コンテンツにスキップ
Wikipedia

循環型社会形成推進基本法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。 ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。
循環型社会形成推進基本法
日本国政府国章(準)
日本の法令
通称・略称 循環基本法
法令番号 平成12年法律第110号
種類 環境法
効力 現行法
成立 2000年5月26日
公布 2000年6月2日
施行 2000年6月2日
主な内容 循環型社会の構築など
関連法令 環境基本法廃棄物処理法
条文リンク 循環型社会形成推進基本法 - e-Gov法令検索
ウィキソース原文
テンプレートを表示

循環型社会形成推進基本法(じゅんかんがたしゃかいけいせいすいしんきほんほう、The Basic Law for Establishing the Recycling-based Society [1] 平成12年 6月2日法律第110号)は、日本における循環型社会の形成を推進する基本的な枠組みとなる法律である。基本法が整備されたことにより、廃棄物リサイクル政策の基盤が確立された。

制定の背景

[編集 ]

廃棄物・リサイクル対策については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の改正などによる個別の対処が図られてきたが、

  • 廃棄物の発生量は依然として膨大であること
  • 廃棄物の最終処分場の確保が年々困難になっていること
  • 不法投棄の増大

などの問題が、年々複雑化している。政府は、このような廃棄物・リサイクル問題の解決のため、「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、環境への負荷が少ない「循環型社会」を形成することに解決策を求めることとし、循環型社会の形成を推進する基本的な枠組みとなる法律を新たに制定した。

概要

[編集 ]
  • 環境基本法の下位法に位置付けられるとともに、廃棄物・リサイクル対策に関する個別法に対しては、上位法としての役割をもつ基本法である。
  • 循環型社会の概念を第2条1項で示した。
  • 有価物も含めた概念として廃棄物等を定義した。(第2条2項)
  • 「発生抑制」(リデュース)、「再使用」(リユース)、「再生利用」(マテリアルリサイクル)、「熱回収」(サーマルリサイクル)、「適正処分」の順に処理の優先順位を定めた。(3Rの法制化)(第6条、7条)
  • 拡大生産者責任について、事業者の責務として定めるとともに、国の施策として製品等の引取り・循環的な利用の実施、製品等に関する事前評価についての措置を定めた。(第11条、18条、20条)
  • 政府による循環型社会形成推進基本計画の策定について定めた。(第15条、16条)

目次

[編集 ]

主な関連法

[編集 ]

基本法の整備とともに、個別の廃棄物・リサイクル関係の法律が一体的に整備された(リサイクル、環境法、環境基本法も参照)。

脚注

[編集 ]
  1. ^ EICネット 循環型社会形成推進基本法

関連項目

[編集 ]

外部リンク

[編集 ]
ウィキソースに循環型社会形成推進基本法 の原文があります。
典型七公害
騒音
規制法
その他
水質汚濁
規制法
大気汚染
規制法
その他
地盤沈下
規制法
土壌汚染
規制法
振動
規制法
悪臭
規制法
公害事件
四大公害事件
その他公害事件
公害に関する事件
汚染物質
重金属
ガス、粉塵
毒劇物
その他
行政組織
法律
関連概念
カテゴリ カテゴリ
現状・課題
対策の基本
指標・手法
用語・概念
立法・枠組
条約
カテゴリ カテゴリ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /