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見解7

MOX燃料のプルトニウム含有率について

広告内容

核分裂性プルトニウムの濃さ(核分裂性プルトニウム富化度) フランス・ドイツの約1.5〜2倍 日本の核分裂性プルトニウム富化度平均は6.1%

当社見解

玄海3号機で使用されるMOX燃料の平均プルトニウム含有率(注1)は約9%ですが、安全性は確保されます。

フランスにおけるMOX燃料の平均プルトニウム含有率は約7%であり、玄海3号機の方が高くなっていますが、その理由は、1回の燃料交換で運転する期間がフランスに比べ長いことなどによるためです。

玄海3号機で使用予定のMOX燃料は、下表のとおり原子力安全委員会が現在の原子力発電所でMOX燃料を安全に使用できることを示した報告書の範囲内であり、国により安全性が確認されています。

また、実際にMOX燃料を使用する際には、ウラン燃料と同様に、燃料から放射性物質が漏れ出していないか、燃料がきちんと燃えているかなどを監視しながら運転しますので問題はありません。

表:原子力安全委員会が取りまとめた報告書(注2)の前提と当社計画の比較

項目 報告書 当社計画
MOX燃料の核分裂性プルトニウム富化度(注3) ペレット最大で約8% ペレット最大で8%
MOX燃料のプルトニウム含有率 ペレット最大で約13% ペレット最大で13%
MOX燃料の炉心装荷率 3分の1程度まで 4分の1以下
MOX燃料の燃料集合体最高燃焼度 45,000MWd/t 45,000MWd/t

(注1)プルトニウム含有率:MOX燃料中に含まれる総プルトニウム(核分裂しやすいプルトニウムと核分裂しにくいプルトニウムの和)の割合

(注2)「発電用軽水型原子炉施設に用いられる混合酸化物燃料について」(平成7年6月原子力安全委員会了承)

(注3)核分裂性プルトニウム富化度:MOX燃料中に含まれる核分裂しやすいプルトニウムの割合

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