ストリート・スピリット
「ストリート・スピリット」 | |||||||
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レディオヘッド の シングル | |||||||
初出アルバム『ザ・ベンズ』 | |||||||
B面 |
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リリース | |||||||
ジャンル | ポスト・グランジ [2] | ||||||
時間 | |||||||
レーベル | パーロフォン | ||||||
作詞・作曲 |
トム・ヨーク ジョニー・グリーンウッド エド・オブライエン コリン・グリーンウッド フィル・セルウェイ | ||||||
プロデュース | ジョン・レッキー | ||||||
レディオヘッド シングル 年表 | |||||||
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「ストリート・スピリット」 (英: Street Spirit (Fade Out)) は、イギリスのロックバンド、レディオヘッドが1995年に発表した2ndアルバム『ザ・ベンズ』のラストを飾る楽曲。
概要
[編集 ]本作は、1996年1月22日にシングルカットされ、全英シングルチャートで5位にランキング、それまでのレディオヘッドの楽曲で最高位を記録した[3] 。 1992年のデビューシングル「クリープ」以来のヒット作となり、レディオヘッドが一発屋ではないことを証明した楽曲である。
また、イ短調で構成されており、その後のマイナーコードを基調とした、メランコリーを醸し出すレディオヘッドの特色を決定づけた作品としても重要である。 2008年に発売されたベスト・アルバム『ザ・ベスト・オブ』にも収録された。
制作
[編集 ]トム・ヨークは、本作を生み出すにあたり、アメリカのロックバンドR.E.M.と、ナイジェリアの作家ベン・オクリの小説『満たされぬ道』に影響されたと語っている[4] 。
ミュージック・ビデオは、ロサンゼルス郊外の砂漠で2泊にわたって撮影された。1996年2月にリリースされたミュージックビデオは、モノクロでスローモーションとクイックモーション(早回し)を重ね合わせた独創的な映像となり、今日でも監督したジョナサン・グレイザーの代表作となっている。監督はインタビューで、この作品が「ターニングポイント」になったと述べている。彼は、レディオヘッドが「アーティストとして自分たちの声を見つけた」と感じ、「それに近づくことによって、感情に訴える詩的な価値をもった作品ができたと確信した」と語っている[5] 。 ジョナサン・グレイザーは、後に発表されレディオヘッドの代表曲となる「カーマ・ポリス」(『OK コンピューター』に収録)のミュージック・ビデオも監督している。
評価
[編集 ]アメリカの音楽誌ピッチフォークは、本作について「階級意識の高いブリットポップのアーティストでさえ抑圧した資本主義の恐ろしさを表現している」と述べている[6] 。
イギリスの新聞ガーディアンが発表した「レディオヘッド最高の40曲ランキング」で、本作は12位に選ばれている[7] 。
カバー
[編集 ]2010年、ピーター・ガブリエルが、本作のカバーをアルバム『Scratch My Back』に収録した[8] 。
2012年、ザ・ダークネスが、本作のカバーをアルバム『Hot Cakes』に収録した[9] 。
2020年、システム・オブ・ア・ダウンのドラマー、ジョン・ドルマヤンが、カバー・アルバム『These Grey Men』の中で、アヴェンジド・セヴンフォールドのM.シャドウズと、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロと共に、本作のカバーをリリースした[10] 。 ジョン・ドルマヤンが、本作をカバーした理由を「この曲がいつも与えてくれる、外は雨で寒くて、不機嫌になりながら部屋にこもり、恋人に振られたような感じが好き[11] 」で「本当に感動的で心動かされる[12] 」からだとインタビューで語っている。またミュージック・ビデオには、レディオヘッドのメンバー5人の肖像画が登場し、最大限のオマージュが捧げられている。
収録曲
[編集 ]CD 1
[編集 ]- "Street Spirit (Fade Out)" – 4:13
- "Talk Show Host" – 4:41
- "Bishop's Robes" – 3:25
CD 2
[編集 ]- "Street Spirit (Fade Out)" – 4:13
- "Banana Co." – 2:20
- "Molasses" – 2:27
チャート
[編集 ]チャート(1996年) | 最高順位 |
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イギリス(全英シングルチャート)[3] | 5 |
脚注
[編集 ]- ^ "New Releases: Singles". Music Week : 31. (1996年1月20日). https://worldradiohistory.com/UK/Music-Week/1996/Music-Week-1996年01月20日.pdf 2022年4月10日閲覧。.
- ^ DeLuca, Dan (2008年8月13日). "Review: Everything right with Radiohead". The Philadelphia Inquirer . 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b "Radiohead|full Official Chart History". Official Charts Company. 2023年1月25日閲覧。
- ^ "Chipping Away - Brian Draper talks to Thom Yorke". Third Way . (2004年12月号). https://books.google.com/books?id=8Yq7ZTsst1YC&pg=PA16 2022年4月10日閲覧。.
- ^ "INTERVIEW: Shooting the "Beast"; Jonathan Glazer Tames the Gangster Genre publisher=IndieWire" (2001年12月6日). 2022年4月10日閲覧。
- ^ "The 50 Best Britpop Albums". Pitchfork (29 March 2017). 2022年4月10日閲覧。
- ^ "Radiohead’s 40 greatest songs – ranked!". The Guardian (2020年1月23日). 2022年4月19日閲覧。
- ^ "Peter Gabriel – Scratch My Back (2010)". Discogs (2010年2月15日). 2022年4月11日閲覧。
- ^ Nelson, Michael (2012年8月9日). "The Darkness – "Street Spirit" (Radiohead Cover)". Stereogum . 2022年4月11日閲覧。
- ^ Blistein, Jon (2020年1月23日). "System of a Down's John Dolmayan taps Tom Morello for cover of Radiohead's 'Street Spirit'". Rolling Stone . https://www.rollingstone.com/music/music-news/system-of-a-down-john-dolmayan-tom-morello-m-shadows-radiohead-street-spirit-cover-941496/ 2022年4月11日閲覧。
- ^ "Listen to John Dolmayan, Tom Morello and M Shadows cover ‘Street Spirit (Fade Out)’". NME (2020年1月25日). 2022年4月18日閲覧。
- ^ "M. Shadows, Tom Morello And John Dolmayan Cover Radiohead's Street Spirit". Kerrang! (2020年1月24日). 2022年4月18日閲覧。
トム・ヨーク - ジョニー・グリーンウッド - エド・オブライエン - コリン・グリーンウッド - フィル・セルウェイ | |||||
シングル | 1.クリープ - 2.エニイワン・キャン・プレイ・ギター - 3.ポップ・イズ・デッド - 4.ストップ・ウィスパリング - 5.マイ・アイアン・ラング - 6.ハイ・アンド・ドライ / プラネット・テレックス - 7.フェイク・プラスティック・トゥリーズ - 8.ジャスト - 9.ストリート・スピリット - 10.パラノイド・アンドロイド - 11.カーマ・ポリス - 12.ラッキー - 13.ノー・サプライゼズ - 14.ピラミッド・ソング - 15.アイ・マイト・ビー・ロング - 16.ナイヴズ・アウト - 17.ゼア・ゼア - 18.ゴー・トゥ・スリープ - 19.2+2=5 - 20.ジグソー・フォーリング・イントゥ・プレイス - 21.ヌード - 22.ハウス・オブ・カーズ / バディスナッチャーズ - 23.レコナー - 24.オール・アイ・ニード | ||||
アルバム |
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楽曲 | |||||
関連項目 | レディオヘッドの作品 - アトムス・フォー・ピース - ナイジェル・ゴッドリッチ - スタンリー・ドンウッド - パーロフォン - キャピトル・レコード - 東芝EMI - XLレコーディングス - TBDレコード - ホステス・エンタテインメント | ||||
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