コンテンツにスキップ
Wikipedia

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?"ᅘ" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2019年9月)
ハングル字母
基本字母
合成字母
古字母

は、ハングルを構成する子音 字母のひとつ。現在は使用されない古いハングル字母であり、 を重ねて作られている。呼称はサンヒウッ(쌍히읗)。/ᄒ/[h]硬音を表したと推定されている。世祖以後(15世紀中葉)には表記法の変化により使用されなくなった。

訓民正音』当時の濃音も含めた場合の配列順は、最初の「ᄀ」から20番目であった。

音韻

[編集 ]

訓民正音初声体系の全濁喉音に入れられており、訓民正音の世宗序では「ᄒ喉音如虚字初發聲、竝書如洪字初發聲」と規定されている。ここでいう全濁は朝鮮語では濁音(有声音)ではなく、当時においても硬音であったと考えられており、この字母は喉音/ᄒ/の硬音を表したと推定される。ただし、その現れる条件は限られており、必ず// [jə]の前で使われ、ᅘᅧという語幹をもつ動詞としてのみ存在した。『円覚経諺解』(1465年)以降の正書法では単にで表記されたが、その音価は残っていたと考えられ、17世紀の文献にはを使ってᄻᅧと記述された例が見られる。その後、//[s']または//[kʰ]へと音韻変化した。

字形

[編集 ]

『訓民正音解例』制字解に、全清字を各自並書(同じ字母の並書)すると全濁となるが、喉音のみは次清字を並書したとある。その理由は全清字の は声が深くて凝ずることができなく、 の方が声が浅くて凝ずることができるからだという。

文字コード

[編集 ]
Unicodeにおける文字コード
名称 種類 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL LETTER SSANGHIEUH 単体字 U+3185 ㆅ ㆅ
HANGUL CHOSEONG SSANGHIEUH 初声用 U+1158 ᅘ ᅘ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /