飛鳥井孝太郎
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飛鳥井 孝太郎(あすかい こうたろう、慶応3年11月3日(1867年 11月28日)[1] - 昭和2年(1927年)7月29日)は、日本の実業家、技術者。同志社の教授を経て、ノリタケカンパニーリミテドや、鳴海製陶を創業した。
経歴
[編集 ]加賀国 大聖寺藩(現石川県 加賀市 大聖寺町)出身。父は旧大聖寺藩士飛鳥井清 [2] [3] 。東京工業学校(現東京工業大学)陶器玻璃工科でゴットフリード・ワグネルに師事して青磁を研究し、1890年に卒業後[4] [5] [6] [7] [8] 、同志社波理須理化学校(のちの同志社大学理工学部)陶磁器科長・教授等を経て[4] [9] 、1896年に森村組に入社し、名古屋支店で洋食器の研究開発に従事。1897年から農商務省 海外貿易練習生としてヨーロッパに留学[5] [2] [3] 。1900年からヨーロッパ諸国を視察。帰国後、1904年に森村市左衛門、大倉孫兵衛らと日本陶器(のちのノリタケカンパニーリミテド)を設立し、技師長に就任。しかし、伊勢本一郎により江副孫右衛門が開発担当者に据えられ、対立の末1910年に解任された。後任の技師長には百木三郎が就任。森村からの激励を受け、貿易商の寺沢留四郎らと1911年に千種町に帝国製陶所を設立し、取締役技師長に就任[5] [2] [3] [10] [6] [11] 。
飛鳥井黄
[編集 ]飛鳥井が岐阜県 中津川市 苗木地区産のフェルグソン石から開発した黄色顔料は飛鳥井黄(アスカイ黄)と呼ばれる[4] 。
脚注
[編集 ]- ^ 『人事興信録 5版』(人事興信所、1918年)あ86頁
- ^ a b c 「飛鳥井 孝太郎」の解説 20世紀日本人名事典
- ^ a b c 飛鳥井孝太郎 デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ^ a b c 岐阜県博物館調査研究報告岐阜県博物館
- ^ a b c 創立前史 TOTO
- ^ a b 飛鳥井孝太郎 鶴田 純久の章
- ^ 東京工業大学百年記念館編『G・ワグネルが開いた近代日本陶芸・先端セラミックスの美・用・学の世界』p7
- ^ 武智ゆり「日本の美を工業化したワグネル - 佐賀・京都・東京で広く活躍」『近代日本の創造史』第6巻、近代日本の創造史懇話会、2008年、18-25頁、doi:10.11349/rcmcjs.6.18。
- ^ 下村孝太郎先生同志社大学
- ^ (現鳴海製陶)に移ってし当者となっていた江副らとて生地を 森村商事
- ^ ノリタケカンパニーの歴史日本ポーセリン協会