2022年1月31日
九州電力株式会社
2021年度(2022年3月期) 第3四半期決算についてお知らせします
2021年度第3四半期(2021年4月1日〜2021年12月31日)の業績が確定しましたのでお知らせします。詳細は、決算短信及び決算説明資料をご参照ください。
1 2021年度第3四半期決算概要
当第3四半期の業績につきましては、原子力発電所の稼働増や修繕費の減少、総販売電力量の増加などはありましたが、燃料価格の上昇により燃料費調整の期ずれ影響が前年同四半期の差益から差損に転じたことなどから、前年同四半期に比べ減益となりました。
収入面では、国内電気事業において、小売販売収入がグループ一体となった営業活動などによる小売販売電力量の増などにより増加したことに加え、卸売販売収入やLNG転売益が増加したことなどから、売上高は前年同四半期に比べ11.9%増の1兆1,967億円、経常収益は11.7%増の1兆2,081億円となりました。
支出面では、国内電気事業において、修繕費の減少などはありましたが、購入電力料や原子力バックエンド費用が増加したことに加え、燃料費が原子力発電所の稼働増はあるものの燃料価格上昇の影響などにより増加したことなどから、経常費用は14.0%増の1兆1,488億円となりました。
以上により、経常利益は593億円、親会社株主に帰属する四半期純利益はインバランス収支還元損失を特別損失に計上したことなどもあり359億円となり、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同四半期に比べ減益となりました。
連結
(億円、%)
(2021年4〜12月) 前第3四半期
(2020年4〜12月) 増減 増減率
売上高 [再掲] 12,081
11,967 10,812
10,694 1,269
1,273 11.7
11.9
四半期純利益 359 553 193 35.0
(参考)主要諸元表
(2021年4〜12月) 前第3四半期
(2020年4〜12月) 増減
(設備利用率) 257億kWh
(98.0%) 149億kWh
(57.1%) 108億kWh
(40.9%)
2 2021年度(2021年4月1日〜2022年3月31日)業績予想
2021年度の業績予想につきましては、至近の需給動向等を踏まえ、2021年10月29日に公表した業績予想を修正いたします。
売上高につきましては、国内電気事業において、総販売電力量の増加や燃料費調整の影響による料金単価の上昇などにより、前回公表値を上回る1兆7,000億円程度となる見通しです。
経常利益につきましては、国内電気事業において、総販売電力量の増加はあるものの、卸電力取引市場の価格上昇に伴う購入電力料の増加に加え、燃料費調整の期ずれ差損の拡大などにより、前回公表値を下回る500億円程度となる見通しです。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記影響に加えてインバランス収支還元損失を特別損失に計上することなどもあり、前回公表値を下回る250億円程度となる見通しです。
連結
(億円、%)
(10月) 増減 増減率
当期純利益 250 450 200 44.4
(参考)主要諸元表
(10月) 増減
(設備利用率) 318億kWh
(91.3%) 318億kWh
(91.2%) -
(0.1%)
3 2021年度期末配当予想
2021年度の期末配当予想につきましては、前回公表値から変更はなく、当年度の業績や中長期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、普通株式1株につき20円(年間40円)の配当を実施する予定です。
以上