スリー・サイズ・ライヴ
『スリー・サイズ・ライヴ』 | |
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ジェネシス の ライブ・アルバム | |
リリース | |
録音 |
1976年 ("It."/"Watcher of the Skies")[1] 1980年 ("Follow You Follow Me"、"One for the Vine"、"Fountain of Salmacis")[1] 1981年 |
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ポップ・ロック |
時間 | |
レーベル |
イギリスの旗 カリスマ・レコード アメリカ合衆国の旗 アトランティック・レコード 欧州連合の旗 ヴァーティゴ ヴァージン・レコード(リイシュー) |
プロデュース | ジェネシス |
専門評論家によるレビュー | |
チャート最高順位 | |
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ジェネシス アルバム 年表 | |
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『スリー・サイズ・ライヴ[注釈 1] 』(Three Sides Live)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ジェネシスが1982年に発表したライブ・アルバム。LP・CDとも2枚組となっている。
背景
[編集 ]インターナショナル盤LPは、サイド1からサイド3がライブ音源、サイド4はスタジオ録音の曲(アルバム『デューク ×ばつ3』からの曲)という構成だったが、イギリス盤LPは内容が異なり、サイド4もライブ音源であった[8] 。1994年のリマスターCDは、イギリス盤LPに準じた全曲ライブ録音の内容となった。
「イット〜ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ」(インターナショナル盤LPには収録されていない)のみスティーヴ・ハケット在籍時の1976年のライブ音源で、ビル・ブルーフォードがサポート・ドラマーを務めている[1] 。
反響・評価
[編集 ]全英アルバムチャートでは19週トップ100入りして最高2位を記録し、バンドにとって10作目の全英トップ10アルバムとなった[2] 。アメリカでは25週Billboard 200入りし、1982年8月21日に最高10位を記録した[4] 。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「フィル・コリンズの歌声は全編を通じて好調で、グループの演奏も印象的なことが多く、たとえアリーナ・クラスの会場の観客を前にするようになっても、刺激的かつ密度の濃い演奏が維持されている」と評している[9] 。
収録曲
[編集 ]特記なき楽曲はフィル・コリンズ、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスの共作。
サイド1
[編集 ]- ターン・イット・オン・アゲイン - "Turn It On Again" - 5:16
- ドードー - "Dodo" - 7:18
- アバカブ - "Abacab" - 8:46
サイド2
[編集 ]- ビハインド・ザ・ラインズ - "Behind the Lines" - 5:26
- ダッチス - "Duchess" - 6:38
- ミー・アンド・サラ・ジェーン - "Me & Sarah Jane" (Tony Banks) - 6:02
- フォロー・ユー・フォロー・ミー - "Follow You Follow Me" - 4:58
サイド3
[編集 ]- ミスアンダースタンディング - "Misunderstanding" (Phil Collins) - 4:06
- イン・ザ・ケイジ(メドレー) - "In the Cage (Medley - Cinema Show - Slippermen)" (Peter Gabriel, Steve Hackett, P. Collins, Mike Rutherford, T. Banks) - 11:52
- アフターグロウ - "Afterglow" (T. Banks) - 5:13
サイド4(イギリス盤LP)
[編集 ]- ワン・フォー・ザ・ヴァイン - "One for the Vine" (T. Banks) - 11:04
- ザ・ファウンテン・オブ・サルマシス - "Fountain of Salmacis" (P. Gabriel, S. Hackett, P. Collins, M. Rutherford, T. Banks) - 8:37
- イット〜ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ - "It."/"Watcher of the Skies" (P. Gabriel, S. Hackett, P. Collins, M. Rutherford, T. Banks) - 7:03
サイド4(インターナショナル盤LP)
[編集 ]※(注記)5曲すべてスタジオ録音
- ペイパーレイト - "Paperlate" - 3:20
- ユー・マイト・リコール - "You Might Recall" - 5:31
- 私とヴァージル - "Me and Virgil" - 6:20
- オータム - "Evidence of Autumn" (T. Banks) - 4:57
- オープン・ドア - "Open Door" (M. Rutherford) - 4:06
参加ミュージシャン
[編集 ]- フィル・コリンズ - ボーカル、ドラムス
- マイク・ラザフォード - ギター、ベース、バッキング・ボーカル
- トニー・バンクス - キーボード、バッキング・ボーカル
- スティーヴ・ハケット - ギター (on "It."/"Watcher of the Skies")
アディショナル・ミュージシャン
- ダリル・ステューマー - ギター、ベース
- チェスター・トンプソン - ドラムス
- ビル・ブルーフォード - ドラムス (on "It."/"Watcher of the Skies")
脚注
[編集 ]注釈
[編集 ]- ^ 1995年再発CD (VJCP-3120-21)、1999年再発CD (VJCP-68105-06)、2009年再発CD (VJCP-68903-04)の帯に準拠。日本初回盤LP (P-5611-2)の帯では『スリー・サイド・ライヴ』と表記されていた。
出典
[編集 ]- ^ a b c Genesis - Three Sides Live (1982, Gatefold, Vinyl) | Discogs
- ^ a b GENESIS songs and albums | full Official Chart history
- ^ Genesis - Three Sides Live - dutchcharts.nl
- ^ a b "Genesis - Chart History - Billboard 200". Billboard. 2024年4月14日閲覧。
- ^ norwegiancharts.com - Genesis - Three Sides Live
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ swedishcharts.com - Genesis - Three Sides Live
- ^ Deriso, Nick (2017年6月2日). "How Genesis Bid Final Goodbye to Their Past on 'Three Sides Live'". Ultimate Classic Rock. Loudwire Network. 2020年2月22日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. "Three Sides Live - Genesis". AllMusic. 2020年2月22日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- スリー・サイズ・ライヴ - Discogs (発売一覧)
フィル・コリンズ | マイク・ラザフォード | トニー・バンクス ピーター・ガブリエル | スティーヴ・ハケット | アンソニー・フィリップス | ジョン・メイヒュー | ジョン・シルヴァー | クリス・スチュワート | レイ・ウイルソン サポート・メンバー : チェスター・トンプソン | ダリル・ステューマー | ビル・ブルーフォード | ニック・ディヴァージリオ | ニア・Z | アンソニー・ドレナン | |
スタジオ・アルバム | 創世記 | 侵入 | 怪奇骨董音楽箱 | フォックストロット | 月影の騎士 | 眩惑のブロードウェイ | トリック・オブ・ザ・テイル | 静寂の嵐 | そして3人が残った | デューク | アバカブ | ジェネシス | インヴィジブル・タッチ | ウィ・キャント・ダンス | コーリング・オール・ステーションズ |
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