岡田秀一
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岡田 秀一(おかだ ひでいち、1951年 10月15日 [1] - )は、日本の通産 官僚、経産官僚。小泉内閣の総理大臣秘書官、経済産業省の商務情報政策局長、通商政策局長、経済産業審議官を歴任した。
退官後は、日本電気副社長、石油資源開発社長、日本海洋石油資源開発社長などを務める。
経歴
[編集 ]- 1951年10月 東京都 千代田区に生まれる。千代田区立錦華小学校、千代田区立一橋中学校を卒業。
- 1970年 東京教育大学附属駒場高等学校卒業(同期には、第32代日本銀行総裁候補の植田和男、東京大学 名誉教授の石井洋二郎、立正大学学長の吉川洋、明星大学学長の落合一泰、元文部科学事務次官の森口泰孝、元ボストン・コンサルティング・グループ日本代表の内田和成、JR東日本会長の冨田哲郎がいる。)
- 1976年
- 1981年 ハーバード大学 ロースクールLL.M.コース終了
- 1991年 通商産業省大臣官房参事官(国会担当)
- 1993年 日本貿易振興会(JETRO)ニューヨーク・センター産業調査員
- 1996年 通商産業省環境立地局立地政策課長
- 1997年 同機械情報産業局電子政策課長
- 1998年 内閣中央省庁等改革推進本部参事官(企画担当)
- 2001年 内閣総理大臣秘書官(小泉純一郎内閣)
- 2006年
- 独立行政法人経済産業研究所上席研究員
- 政策研究大学院大学 教授
- 2007年
- 2007年 経済産業省商務情報政策局長
- 2008年 同通商政策局長
- 2010年 経済産業審議官
- 2012年 退官
- 2013年
- NTTデータ経営研究所顧問
- スタンフォード大学APARCササカワ・ピース・フェロー
- 2014年 日本電気株式会社執行役員副社長
- 2016年 石油資源開発株式会社代表取締役社長、日本海洋石油資源開発株式会社代表取締役社長、株式会社ジャペックスガラフ代表取締役社長
- 2017年 ジャペックスモントニー社会長
- 2019年 石油資源開発株式会社特別顧問
主な活動
[編集 ]小泉内閣の総理大臣秘書官時代は、広報などを担当。小泉メルマガなどを担当した。
経済産業省商務情報政策局長としては、グリーンIT、サービス業の生産性向上などを進めた。
通商政策局長、経済産業審議官としては、日中韓FTAやTPP、APEC、インド、カザフスタンやミャンマーとの経済協力などを担当した。
退官後、スタンフォード大学では、日米エネルギー協力の会議開催を主導した。
日本電気では、サイバーセキュリティー技術の世界への普及を目的とした「サイバーセキュリティー190カ国計画」を推進するなど、主に国際分野で活動した。
同期
[編集 ]- 岡田克也(衆議院議員、民主党代表、幹事長、副総理、外務大臣)
- 高橋はるみ(参議院議員、北海道知事)
- 伊藤隆一(新エネルギー・産業技術総合開発機構理事、新エネルギー財団副会長)
- 加藤文彦(駐ウズベキスタン大使)
- 伊沢正(駐ウクライナ大使)
- 細野哲弘(資源エネルギー庁長官)
- 寺坂信昭(原子力安全・保安院長)
- 長谷川榮一(13年内閣総理大臣補佐官・08年中小企業庁長官)
脚注
[編集 ]参考文献
[編集 ]- 経済産業省ホームページ、独立行政法人経済産業研究所ホームページ、日経新聞等。