Tマネー
T-money | |
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使用エリア |
ソウル特別市 京畿道 仁川広域市 大田広域市 世宗特別自治市 大邱広域市 釜山広域市 蔚山広域市 光州広域市 江原特別自治道 忠清北道 忠清南道 慶尚北道(軍威郡,英陽郡除外) 慶尚南道 全羅北道 全羅南道(珍島郡除外) 済州特別自治道 |
導入 | 2004年 |
規格 | |
運営会社 | 株式会社Tマネー |
取扱事業者 | |
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Tマネー | |
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各種表記 | |
ハングル: | 티머니 |
漢字: | - |
発音: | ティモニ |
英語: | T-money |
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市場情報 | 非上場 |
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略称 | KSCC |
本社所在地 |
大韓民国の旗 韓国 ソウル市 中区厚岩路110(南大門路5街)ソウルシティタワー10階 |
設立 | 2003年10月6日 |
業種 | 電子金融業 |
従業員数 | 213人(2014年) |
主要株主 | ソウル特別市、LG CNS |
外部リンク | http://www.t-money.co.kr |
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Tマネー(ティーマネー 朝: 티머니、英: T-money) とは、大韓民国・ソウル特別市が出資・設立した株式会社 韓国スマートカードが発行しているストアードフェアシステムカードである。またTマネー加盟店では電子マネーとして使用できる。
概要
2004年7月にソウル特別市が大衆交通運賃体系改編に伴う新交通カード切り替えを行うこととなり、この時に最初に投入されたカードである。運用開始当初は首都圏電鉄と路線バスの乗車カードのみの利用しかできなかったが、2004年12月電子マネーに対応した「スマートTマネー」を投入して、コンビニなどの加盟店で電子マネーとして使用できるようになった。
2005年5月には「モバイルTマネー」が開始された。モバイルTマネーとは、NFCを利用して携帯電話に従来のSIMカードの代わりに、Tマネーに対応するSIMカード(以下チップ)を差し込み、対応プログラムをダウンロードして使用する。このSIMカードは、自身の利用する携帯電話キャリアから提供を受ける。日本のモバイルSuica等(おサイフケータイ)は、事前に携帯電話内にFeliCaチップが内蔵されており、それに対応したアプリケーションをインストールして使う方式であり、韓国のモバイルTマネーとは仕様が異なっている。
技術
2005年まではオランダフィリップス社の「Mifare(マイフェア)」という技術[1] 。「Mifare」はロンドン、北京、モスクワの公共交通システムでも採用されている[2] 、日本のFelica技術とは直接的な互換性はない。 2005年以後からICカードを採用している。
歴史
- 2003年
- 10月6日 - 株式会社韓国スマートカード設立。
- 11月3日 - ソウル特別市と「新概念カードシステム構築のための事業施行合意書」を締結。
- 2004年
- 1月13日 - ソウル特別市地下鉄公社(現・ソウルメトロ)、ソウル特別市都市鉄道公社と「新交通カードシステム構築契約」と締結。
- 4月22日 - ハイソウルフェスティバルの公開投票で名称をTマネーと確定。
- 7月1日 - 新交通カードシステム運用開始。しかし、初日のシステムエラーが原因が無料で開放された。
- 11月1日 - スマートTマネーカードの販売を開始。
- 11月10日 - 慶尚北道 安東市でTマネー交通システムサービス開始
- 11月25日 - ファミリーマートと「Tマネー運用協約書」を締結。
- 12月1日 - Tマネーカード200万枚販売。
- 12月14日 - GS25と「Tマネー運用協約書」を締結。
- 2005年 4月15日 - 地下鉄定期券システム運用開始。
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2014年
Tマネーの利用方法
- 韓国鉄道公社(広域電鉄)/地下鉄
- 乗車・降車の際、自動改札機のカードリーダーにタッチする。地下鉄の場合、Tマネーを使うと乗車料金が割引される。
- バス
- 乗車・降車の際、運転席横及び中扉付近に設置されたカードリーダーにタッチする。降車の際にタッチを忘れると次回乗車時に反則金(初乗り運賃の2倍)が引かれてしまう。空港リムジンバスの場合、乗車時にのみタッチする。
- タクシー
- 降車時、カードリーダーにタッチする。
- Tマネー加盟店(オンライン・オフライン)
- ロッテワールド、教保文庫やコンビニエンスストア等
- ロッカー
- ロッカーに荷物を保管する前、画面の操作でTマネーによる決済を選択し、Tマネーをタッチした後、荷物を保管する。ロッカーから荷物を取り出す前、画面の操作を行いTマネーをタッチすると、ロッカーが解錠される。
購入とチャージ方法
地下鉄駅窓口、カード自動販売機、加盟店のコンビニエンスストア、バス停付近の売店にて販売されている。 購入時にはTマネーカード本体の代金のみなので、希望チャージ金額を1000ウォン単位以上で支払う必要がある。Tマネーカードには1回1,000ウォン〜9万ウォンまでチャージでき、上限は50万ウォンである。
青少年、子供用カードの場合、カード購入後10日以内にTマネーサイトやコンビニで登録手続きをしないと、割引運賃が適用されない。また、登録手続きでは生年月日の入力が必要である。チャージ金額を使い切った際には、上記販売所にて1,000ウォン単位でチャージ(朝鮮語では「充填(チュンジョン、충전)」)し、引き続き使用することができる。また、駅の自動券売機でも窓口と同じく再チャージが可能である。
運賃
一般(カード:1,050ウォン,現金:1,150ウォン) 青少年(カード:720ウォン,現金:1,000ウォン) 児童(カード:450ウォン,現金:450ウォン)
- 循環 (Yellow)
一般(カード:850ウォン,現金:950ウォン) 青少年(カード:560ウォン,現金:800ウォン) 児童(カード:350ウォン,現金:350ウォン)
- 広域 (Red)
一般(カード:1,850ウォン,現金:1,950ウォン) 青少年(カード:1,360ウォン,現金:1,800ウォン) 児童(カード:1,200ウォン,現金:1,200ウォン)
- マウルバス (Green)
一般(カード:750ウォン,現金:850ウォン) 青少年(カード:480ウォン,現金:550ウォン) 児童(カード,現金:300ウォン)
- 地下鉄+バス、バス+バスを30分以内に乗り換える際には、乗り継ぎ割引が適用され、運賃は始発点からの通算乗車キロにより算出される。10kmまで900ウォン。10kmをこえて5kmごとに100ウォン加算。ただし広域バスとの乗り換えの場合、30kmまで1,700ウォン、30kmを超過した場合、5kmにつき100ウォン加算。
- 青少年カード利用の場合、上記運賃からさらに2割引、子供用カードの場合、上記運賃の半額となる(ただし、広域バス(Red Bus)は1,200ウォン)。
種類とデザイン
普及型Tマネーカード
運用開始当初販売されたカードで、既存の交通カードとサービスが同じであった。現在は販売していない。なお、首都圏以外の互換他地域での利用は出来ない。
スマートTマネーカード
ICを搭載したカードで電子マネーとして加盟店で使用できる。現在販売されているのはこの種類のカードである。Tマネーの番号をホームページで登録しておくと、Tマイレージサービスとインターネットチャージのサービスを受けられる。大人・青少年・子供用があり、普通のカード型の他に、チップの小型性を生かした携帯ストラップ型・腕時計など多様な種類の形状がある。
- 形状
- カード型(大人・青少年・子供)
- ミニカード型(子供)
- ネックレス型(子供)
- 携帯ストラップ型(大人・青少年)
- I型
- T型
- 円型
- ハート型
- HUMANIMAL
- T-STRAP
- ハンドコーン
- T-Sleek
- T-Glass
- バンド型(大人・青少年・子供)
- T-band
- Color T-band
- Tウォッチ(大人・青少年)
Tマネープラスカード
スマートTマネーカードのサービスの他、国税庁のホームページにカード番号を登録をすると領収書カードとして使用することができる。 大人・青少年用がある。
Tマネーマイナスカード(廃止)
Tマネープラスカードの機能に加え、カード残額が不足している場合、1回に限り乗車できるカード。大人・青少年用がある。2015年4月30日をもって廃止された。
インターネットTマネー
USBが搭載されているTマネーで、それをコンピュータに接続しインターネットを通じて、チャージやオンラインゲーム・音楽ダウンロードなど決済ができる。
モバイルTマネー
Tマネー対応のSIMカードを携帯電話に装着して使う。携帯電話を通じて、チャージやオンライン決済が可能。
形状
- カード型(大人・青少年・子供)
- ミニカード型(子供)
- ネックレス型(子供)
- 携帯ストラップ型(大人・青少年)
- I型
- T型
- 円型
- ハート型
- HUMANIMAL
- T-STRAP
- ハンドコーン
- T-Sleek
- T-Glass
- バンド型(大人・青少年・子供)
- T-band
- Color T-band
このほかに、後払い方式のクレジットカード一体型カードや、学生証と一体となったカードなどがある。
セキュリティ・不正利用
2008年前後に発覚していたMIFAREクラシックの脆弱性を突いた偽造(無限チャージ)方法がネット上で出回っており、[4] クラシック版は2007年以降新規発行が停止されたが、回収されず市中に出回っているものが相当数あるとされている。[5] しかし当局の対応が遅れている。
導入事業者・加盟店など
交通
電子マネー加盟店
- 駅構内
- 自動販売機
- 携帯電話充電器
- コンビニエンスストア ※(注記)ソウル市など一部
- ナチュール(Natuur) アイスクリームチェーン
- 教保文庫
- ロッテワールド
- インターネットカフェ ※(注記)Tマネー加盟店のみ
- インターネットショッピングモール ※(注記)Tマネー加盟店のみ
- KT 公衆電話
- ソウル市内主要観光施設入場料
- ソウル市内公営・民営駐車場 ※(注記)一部
- ソウル市・冠岳区各種証明書・発給手数料支払い
- 南山1、3号トンネル混雑通行料支払い
など
参考資料・脚注
- ^ 1枚で地下鉄から美術館まで〜ソウル市交通カード「T-money」 ITmediモバイル 2005年1月24日
- ^ を採用していたがMifare【まいふぇあ】 ITmediモバイル 2004年5月18日
- ^ 但し、ハイパスのように、カードを車両端末機に挿入して使用することはできず(ハイパス専用レーンは利用不可)、有人レーンにてカードをタッチする方式で利用する
- ^ (朝鮮語)MBCニュース|2010年3月15日 해킹 무방비 '교통카드'(偽造に無防備な「交通カード」)
- ^ (朝鮮語)中央日報|2012年8月4日 나 몰래 16억 충전된 교통카드 썼다가...헉!
関連項目
外部リンク
- Tマネーホームページ (朝鮮語)(英語)
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