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iPhone SE (第1世代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


Apple > iPhone > iPhone SE(第1世代)
iPhone SE
iPhone SE(第1世代)
ブランド Apple
製造者
キャッチコピー

小さなボディの大きな一歩。

A big step for small.
iPhone iPhone SE
モデル A1662 (U.S. model)
A1723 (in most countries)
A1724 (China Mobile model)
通信方式 GSM, CDMA, 3G, EVDO, HSPA+,
LTE, VoLTE, AMR-WB
販売開始日 2016年3月31日 (8年前) (2016年03月31日)
販売終了日 2018年9月13日(Apple Store)
先代機 iPhone 6s
iPhone 6s Plus
後継機 iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone SE (第2世代)
関連機種
フォームファクタ スマートフォン
サイズ
  • 123.8 mm (4.87 in) H
  • 58.6 mm (2.31 in) W
  • 7.6 mm (0.30 in) D
重量 113 g (4.0 oz)
OS iOS 9.3(初期搭載)→iOS 15.8.3 (注記)iOS 16から対象外(2024年10月現在、iOS 15のセキュリティーアップデートは更新中)
SoC Apple A9
CPU 2.23 GHzデュアルコア64-bit ARMv8-A "Twister"
GPU PowerVR Series 7XT GT7600 (6core)
メインメモリ

2GB(LPDDR4)

RAM[1]
ストレージ 16, 64GB(2017年3月22日販売終了)
32, 128GB(2017年3月22日販売開始)
バッテリー 3.82 V 6.21 W·h (1,624 mA·h) Li-Po
ディスプレイ 4.0 in (100 mm) RetinaディスプレイIPS LCD、1136 ×ばつ 640 ピクセル (326 ppi)
接続

Lightning Port, ステレオオーディオジャック
通信規格
GSM, CDMA, 3G, EVDO, HSPA+, LTE
IEEE802.11a/b/g/n/ac WiFi
Bluetooth 4.2
NFC
モデル

A1662 (U.S. model)
A1723 (日本を含む多数の国)
A1724 (China Mobile model)
比吸収率 Head SAR: 1.17 W/kg
Body SAR: 1.19 W/kg
ウェブサイト Apple - iPhone SE (Archive)

iPhone SE(アイフォーン エスイー)は、Appleが開発・販売していたiPhoneの第9世代目のモデルである。2016年 3月31日日本を含む11カ国で発売を開始した。SEはSpecial Editionの略であり[2] iPhone 5sの後継機にあたる。iPhoneシリーズの安価で小さいサイズの位置付けとなっていた[3]

概要

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2016年 3月21日午前10時(日本時間の3月22日午前2時)にカリフォルニア州クパチーノの本社キャンパスで開催されたAppleのスペシャルイベント「Let us loop you in.」にて9.7インチiPad Proと共に発表された。同月の24日に日本を含む12カ国で予約が受け付けられ、31日にそれらの国で予約分が最初に発送されたのと同時に店舗での直接販売も開始された。さらに、同年の4月4日に台湾などを含む34カ国が加わり46カ国での販売となった。

サイズは、iPhone 6sより小さくiPhone 5sと同じサイズだが、iSightカメラやCPUなどのスペックはiPhone 6sと同等になっている。しかし、iPhone 6sで初搭載された3D TouchやTaptic Engine(ハプティクス)は搭載されておらず[4] 、FaceTimeカメラの解像度や最大通信速度はiPhone 6と変わらず、Touch IDセンサーも第1世代の物が搭載されているなど、iPhone 5siPhone 6iPhone 6sの要素が混在している。 バッテリー持ちも旧モデルよりも良くなっており、iPhone 5sの10時間、iPhone 6/iPhone 6sの11時間からこのiPhone SEは13時間へバッテリー駆動時間が伸びている。またSE世代以降に発売した78SE2も同様の13時間となる。

画面サイズは4インチでiPhone 5sと同じ。

カラーバリエーションは、シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色を展開していて、背面は陽極酸化処理(アルマイト加工)が施されている。また、iPhone 5sで行われていたエッジ部分の光沢処理が、iPhone SE(第1世代)では非光沢の処理に変わっている。

日本国内では、SIMロックフリーモデルを販売しているAppleとauNTTドコモSoftBankの主要3キャリアに加えて、大手キャリアの格安ブランドのY!mobileUQ mobileが販売をしていた。

BCNの調べで、アンドロイド機を含めたスマートフォンで、2017年に3番目に売れた端末になった[5]

2022年 6月7日にWWDC22より発表されたiOS 16では、iPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone 7 / iPhone 7 PlusiPod touch (第7世代)と共にサポート対象外となった。

SoC

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SoCiPhone 6siPhone 6s Plusと同じA9チップを搭載。

これにより、iPhone 6sと処理能力は同等となっていて、メモリもiPhone 6sシリーズと同じく2GBとなっている。ただ、画面の解像度が低い影響もありAnTuTu Benchmark(Ver10)で計測すると、iPhone 6sよりも高い値が算出される。平均値は32万点〜35万点ほどである。

通信システム

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モバイル通信ではLTEの周波数帯が最大19バンドに対応し、日本ではA1723モデルが用意されている。下りが最大150Mbpsである[6] 他、VoLTE (AMR-WB)に対応している[7] [8]

  • LTE(バンド1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28)
  • TD-LTE(バンド38, 39, 40, 41)
  • TD‐SCDMA 1,900(F), 2,000(A)
  • CDMA EV-DO Rev. A(800, 1,700/2,100, 1,900, 2,100MHz)
  • UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850, 900, 1,700/2,100, 1,900, 2,100MHz)
  • GSM/EDGE(850, 900, 1,800, 1,900MHz)

日本国内でのLTEによる通信は各キャリアで以下の通りとなる[9]

なお、3GのCDMAについては対応周波数帯が4バンドであるものの、EV-DO Rev.B(MC-Rev.A)が未対応であるため、これを使っていたauのWIN HIGH SPEEDが使用できなくなる。

Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/acで、最大433Mbpsでの通信が可能である[6] 。またBluetoothも4.2に対応している。

セキュリティホール

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修正不能のSecureROMに、Use After Freeという問題が見つかっている[10] 。任意のコードが実行できるのは、物理的にアクセス可能な場合のみである[11]

iPhoneのモデルのタイムライン

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出典: Apple Newsroom Archive[12]

脚注

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出典

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  1. ^ "First iPhone SE teardown reveals mainly 5s/6s parts inside, but a few surprises too". 9to5Mac (March 30, 2016). March 31, 2016閲覧。
  2. ^ "The New iPhone SE Is More Nostalgic Than You Think" (英語). Fortune. http://fortune.com/2016/03/21/apple-march-21-event-analysis/ 2018年5月16日閲覧。 
  3. ^ "iPhone - モデルを比較する". Apple. 2018年5月16日閲覧。
  4. ^ "iPhone SE Teardown" (英語). iFixit (2016年3月31日). 2020年10月18日閲覧。
  5. ^ "2017年に売れたスマートフォンは? トップ3の顔ぶれは意外な結果". BCN. (2017年12月23日). https://www.bcnretail.com/market/detail/20171223_45684.html  
  6. ^ a b "iPhone SE - Apple(日本)". web.archive.org (2016年3月21日). 2021年10月1日閲覧。
  7. ^ "対応機種 : VoLTE | VoLTE/VoLTE(HD+) | サービス・機能 | NTTドコモ". www.nttdocomo.co.jp. 2020年8月9日閲覧。
  8. ^ "SIMフリーの「iPhone SE」に大手キャリアのSIMを挿したらどうなる......? (1/3)". ITmedia Mobile. 2020年8月9日閲覧。
  9. ^ 株式会社インプレス (2016年3月22日). "ドコモ、au、ソフトバンクで「iPhone SE」、対応周波数も明らかに". ケータイ Watch. 2021年10月1日閲覧。
  10. ^ "CWE - CWE-416: Use After Free (4.8)". cwe.mitre.org. 2022年8月14日閲覧。
  11. ^ "JVNDB-2019-013270 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース". jvndb.jvn.jp. 2022年8月14日閲覧。
  12. ^ Apple Inc. (2007-2020). iPhone News - Newsroom Archive. Retrieved january 28, 2021.

外部リンク

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バージョン
派生OS
iPadOS
アプリケーション
廃止
機能
廃止
サービス
終了
その他
Apple製ハードウェア(1998年以降)
Mac
デスクトップ
ノートブック
サーバ製品
iPod
iPhone
iPad
iPad
iPad Air
iPad mini
iPad Pro
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