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殺人孔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
殺人孔(ボディアム城)

殺人孔(英語: Murder hole)は、中世ヨーロッパ要塞城門通路、あるいはマナー・ハウス等の天井に設置された孔で、敵の頭上から「石、熱湯、熱した砂や油、矢、消石灰など」を投下して攻撃を行うために使うものである[1] [2] 。油は、当時の希少性と価値、戦術上の理由などの観点から使用されなかったとする説が存在する[3] [4]

現在は、誤って人が落下しないよう強化ガラスなどで塞がれている事が多い[4]

参考文献

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ウィキメディア・コモンズには、殺人孔 に関連するカテゴリがあります。
  1. ^ マルコム・ヒスロップ Dr. Malcolm Hislop 著 『歴史的古城を読み解く』(桑平幸子訳) ISBN 978-4-88282-912-6
  2. ^ J・E・カウフマン、H・W・カウフマン共著 中島智章訳『中世ヨーロッパの城塞』マール社 2012年
  3. ^ Kaufmann, J.E.; Kaufmann, H.W. (2001). The Medieval Fortress: Castles, Forts and Walled Cities of the Middle Ages. Greenhill Books. ISBN 1-85367-455-9. p61
  4. ^ a b ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市 紅山雪夫 P.108
関連用語
古代
中世近世
近代
18世紀以前
18世紀
19世紀
20世紀
地形
機能別
設計別
戦闘
関連項目

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