メルセデス・ベンツ・C292
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曖昧さ回避
この項目では、プロトタイプのレーシングカーについて説明しています。SUV型のC292については「メルセデス・ベンツ・GLEクラス」をご覧ください。
メルセデスベンツ・C292は、メルセデス・ベンツが1992年のスポーツカー世界選手権(SWC)参戦用に製作したスポーツプロトタイプカーである。
概要
[編集 ]ザウバー・メルセデスが1991年にSWCで使用していたメルセデス・ベンツ・C291の進化モデルで、カーボン製のモノコック、M291エンジン、サイドラジエーターなど基本構成をC291から引き継いでいる。
C292としての特徴は当時F1で注目を集めていたアクティブサスペンション、ABS、トラクションコントロール、セミオートマチックトランスミッションなどのハイテク機器が搭載されていたことが挙げられる。
空力面ではC291と同様のフロントカウル上面に配置されたフロントウイングに、ジャガー・XJR-14が先鞭をつけた2段式のリヤウイングを採用しダウンフォースの増加を図っている。
C292は上記のようにハイテクを積極的に採用した意欲的なマシンであったが、メルセデス・ベンツが1991年度を以てSWCから撤退したためC292はレースに出場しなかった。
参考文献
[編集 ]「Sports-Car Racing 」Vol.13、Sports-Car Racing Group、2003年。
関連項目
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※(注記)ダイムラー・ベンツ(メルセデス・ベンツ)の正式な復帰は1988年だが、同社がザウバーにエンジン供給を行う契機となった1982年から1984年までの内容と、非公式なエンジン供給が行われた1985年から1987年までの内容も含めている。 |