コンテンツにスキップ
Wikipedia

Exynos 9820

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Exynos 9820
生産時期 2018年から
設計者 Samsung
生産者 Samsung
コア数

8コア:
2 * 2.7 GHz Samsung Mongoose 4
2 * 2.3 GHz ARM Cortex-A75

4 * 1.9 GHz ARM Cortex-A55
前世代プロセッサ Exynos 9810
テンプレートを表示

Exynos 9820は、サムスン電子が開発したモバイル機器向けSoCである。Exynosシリーズで初めて8nmプロセスを採用し、AI処理プロセッサのNPUをハードウェアで実装した。

概要

[編集 ]

2018年11月14日(韓国時間)に発表された。[1] CPUは高負荷処理用に第4世代のカスタムCPU Mongoose 4を2コア、汎用処理用にARM Cortex-A75を2コア、低負荷処理用にARM Cortex-A55を4コアのオクタコア構成。GPUはARM Mali-G76を12コア搭載している。

前世代のExynos 9810と比較してCPUが20%の性能向上と40%の電力効率改善、GPUが40%の性能向上と35%の電力効率改善を実現している。

上記したようにExynosシリーズで初めてAI処理用のNPUを搭載したプロセッサであり、ソフトウェアで処理していたExynos 9810からおよそ7倍高速に処理できると謳っている。

エンコード、デコード機能も強化され、最大で8k/30fps、4k/150fpsの動画撮影が可能となっている。

対応ストレージはUFS 2.1/3.0。Exynos 9810まで対応していたSD3.0(SDカード)は公式では表記されていないが、搭載デバイスであるGalaxy S10シリーズ(5Gモデルを除く)は512GBまでのmicroSDカードを引き続きサポートする[2] [3]

搭載機種

[編集 ]

関連項目

[編集 ]

脚注

[編集 ]
  1. ^ "Samsung、NPU内蔵でLTE下り最大2Gbps対応のモバイルプロセッサ「Exynos 9820」". PC Watch. 2018年12月2日閲覧。
  2. ^ "Exynos 9 Series 9820 Processor: Specs, Features". Samsung. 2018年12月2日閲覧。
  3. ^ "Hands on: Samsung Galaxy S10 review". techradar. 2019年2月24日閲覧。
ARMベースのチップ
アプリケーションプロセッサー
Cortex-A5
Cortex-A7
Cortex-A8
Cortex-A9
Cortex-A15
Cortex-A57
Cortex-A76
ARMv7-A互換
ARMv8互換
組込み用マイクロコントローラ
Cortex-M0
Cortex-M0+
  • フリースケール Kinetis L
  • NXP LPC800
Cortex-M1
Cortex-M3
Cortex-M4
  • Atmel AT91SAM4
  • フリースケール Kinetis K
  • テキサス・インスツルメンツ OMAP 5
Cortex-M4F
リアルタイム処理 マイクロコントローラ
Cortex-R4F
  • テキサス・インスツルメンツ RM4, TMS570
Cortex-R5F
  • Scaleo OLEA
クラシックプロセッサー
ARM7
Atmel
NXP
STマイクロエレクトロニクス

STR7

ARMv4互換
ディジタル・イクイップメント・コーポレーション
ARM9
ARMv5互換
ディジタル・イクイップメント・コーポレーション
マーベル・テクノロジー・グループ
  • Sheeva
  • Feroceon
  • Jolteon
  • Mohawk
ARM11
ARMv6互換

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /