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ג

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ヘブライ文字
基本字母

אבגדהוזחטיכ
למנסעפצקרשת

語末形

ךםןףץ

筆記体

ג(ギメル、ヘブライ語: גימ״ל‎, גִּימֶל‎ gimmel)はヘブライ文字の3番目の文字。ヘブライ数字の数価は3。

アラビア文字جギリシャ文字Γキリル文字Гラテン文字CあるいはGに対応する。

音声

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有声軟口蓋破裂音 /ɡ/を表す。ヘブライ語のティベリア式発音では破裂音の/ɡ/と摩擦音の/ɣ/の2種類の発音があり、破裂音であることを表すためにダゲシュ記号を加えて「גּ‎」と書いた。本来、母音に後続する位置で、重子音でない場合に摩擦音で発音された。しかし現代ヘブライ語では常に破裂音で発音される。

現代ヘブライ語で主に外来語に使用する有声後部歯茎破擦音 /dʒ/は「ג׳‎」と表記される。

起源

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ラクダ(ヘブライ語: גמל gamal)を描いた文字に由来すると言われるが、実際には原カナン文字フェニキア文字以来2つの線が頂点で接した単純で幾何学的な形( )をしており、ラクダには見えない。サンブソンはラクダのこぶを様式化して表したものと考えている[1] 。一方ウィリアム・オルブライトはこの文字が投げ棒を表していると考えた[2]

脚注

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  1. ^ Geoffrey Sampson (1985). Writing Systems. Stanford University Press. pp. 80-81. ISBN 0804717567  
  2. ^ Joseph Naveh (1987) [1982]. Early History of the Alphabet (2nd ed.). Hebrew University. p. 25. ISBN 9652234362  

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