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ルイス数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ルイス数(: Lewis number)とは、熱と物質の移動速度の比を表す[1] 無次元物性値である。熱と物質が同時に移動するような系の解析で重要なパラメータとなる。名称はウォーレン・ルイス (英語版)に由来する。

ルイス数 Le は次式で定義される。

L e = α D {\displaystyle Le={\frac {\alpha }{D}}} {\displaystyle Le={\frac {\alpha }{D}}}

ここで、α:熱拡散率D :拡散係数である。またPr:プラントル数Sc:シュミット数により次のように表される。

L e = S c P r {\displaystyle {\mathit {Le}}={\frac {\mathit {Sc}}{\mathit {Pr}}}} {\displaystyle {\mathit {Le}}={\frac {\mathit {Sc}}{\mathit {Pr}}}}

一般に、気体ではルイス数は 1 に近いことが多く、ルイスの関係が成り立つ[2]

脚注

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  1. ^ 城塚正; 平田彰; 村上昭彦『移動速度論』オーム社、1966年、10頁。ISBN 4-274-11910-6 
  2. ^ 相原利雄『エスプレッソ伝熱工学』裳華房、2009年、239頁。ISBN 978-4-7853-6023-8 

アーセル数 - 圧力係数 - アトウッド数 - アルキメデス数 - イリバレン数 - ウェーバー数 - ウェーバーの火炎速度数 - ウォーリスパラメータ - ウオマスリー数 - エクマン数 - エッカート数 - エトベス数 - エリクセン数 - オイラー数 - オーネゾルゲ数 - 拡散数 - ガリレイ数 - カルロビッツ数 - 管摩擦係数 - キャビテーション数 - キャピラリ数 - クーラン数 - クーリガン・カーペンター数 - クタテラッゼ数 - クヌーセン数 - グラスホフ数 - グレーツ数 - 形状係数 - ゲルトラー数 - コルバーンのJ因子 - シャーウッド数 - シュミット数 - スタントン数 - スチュアート数 - ストークス数 - ストローハル数 - ゼルドビッチ数 - ダンケラー数 - チャンドラセカール数 - ディーン数 - テイラー数 - デボラ数 - ヌセルト数 - ハーゲン数 - ハルトマン数 - ビオ数 - ビンガム数 - フーリエ数 - ブラウネル・カッツ数 - プラントル数 - ブリンクマン数 - フルード数 - ブレーク数 - ペクレ数 - ベジャン数 - マークシュタイン数 - マッハ数 - マランゴニ数 - モートン数 - ラプラス数 - ランキスト数 - リチャードソン数 - ルイス数 - レイノルズ数 - レイリー数 - ロスビー数 - ロックハート・マルティネリパラメータ - ロッシュコ数 - ワイゼンベルグ数

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