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見解2

わが国のプルサーマル計画について

広告内容

この「国策の失敗」を認めぬまま溜まったプルトニウムの在庫処理として、普通の原発で安全の余裕を削って燃やすプルサーマルが選択されたのです。

当社見解

わが国では、1961年の原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画(原子力長計)以来、一貫して、プルトニウムの利用方策の一つとして、軽水炉でMOX燃料を利用すること(プルサーマル)が計画されています。従って、高速増殖炉もんじゅの事故(1995年発生)によってプルサーマル計画が始まったわけではありません。例えば、1982年の原子力長計では、MOX燃料の少数体実証試験の実施(実際には、1986〜1990年に日本原子力発電株式会社敦賀1号機、1988〜1991年に関西電力株式会社美浜1号機でMOX燃料の少数体実証が行われ、安全性が確認されました)、1994年の原子力長計では本格利用の具体的な数値目標を掲げた計画が打ち出されています。

また、原子力安全委員会は、従来ウラン燃料炉心に用いている判断基準並びにMOX燃料の特性を適切に取り込んだ安全設計手法、安全評価手法が使えるとしています。当社は、これらの手法を使って玄海3号機でのプルサーマルの安全性を確認しています。さらに、その結果は、国の安全審査によって確認されており、プルサーマルの実施によって安全の余裕が削られているということはありません。

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