クァイル郡
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位置 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 과일군 |
漢字: | |
片仮名転写: | クァイル=グン |
ローマ字転写 (MR): | Kwail-kun |
統計 | |
行政 | |
国: | 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 |
上位自治体: | 黄海南道 |
下位行政区画: | 1邑24里 |
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クァイル郡(クァイルぐん)は朝鮮民主主義人民共和国 黄海南道に属する郡。クァイルは朝鮮語の固有語で「くだもの」を意味する言葉であり、漢字表記はない(ただし中国語では瓜飴(かい/クァイー)郡と表記)。
郡名は、この地域が果実の生産拠点であることに由来する。
地理
[編集 ]黄海南道の西北部に位置し、朝鮮西海(黄海)に面している。席島(ソクト)など沖合いの島を含んでいる。なお、椒島(チョド)は元々本郡に属していたが、1996年に南浦市に移管された。
行政区画
[編集 ]1邑・24里を管轄する。
- クァイル邑(クァイルプ)
- ノンボル里(ノンボルリ)
- 徳安里(トガンニ)
- 徳井里(トクチョンニ)
- 龍鶴里(リョンハンニ)
- 栗里(リュルリ)
- 北昌里(プクチャンニ)
- 砂器里(サギリ)
- 山水里(サンスリ)
- 席島里(ソクトリ)
- 細橋里(セギョリ)
- 松谷里(ソンゴンニ)
- 水豊里(スプンニ)
- 新大里(シンデリ)
- 薪坪里(シンピョンニ)
- 鉛鉱里(ヨングァンニ)
- 塩田里(ヨムジョンニ)
- 五井里(オジョンニ)
- 雲山里(ウンサンニ)
- 月沙里(ウォルサリ)
- 長岩里(チャンアムニ)
- 川南里(チョンナムニ)
- 青龍里(チョンニョンニ)
- 浦口里(ポグリ)
- 豊海里(プンヘリ)
歴史
[編集 ]朝鮮王朝時代には黄海道に属して豊川県が置かれ、1895年に海州府豊川郡、1896年黄海道豊川郡となる。1909年3月に松禾郡に合併された。
1945年8月15日の時点では、黄海道松禾郡栗里面・雲遊面・豊海面・真風面・泉洞面・上里面・下里面にあたる。1952年の北朝鮮の地方行政区画再編後も松禾郡に属したが、1963年3月に松禾果樹農場地区が置かれ、1967年10月に地区一帯がクァイル郡(1邑22里)として分離された。
年表
[編集 ]この節の出典[1]
- 1967年10月 - 黄海南道 松禾郡山水里・栗里・雲山里・砂器里・龍鶴里・徳井里・松谷里・長岩里・豊海里・五井里・水豊里・薪坪里・浦口里・徳安里・新大里・塩田里・月沙里・席島里・椒島里(松禾果樹農場地区の管轄地域)をもって、クァイル郡を設置。(1邑22里)
- 徳井里が塩田里・月沙里に分割編入。
- 豊海里の一部が分立し、クァイル邑・細橋里が発足。
- 新大里の一部が分立し、救王里が発足。
- 松谷里・長岩里の各一部が合併し、川南里が発足。
- 山水里の一部が分立し、朱村里が発足。
- 浦口里・新大里・塩田里の各一部が合併し、北昌里が発足。
- 豊海里の残部・長岩里の一部が五井里に編入。
- 五井里・長岩里の各一部が山水里に編入。
- 砂器里・栗里の各一部が雲山里に編入。
- 松谷里・砂器里の各一部が龍鶴里に編入。
- 薪坪里の一部が水豊里に編入。
- 新大里の一部が浦口里に編入。
- 長岩里の一部が松谷里に編入。
- 塩田里・水豊里・新大里の各一部が薪坪里に編入。
- 徳安里の一部が月沙里に編入。
- 浦口里の一部が新大里に編入。
- 1981年10月 - 救王里がノンボル里に改称。(1邑22里)
- 1990年9月 - 朱村里が鉛鉱里に改称。(1邑22里)
- 1991年9月 (1邑25里)
- クァイル邑の一部が分立し、豊海里が発足。
- 月沙里・塩田里の各一部が合併し、徳井里が発足。
- クァイル邑・薪坪里の各一部が合併し、青龍里が発足。
- 1996年 - 椒島里が南浦直轄市 港口区域に編入。(1邑24里)
観光
[編集 ]- 黄海南道北西部の朝鮮西海沿岸に位置している郡。果実の名産地である。
交通
[編集 ]脚注
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外部リンク
[編集 ]- 中央日報北韓ネット・北韓地名辞典 (朝鮮語)
座標: 北緯38度23分34秒 東経124度58分22秒 / 北緯38.39285度 東経124.972708度 / 38.39285; 124.972708
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