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ペドロ・ヒーゾ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペドロ・ヒーゾ
基本情報
本名 ペドロ・アウグスト・ヒーゾ
(Pedro Augusto Rizzo)
通称 ザ・ロック (The Rock)
金網のビッグ・ベアー
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1974年05月03日) 1974年 5月3日(50歳)
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
リオデジャネイロ州 リオデジャネイロ
所属 ファス・バーリ・トゥード
ブラック・ハウス
アメリカントップチーム
ドージョーチャクリキ
身長 185cm
体重 111kg
リーチ 196cm
階級 ヘビー級
バックボーン ムエタイルタ・リーブリ(黒帯四段)、ブラジリアン柔術(黒帯)
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ペドロ・ヒーゾ(Pedro Rizzo1974年 5月3日 - )は、ブラジル男性総合格闘家キックボクサーリオデジャネイロ出身。ファス・バーリ・トゥード所属。

マルコ・ファスの一番弟子。スタンドでの打撃を得意とする、バーリトゥード時代から活躍していた強豪選手で、UFCでも3度にわたって王座に挑戦した。

来歴

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アメリカ合衆国のWorld Vale Tudo Championshipで活躍後、UFCに参戦。

1998年10月16日、UFC初参戦となった地元開催のUFC Brazilタンク・アボットと対戦。1RにKO勝ち。

1999年1月8日、UFC 20で元ヘビー級王者マーク・コールマンと対戦し、2-1の判定勝ち。

1999年11月14日、日本で開催されたUFC 23高阪剛と王座挑戦者決定戦で対戦。3R後半にアッパーによるレフェリーストップでTKO勝ち。

2000年6月9日、UFC 26のUFC世界ヘビー級タイトルマッチで王者ケビン・ランデルマンに挑戦し、終始グラウンドで劣勢に立たされ、0-3の判定負けを喫しキャリア初黒星となった。

2000年9月22日、UFC 27ダン・スバーンと対戦。テイクダウンディフェンスと打撃で試合を優位に進め、1Rにローキックでギブアップを奪いTKO勝ち。

2001年2月23日、UFC 30ジョシュ・バーネットと対戦。打撃で優位に立ち回り、2Rにカウンターの右フックでKO勝利を収め無敗だったジョシュに初黒星を付けた。

2001年5月4日、UFC 31のUFC世界ヘビー級タイトルマッチで王者ランディ・クートゥアに挑戦。1Rは何度かテイクダウンを奪われ苦戦。中盤以降は終始打撃で圧倒したが0-3の判定負け。この判定が物議を醸したことで2001年11月2日のUFC 34で再戦が組まれるが、TKO負けを喫した。

2002年3月22日、UFC 36で後のヘビー級王者アンドレイ・アルロフスキーと対戦。ローキックやハイキック等の打撃で撹乱し、3RにジャブでKO勝ちを収めた。

2002年9月27日、UFC 39ガン・マッギーと対戦。マッギーの体格差を活かした猛攻に苦戦し、1R終了時にタオル投入でTKO負け。

2003年11月21日、UFC 45: Revolutionでの元王者リコ・ロドリゲス戦で収めた判定勝ちを最後にUFCを離脱した。

2003年12月31日のINOKI BOM-BA-YE 2003に出場予定であったが契約交渉の難航や、リングでの試合に対する準備不足などで実現しなかった。

約一年半後の2005年6月26日、PRIDE初参戦となったPRIDE GRANDPRIX 2005 2nd ROUNDセルゲイ・ハリトーノフと対戦し、サッカーボールキックからのパウンドでレフェリーストップTKO負け。

2006年2月26日、PRIDE.31ローマン・ゼンツォフと対戦し、カウンターの左フックでKO負け。

2007年3月9日、Art of War 1のIFAヘビー級王座決定戦でジャスティン・エイラーズと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[1]

2007年9月1日、Art of War 3のIFAヘビー級タイトルマッチでジェフ・モンソンと対戦し、パンチ連打でTKO勝ちを収め、王座の初防衛に成功した。

2008年7月19日、Affliction: Bannedジョシュ・バーネットと約7年半振りに再戦し、2ラウンドに左フックでKO負け。

2009年6月27日、Ultimate Chaosでギルバート・アイブルと対戦し、パウンドでKO負けを喫した[2]

2010年8月14日に元UFC世界ヘビー級王者ティム・シルビアと対戦予定であったが、シルビアがマリウス・プッツナウスキーとの対戦で足を骨折した為中止となった。

2010年7月18日、Impact FC 2: The Uprising Sydneyでケン・シャムロックと対戦。1Rにローキックでダウンを奪い、パウンドでTKO勝ち。

2010年11月にはPWP「War on the Mainland」で王者ティム・シルビアへ挑戦予定であったが、ヒーゾのトレーニング中の怪我により中止となった[3]

2012年6月21日、M-1 Globalで一週間前のオファーでエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、パウンドでTKO負けを喫した[4]

2015年9月12日、Face to Faceでアンドリュー・フローレス・スミスと対戦し、ローキックで1RTKO勝ち[5] 。試合後に引退を表明した。

人物・エピソード

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戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
43 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
32 12 4 4 0 0 0
11 7 0 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
しろまる アンドリュー・フローレス・スミス 1R終了時 TKO(ローキック) Face to Face 12: Rizzo vs. Flores 2015年9月12日
×ばつ 石井慧 5分3R終了 判定0-3 IGF GENOME26 2013年5月26日
×ばつ エメリヤーエンコ・ヒョードル 1R 1:24 KO(左フック→パウンド) M-1 Global: Fedor vs. Rizzo 2012年6月21日
しろまる ケン・シャムロック 1R 3:33 TKO(ローキック→パウンド) Impact FC 2: The Uprising Sydney 2010年7月18日
しろまる ゲーリー・グッドリッジ 2R終了時 TKO(棄権) Washington Combat: Battle of the Legends 2010年5月15日
しろまる ジェフ・モンソン 5分3R終了 判定3-0 Bitetti Combat 4 2009年9月12日
×ばつ ギルバート・アイブル 1R 2:10 KO(パウンド) FFI: Ultimate Chaos 2009年6月27日
×ばつ ジョシュ・バーネット 2R 1:44 KO(左フック) Affliction: Banned 2008年7月19日
しろまる ジェフ・モンソン 3R 2:40 TKO(パンチ連打) Art of War 3
【IFAヘビー級タイトルマッチ】 2007年9月1日
しろまる ジャスティン・エイラーズ 5分3R終了 判定3-0 Art of War 1
【IFAヘビー級王座決定戦】 2007年3月9日
×ばつ ローマン・ゼンツォフ 1R 0:25 KO(左フック) PRIDE.31 Dreamers 2006年2月26日
×ばつ セルゲイ・ハリトーノフ 1R 2:02 KO(パウンド) PRIDE GRANDPRIX 2005 2nd ROUND 2005年6月26日
しろまる リコ・ロドリゲス 5分3R終了 判定3-0 UFC 45: Revolution 2003年11月21日
しろまる トレイ・テリグマン 2R 4:25 TKO(ドクターストップ) UFC 43: Meltdown 2003年6月6日
×ばつ ウラジミール・マティシェンコ 5分3R終了 判定0-3 UFC 41: Onslaught 2003年2月28日
×ばつ ガン・マッギー 1R終了時 TKO(タオル投入) UFC 39: The Warriors Return 2002年9月27日
しろまる アンドレイ・アルロフスキー 3R 1:45 KO(スタンドパンチ連打) UFC 36: Worlds Collide 2002年3月22日
×ばつ ランディ・クートゥア 3R 1:38 TKO(パウンド) UFC 34: High Voltage
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 2001年11月2日
×ばつ ランディ・クートゥア 5分5R終了 判定0-3 UFC 31: Locked and Loaded
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 2001年5月4日
しろまる ジョシュ・バーネット 2R 4:21 KO(右フック) UFC 30: Battle on the Boardwalk 2001年2月23日
しろまる ダン・スバーン 1R 1:33 ギブアップ(ローキック) UFC 27: Ultimate Bad Boyz 2000年9月22日
×ばつ ケビン・ランデルマン 5分5R終了 判定0-3 UFC 26: Ultimate Field Of Dreams
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 2000年6月9日
しろまる 高阪剛 3R 1:12 TKO(スタンドパンチ連打) UFC 23: Ultimate Japan 2 1999年11月14日
しろまる トレイ・テリグマン 1R 4:29 KO(右ストレート) UFC 20: Battle for the Gold 1999年5月7日
しろまる マーク・コールマン 15分1R終了 判定2-1 UFC 18: The Road to the Heavyweight Title 1999年1月8日
しろまる タンク・アボット 1R 8:07 KO(右ストレート) UFC Brazil: Ultimate Brazil 1998年10月16日
しろまる リチャード・ハード 1R 13:12 ギブアップ(パンチ連打) World Vale Tudo Championship 3
【WVCスーパーファイト王座決定戦】 1997年1月19日
しろまる ヴァーノン・"タイガー"・ホワイト 1R 6:30 KO(キック) World Vale Tudo Championship 2
【決勝】 1996年11月10日
しろまる ミハエル・ティエロイ 1R 0:18 V1アームロック World Vale Tudo Championship 2
【準決勝】 1996年11月10日
しろまる ニコラウス・ニコラウス 1R 1:49 ギブアップ(パウンド) World Vale Tudo Championship 2
【1回戦】 1996年11月10日
しろまる エリック・ラバイユ 1R 2:57 TKO(パンチ連打) IMA: Battle of Styles 1996年10月26日

キックボクシング

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キックボクシング 戦績
34 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
31 30 1 0 1 0
2 2 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
×ばつ ロイド・ヴァン・ダム 2R終了時(タオル投入) Nikko T. Press Productions: Battle of the Best 1997年5月11日
しろまる ロブ・ファン・エスドンク 3R終了時(タオル投入) Nikko T. Press Productions: Battle of the Best 1997年5月11日
しろまる オーランド・ブライエンバーグ 3R終了 判定3-0 Nikko T. Press Productions: Battle of the Best 1997年5月11日
×ばつ マイケル・トンプソン 3R 1:19 TKO(左瞼負傷) K-1 HERCULES 1995年12月9日

獲得タイトル

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  • World Vale Tudo Championship 2 優勝(1996年)
  • 第2代WVCスーパーファイト王座(1997年)
  • IFAヘビー級王座(2007年)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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