一色さゆり
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避
この項目では、小説家について記述しています。AV女優の同名の人物については「一色さゆり (AV女優)」をご覧ください。
誕生 |
(1988年10月15日) 1988年 10月15日(36歳) 日本の旗 京都府 京都市 |
---|---|
職業 |
小説家 推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本の旗 日本 |
活動期間 | 2015年 - |
ジャンル | 推理小説 |
主な受賞歴 | 『このミステリーがすごい!』大賞(2015年) |
デビュー作 | 『神の値段』 |
配偶者 | あり[1] |
ウィキポータル 文学 | |
テンプレートを表示 |
1988年 10月15日 [2] -)は、日本の小説家、推理作家。一色さゆりは佯名である[1] 。
(いっしき さゆり、経歴・人物
[編集 ]京都府 京都市出身[3] 。静岡県 静岡市在住[4] 。2012年、東京芸術大学 美術学部 芸術学科卒業[5] 。卒業後東京での3年間のギャラリー勤務を経て[6] 、2015年9月から香港中文大学 大学院美術研究科修士課程に在籍[1] [3] 。同年、「神の値段」で宝島社が主催する第14回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞する(同時受賞は城山真一「ザ・ブラック・ヴィーナス」。選考委員は大森望、香山二三郎、茶木則雄、吉野仁)[7] [8] 。「これまでにないアートミステリーを目指して夢中になって執筆した。書き終えてから、アートの面白さに改めて気づかされた」との旨を発表している[9] 。2016年4月から美術館に勤務している[6] 。
作品
[編集 ]単著
[編集 ]「コンサバター」シリーズ
[編集 ]- コンサバター 大英博物館の天才修復士(2020年6月 幻冬舎文庫)
- コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの(2021年1月 幻冬舎文庫)
- コンサバター 失われた安土桃山の秘宝(2022年4月 幻冬舎文庫)
- ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV(2024年2月 幻冬舎文庫)
- ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV(2024年3月 幻冬舎文庫)
その他の小説
[編集 ]- 神の値段(2016年2月 宝島社 / 2017年1月 宝島社文庫)
- 嘘をつく器 死の曜変天目(2017年8月 宝島社)
- 【改題】骨董探偵 馬酔木泉の事件ファイル(2018年7月 宝島社文庫)
- 絵に隠された記憶 熊沢アート心療所の謎解きカルテ(2019年5月 宝島社文庫)
- ピカソになれない私たち(2020年3月 幻冬舎 / 2022年9月 幻冬舎文庫)
- 飛石を渡れば(2021年1月 淡交社)
- 収録作品:飛石を渡れば / 亥歳のトラ / 春告草 / 巡るとき / 十三まいり / 落し文 / ガーデン・イン・ザ・レイン / 終わらない祭り / 宿るものたち / 待宵月 / 繕いの夜 / かおる夢 / 喜寿の好日
- 光をえがく人(2021年6月 講談社 / 2023年6月 講談社文庫)
- 収録作品:ハングルを追って / 人形師とひそかな祈り / 香港山水 / 写真家 / 光をえがく人
- ジャポニスム謎調査 新聞社文化部旅するコンビ(2022年6月 双葉文庫)
- カンヴァスの恋人たち(2023年4月 小学館)
- ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵(2024年1月 文春文庫)
- 収録作品:私を見つめ直す旅 / 日常を好きになる旅 / 過去とサヨナラする旅 / 一緒に未来へ向かう旅
- 音のない理髪店(2024年10月 講談社)
- モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して(2025年1月 文春文庫)
アンソロジー
[編集 ]「」内が一色さゆりの作品
- 3分で読める! 眠れない夜に読む心ほぐれる物語(2021年7月 宝島社文庫)「夜のラジオ」
- 3分で読める! 誰にも言えない○しろまる○しろまるの物語(2022年5月 宝島社文庫)「誰にも言えない家族の物語」
- 3分で仰天! 大どんでん返しの物語(2023年1月 宝島社文庫)「夜のラジオ」
- 3分で読める! ティータイムに読むおやつの物語(2023年4月 宝島社文庫)「コーヒーが飲めない僕だけど」
脚注
[編集 ][脚注の使い方]
出典
[編集 ]- ^ a b c 佐藤雄二 (2016年2月10日). "一色さゆり「神の値段」 美術愛が存分に". 朝日新聞デジタル . http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20160210240550001.html 2016年4月24日閲覧。
- ^ "「このミス」大賞の一色さゆりさんは小学生で春画描いた(3/3ページ)". 日刊ゲンダイDIGITAL. 2016年8月14日閲覧。
- ^ a b "「このミステリーがすごい!」大賞に2作品決定". YOMIURI ONLINE . (2015年10月1日). オリジナルの2015年10月6日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20151006123923/http://www.yomiuri.co.jp/culture/20151001-OYT1T50074.html 2016年4月24日閲覧。
- ^ "「このミス」大賞に一色、城山氏". 時事ドットコム (2015年10月1日). 2015年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
- ^ "『このミステリーがすごい!』大賞 » 第14回『このミス』大賞 1次選考通過作品 立ち読み 『神の値段』". konomys.jp. 2015年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月6日閲覧。
- ^ a b 一色さゆり(インタビュアー:渋沢和彦)「【聞きたい。】『神の値段』で「このミス」受賞の一色さゆりさん 「実は家で小説書いているのがいい」(2/2ページ)」『産経ニュース』、2016年4月17日。http://www.sankei.com/life/news/160417/lif1604170026-n2.html 。2016年4月24日閲覧。
- ^ "第14回「このミステリーがすごい!」大賞:朝日新聞デジタル". 朝日新聞デジタル. 2015年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月6日閲覧。
- ^ "『このミステリーがすごい!』大賞 » 受賞作品一覧". konomys.jp. 2015年10月6日閲覧。
- ^ "『このミステリーがすごい!』大賞 » 第14回『このミス』大賞受賞作品 一色さゆり". konomys.jp. 2015年10月6日閲覧。