コンテンツにスキップ
Wikipedia

Apple A4

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Apple A4
Apple A4
生産時期 2010年4月3日から2013年9月10日まで
設計者 Apple
生産者 サムスン電子
CPU周波数 (iPhone 4, iPod Touch 4G) 800 MHz から (iPad) 1 GHz
マイクロアーキテクチャ ARM Cortex-A8
命令セット ARMv7-A
コア数 1
コードネーム S5L8930X
前世代プロセッサ Samsung SL58920
次世代プロセッサ Apple A5
L1キャッシュ 32 KB instruction + 32 KB data
L2キャッシュ 512 KB
GPU PowerVR SGX 535
テンプレートを表示

Apple A4は、Appleが開発したPoPである。2010年 1月27日iPad (第1世代)とともに発表され、iPhone 4iPod touch(第4世代)Apple TV(第2世代)にも搭載されている。組み込み済の製品のみが販売され、プロセッサ単体での販売はされていない。

概要

[編集 ]

CPUコアは基本的にサムスンのHummingbirdと同じで、これをアレンジしたSoC [1] にサムスン製の2層のDRAMダイを重ね、全体で3層構造をなしている。Appleが2008年に買収したP.A. Semi社のメンバーも何らかの役割を果たしたと見られている[2] [3] 。CPUコアはARMv7-AアーキテクチャベースのCPUとPowerVR SGX 535を実装したチップに、LPDDR SDRAMチップをまとめたパッケージになっている[4]

Apple A4のCPUコアはARM LtdのオリジナルのCortex-A8に比べ、L2キャッシュが2.5倍の640KB、メモリバスも2倍の64ビット幅となっており、クロック当たりパフォーマンスが高い[5] 。これにより、Apple A4を搭載したiPadおよびiPhone 4、iPod touchは、ARM Cortex-A8を搭載したiPhone 3GS、iPod touchに比べ、CPUパフォーマンスが大幅に向上した。

メモリは、LPDDR400、200MHz、デュアルチャンネル(32bi×ばつ2)、3.2GB/s。iPhone 4には512MB、それ以外には256MBが搭載された。

関連項目

[編集 ]

脚注

[編集 ]
ARMベースのチップ
アプリケーションプロセッサー
Cortex-A5
Cortex-A7
Cortex-A8
Cortex-A9
Cortex-A15
Cortex-A57
Cortex-A76
ARMv7-A互換
ARMv8互換
組込み用マイクロコントローラ
Cortex-M0
Cortex-M0+
  • フリースケール Kinetis L
  • NXP LPC800
Cortex-M1
Cortex-M3
Cortex-M4
  • Atmel AT91SAM4
  • フリースケール Kinetis K
  • テキサス・インスツルメンツ OMAP 5
Cortex-M4F
リアルタイム処理 マイクロコントローラ
Cortex-R4F
  • テキサス・インスツルメンツ RM4, TMS570
Cortex-R5F
  • Scaleo OLEA
クラシックプロセッサー
ARM7
Atmel
NXP
STマイクロエレクトロニクス

STR7

ARMv4互換
ディジタル・イクイップメント・コーポレーション
ARM9
ARMv5互換
ディジタル・イクイップメント・コーポレーション
マーベル・テクノロジー・グループ
  • Sheeva
  • Feroceon
  • Jolteon
  • Mohawk
ARM11
ARMv6互換

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /