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アントニオ・パッパーノ

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アントニオ・パッパーノ
Antonio Pappano
アントニオ・パッパーノ(右)
基本情報
出生名 Antonio Pappano
生誕 (1959年12月30日) 1959年 12月30日(65歳)
出身地 イギリスの旗 イギリス イングランドの旗 イングランドエセックス州
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
活動期間 1980年 -

アントニオ・パッパーノ(Sir Antonio Pappano, 1959年 12月30日 - )は、イギリス出身のイタリア系指揮者

人物・来歴

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イタリア人の両親のもと、イングランドエセックス州エピングで生まれたパッパーノは、アメリカに渡りピアノ作曲を学んだ後、各地の歌劇場でコレペティトールとして研鑽を積む。バイロイト音楽祭ではダニエル・バレンボイムのアシスタントを務める。

1987年に、オスロにあるノルウェー歌劇場にデビューし、1990年から音楽監督としてそのキャリアをスタートさせた。1992年よりベルギーブリュッセルにあるベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督に就任、同歌劇場の水準を飛躍的に高める活躍を見せる。1999年、かつて助手として働いたバイロイト音楽祭に楽劇『ローエングリン』を振ってデビューする。2002年よりロンドンロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督に迎えられ、現在まで活躍を続けている[1] 。シンフォニーの分野では、1997年からイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務める一方、2005年より2023年まで聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の音楽監督を務める[2]

2012年にイタリア共和国大統領 ジョルジョ・ナポリターノよりイタリア共和国功労勲章を受け[1] [3] [4] エリザベス女王よりナイトに叙せられている[5] [6]

2023年からロンドン交響楽団の首席指揮者(Chief Conductor Designate)を務める[7] [8]

脚注

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注釈・出典

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  1. ^ a b "Antonio Pappano". Royal Opera House. 2018年5月13日閲覧。
  2. ^ "ローマ発 〓 ダニエル・ハーディングがサンタ・チェチーリア国立アカデミー管の音楽監督に、パッパーノの後任". 月刊音楽祭. 楽壇ニュース. 2024年9月1日閲覧。
  3. ^ "Santa Cecilia. Antonio Pappano Cavaliere al "Merito della Repubblica italiana"". dazebaonews. (2012年5月7日). https://www.dazebaonews.it/cultura/10369-santa-cecilia-antonio-pappano-cavaliere-al-%E2%80%9Cmerito-della-repubblica-italiana%E2%80%9D.html 2018年5月13日閲覧。 
  4. ^ "Onorificenze". Presidenza della Repubblica. 2018年5月13日閲覧。
  5. ^ "名指揮者パッパーノに来日直前インタビュー ローマの名門楽団と3年ぶり". 日経スタイル (2014年11月1日). 2018年5月13日閲覧。
  6. ^ "Antonio Pappano receives knighthood in the 2012 New Year Honours List". Royal Opera House (2011年12月31日). 2018年5月13日閲覧。
  7. ^ "London Symphony Orchestra appoints Sir Antonio Pappano as Chief Conductor" (英語). London Symphony Orchestra (2021年3月30日). 2021年12月28日閲覧。
  8. ^ 音楽現代1月号 2022, p. 92 35、ロンドン交響楽団=次期PCにアントニオ・パッパーノ(2023/24より).

参考文献

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  • Maeckelbergh, Lucrèce, Antonio Pappano: Con Passione. Snoeck, 2006 ISBN 9053495274.
  • 『音楽現代1月号』株式会社 芸術現代社、2022年。 

外部リンク

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首席指揮者
総裁

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