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気賀口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
気賀口駅
きがぐち
Kigaguchi
岡地 (0.7 km)
(2.1 km) 井伊谷
地図
所在地 静岡県 引佐郡 細江町(現・浜松市 浜名区細江町)広岡
所属事業者 遠州鉄道
所属路線 奥山線
キロ程 18.0 km(遠鉄浜松起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1915年(大正4年)12月28日
廃止年月日 1964年(昭和39年)11月1日
備考 奥山線廃線に伴い廃駅
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気賀口駅(きがぐちえき)は、静岡県 引佐郡 細江町広岡(開業時は旧・引佐郡気賀町広岡、現・浜松市 浜名区細江町広岡)にあった遠州鉄道 奥山線(廃駅)である。奥山線の廃線に伴い1964年(昭和39年)11月1日に廃駅となった。

歴史

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駅構造

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廃止時点で、単式ホーム島式ホーム複合型2面3線を有する地上駅であった[4] 。互いのホームは千鳥式に配置されており、駅舎側単式ホーム東側と島式ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡した[4] 。そのほか本線の遠鉄浜松方から南側に分岐し単式ホーム東側に位置し本線に合流する側線(留置線)を1線有していた[4]

1963年(昭和38年)に当駅 - 奥山駅間の部分廃止による路線短縮に伴い終着駅となる前は、列車交換可能な交換駅であった[4] 。右側通行となっており、島式ホームの駅舎と反対側が下り線となっていた[4] 。客車を牽引して来た気動車は当駅で客車を切り離し、側線に留置させる運用となっていた[4]

職員配置駅となっていた[5] 。駅舎は構内の南側に位置し単式ホームに接していた[4] 木造駅舎であった[4]

駅周辺

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浜名湖の港町であった気賀の町外れに位置していた[4]

駅跡

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2007年(平成19年)8月時点では、ハローワークの敷地になっており、当駅についての説明板も立てられていた[6]

また、岡地駅跡近くの気賀高校附近から当駅跡附近までの線路跡は2007年(平成19年)8月時点で国道362号に転用されている模様であった[6] 。当駅跡から奥山方の線路跡は2007年(平成19年)8月時点で痕跡は無かった[6]

隣の駅

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遠州鉄道
奥山線
岡地駅 - 気賀口駅 - 井伊谷駅
かつて当駅と井伊谷駅との間に正楽寺駅が存在した(1923年(大正12年)4月15日開業、戦時中休止1946年(昭和21年) - 1952年(昭和27年)の間に廃止[2] (或いは戦時中に廃止[1] )。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)216ページより。
  2. ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 7 東海』(監修:今尾恵介新潮社2008年11月発行)35ページより。
  3. ^ a b c d e 書籍『新 消えた轍 6 中部』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング2011年5月発行)71ページより。
  4. ^ a b c d e f g h i 書籍『RM LIBRARY 10 追憶の遠州鉄道奥山線』(著:飯島嚴、ネコ・パブリッシング、2000年5月発行)24-25ページより。
  5. ^ 書籍『私鉄の廃線跡を歩くII 関東・信州・東海編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年1月発行)44-47ページより。
  6. ^ a b c 『新 消えた轍 6 中部』77ページより。

参考文献

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  • 大野拓夫「気賀口(特集 とば口駅)」『そう: 東三河&西遠・西三河・南信応援誌』第48号、春夏秋冬叢書、2015年、16-21頁。 

関連項目

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