください。
くぎり線
【2007年12月8日(土)】
野あそび教室。みんなでカモダンス
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野遊び教室のテーマは、「北からカモがやってきた」。カモクイズに答え、望遠鏡でカモを観察し、
「マガモ王子のマーチ」を歌いながらLet's dance!(写真) 最後に、今日学んだことを絵や貼り絵、川柳などで
表現してもらいました。いつものイベントではお子さんの様子をニコニコ見守っている保護者の皆さんも、
自らが川柳を作ると聞いて真剣な眼差しに...。完成した数々のすばらしい作品は、近日中に館内へ展示する予定です。
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今日は、正門を入ってすぐのふれあい橋付近で、カワセミが大サービス。多くのお客様が見守る前で、
近くの枝にとまったり!、ホバリングしたり!!、水中に飛び込んでエサをとったり!!!
冬の湿地の草刈りにあたっては、この付近の池を干上げる必要があるのですが・・・
うれしいような、困ったような。
くぎり線
【2007年12月7日(金)】
園内管理ボランティア ウメのせん定
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午前中は園内管理ボランティアDAY。10名のご参加があり、園路表示10番付近にある梅林の、せん定作業を行いました。
昨シーズン経験した方が多かったので、作業がスムーズに進み、10本が終了しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
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昼間は風もなく暖かい1日でしたが、朝の冷え込みは厳しく、高尾の池は3日連続で氷が張りました。
カモ達は、陽が当たって氷の溶けた、池の片すみに集まっていました。
くぎり線
【2007年12月6日(木)】
寒い中、朝ご飯中 カシラダカ
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本日は、いきがい大学伊奈学園と荒川公民館による団体利用(ともに環境施設見学)がありました。
荒川公民館の対応では、里山にすむ生きものたちのご紹介と自然学習センターの役割を知っていただくことを
テーマとしました。野外観察では、ラッキーなことに、カワセミのホバリング、ハンティングなどをみることができ、
園内の管理方法のお話も交えながら、じっくりと園内を回りました。
自然に触れ、興味を持ってもらうことは、センターの役割のひとつですが、そこから実際の自然を大切にする
行動につなげていただければ、うれしいです。またのご利用をお待ちしております。
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野鳥情報:オオタカやノスリといった猛禽類のほか、小鳥ではルリビタキ、ベニマシコ、キクイタダキ、カシラダカなど
の記録・情報がありました。キクイタダキは水浴びしていたとか(想像だけでも寒いですね)。
写真は、朝一番で撮影した「カシラダカと霜」です。
くぎり線
【2007年12月5日(水)】
湿地の中にタヌキ
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朝は冷え込みました。高尾の池に氷が張り、日陰の部分は昼近くになっても残っていました。
それでも、日が差して暖かくなった日中には、湿地沿いの園路でコバネイナゴに出会うことができました。
(いつまでがんばれることやら・・・)
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園内では、相変わらずイタチやタヌキに出会うことが多いです。今日の写真は、湿地の草むらからこちらをみつめていたタヌキです。
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本日は、学校の先生方を対象にした「環境学習のための自然体験プログラム実習」がありました。
環境教育に関するレクチャーやバードウォッチングのなど他、「飛ぶ種(たね)」の工作を体験してもらいました。
既存の型紙で試した後に、オリジナル作品を創作してもらったところ、とっても良く飛ばすことができた方もいましたよ。
すばらしい〜!
くぎり線
【2007年12月4日(火)】
枝先にヒメガマの種
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一日中、さわやかな青空でした。紅葉が見事です! 少し風があったために、色づいた落ち葉が、はらはらと散っていました。
園路は、落ち葉で"さくさく"です。今年、キッズ生きもの研究室で継続的に観察していた草原のエノキの木は、すっかり葉がなくなりました。
紅葉のピークが週末まで持ってくれるといいのですが・・・。週末まで、強い風が吹きませんように!
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本日の写真は、枝先のクモの巣に引っかかっていた草の種です。おそらく、湿地にたくさん生えているヒメガマだと思います。
少し気をつけて観察してみると、いろんなところでこの綿毛(大きさ1cmくらい)を見つけることができました。
くぎり線
【2007年12月2日(日)】
手作り実験教室「クズの根っこを食べよう」みんなでかんぱ〜い
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手作り実験教室「クズの根っこを食べよう」では、おとなが大活躍。
たくさんでんぷんを蓄えた根っこは大きく、掘り出す作業が大変だったのです。
できあがった葛湯は、ひいき目に見ても市販の製品に負けない、いい味でした(と、胸をはって主張するスタッフ)。
クズを掘り、クズで遊び、クズを食べる・・・クズづくしの一日でした。
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ヨシ原の中に、「声はすれども姿が見えず」という鳥がたくさんいます。今日は、バンのおしりとクイナの声が確認できました。
両種とも警戒心が強いので、姿を隠してくれるヨシ原が大好きです。みなさんは、出会うことができましたか?
くぎり線
【2007年12月1日(土)】
久しぶりの青空
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今日は、とても陽ざしが暖かく、越冬場所を探して、テントウムシが次々とセンターの壁に飛んで来ました。
100匹を越えるナミテントウが止まっている様子は、なかなか壮観でした。
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本日の定例かんさつ会は、「北本の自然を縄文時代までさかのぼる」をテーマに行いました。
公園ができる前の写真や縄文時代の復元図を見たりしながら、園内を散策しました。
いつもとは違った視点で、公園を見ることができたのではないでしょうか。
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「DOコープ・キッチンでお茶を」の皆さんが来園し、野鳥や越冬前の昆虫を中心に観察しました。
お目当ての鳥達は、見やすい場所に出てきてくれて、皆さん大興奮!
カワセミは華麗なハンティングまで披露してくれました。
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