温排水の影響は定期的に調査しています
川内原子力発電所の温排水について
- 当社は、1・2号機建設時の環境影響調査において、温度上昇が1度である範囲を算出しており、この範囲を包含する沖合4キロメートル、幅8キロメートルを温排水の影響が及ぶ範囲と想定し、調査範囲を設定しています。
- 調査項目は流況、水温、水質、底質、海生生物であり、調査は春季、夏季、秋季、冬季に分けて、毎年、定期的に実施しています。
- なお、川内原子力発電所の温排水影響調査(海域モニタリング)は、発電所の運転開始前から約30年間にわたり毎年実施しており、これからも継続して実施していきます。
- 調査結果
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- 水温については、1・2号機運転中における海水温度が1度以上上昇する範囲(温排水影響域)は、ほとんどが、沿岸から沖合方向へほぼ2キロメートル内外の範囲で拡散しています。
- 海生生物(底生生物、プランクトン等)については、発電所の運転開始前と比較して、大きな変化がないことを確認しています。
- これらの結果については、定期的に開催される鹿児島県主催の「鹿児島県海域モニタリング技術委員会」において当社から説明をおこなっており、学識経験者からご意見をいただいています。
- 公開について
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- 温排水影響域の調査結果については、2キロメートルを超えた場合を含み全ての結果を公開しています。また、鹿児島県が主催する原子力安全対策連絡協議会(年2回開催)において報告し、その調査結果が報道機関に公開されています。