「台湾桃園国際空港」の版間の差分
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2006年5月23日 (火) 11:20時点における版
中正国際空港 | |||
---|---|---|---|
IATA:TPE - ICAO:RCTP | |||
概略 | |||
空港種別 | 公共 | ||
運営者 | 交通部民用航空局 | ||
開港日 | 1979年 2月26日 | ||
受け持ち | |||
海抜 AMSL | ft (33 m) | ||
位置 | |||
滑走路 | |||
方向 | 全長 | 表面 | |
ft | m | ||
05/23 | 12,008 | 3,660 | 舗装 |
06/24 | 10,991 | 3,350 | 舗装 |
中正国際空港(ちゅうせいこくさいくうこう、中国語 繁体字表記:中正國際航空站、Chiang Kai-shek International Airport)は中華民国(台湾)桃園縣にある、同国最大の国際空港である。空港コードはTPE(IATA)/RCTP(ICAO)×ばつ2本である。なお、台湾の航空会社であるチャイナエアライン(中華航空)とエバー航空はこの空港をハブ空港として使用している。
航空管制
航空保安無線施設
空港の名称由来
この空港の名前は、中華民国の初代総統である蒋介石の本名(介石は字)を由来としている。そのために「蒋介石国際空港」と別称されることもあり、特に英語では、蒋介石の英語表記(Chiang Kai – Shek)の頭文字を取ったC.K.S. airportと言う別称が多用されている。更には、同空港は台湾北部にある桃園県大園鄉にあることから、地元である桃園県の職員や民主進歩党を始めとする泛緑連盟の人々の間では「桃園国際空港」という別称を多用している。
空港の経緯と現状
この空港は、台北市内で国際空港の機能を果たしていた松山空港から、国際線を移転することを目的として、1979年 2月26日に開港した。これにより、松山空港は国内(中華民国政府の統治領域内)線用、中正国際空港は国際専用という役割分担がなされるようになった為、国内・国際の航空路線を共に増便することが可能となった。その後、国内航空路線は増便が続き、現在では台北と高雄間の移動には鉄道よりも飛行機の方が高い利便性をもつまでになっている。一方の国際航空路線も順調に増便を続けてきたが、最近では香港国際空港や上海浦東国際空港、仁川国際空港といったハブ空港が近隣諸国に次々と開港した為に、それぞれの空港と航空貨客の取り扱いをめぐって激しい競争が生じている。
空港と事故
この空港は、過去にテロ計画の舞台とされた他、近年事故が立て続けに起きた空港でもある。まずはテロであるが、1995年に決行が予定されていたアルカーイダのボジンカ計画では、同空港から発着するアメリカの航空会社の飛行機がテロの対象となっていた。次に事故であるが、同空港では2000年10月31日にシンガポール航空の飛行機が使用不可能な滑走路から離陸しようとした為に墜落したという事故が発生している。また、2002年5月25日にも、同空港から香港国際空港に向かう予定の中華航空機が墜落するという事故が発生している。(航空事故も参照のこと)
空港へのアクセス
この空港から台湾各地への交通は、現在のところは高速道路のみとなる。空港からは台北や高雄など台湾の主要都市へバスが出ており、特に台北市中心部に向かうリムジンバスは頻繁に発車している。空港から台北市までの所要時間は約1時間前後であり、リムジンバス使用時には100〜140元、タクシー使用時には約1,200~1,500元程度の料金がかかる。なお、台北市内から空港までのタクシーは均一料金(1,000元)に設定されている(2005年)。
空港と主要都市を結ぶ鉄道路線は存在しないが、台湾鉄路管理局台北駅から空港及び台湾高速鉄道桃園駅を経由し、桃園県 中壢市までを中正機場捷運で結ぶ計画されている。また、台鉄林口線(空港付近を走る貨物線)を旅客線化する構想も浮上している。
ターミナルと就航航空会社
この空港には第1ターミナルと第2ターミナルが存在し、ターミナル間には2分半ごとに無料で運行されている連絡電車が走っている。なお、各ターミナルを利用している就航航空会社は以下の通りである。日本と台湾の間に定期便のある航空会社は※(注記)印が付けている。
第1ターミナル
- チャイナエアライン(中華航空) ※(注記)
(日本、アメリカ(含ハワイ、グアム)、カナダ、オーストラリア線を除く)
- マカオ航空
- オーストラリア航空
- キャセイ・パシフィック航空 ※(注記)
- コンチネンタル・ミクロネシア航空
- 遠東航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- 大韓航空
- 日本アジア航空 ※(注記)
- マレーシア航空
- マンダリン航空
- ノースウエスト航空 ※(注記)
- パシフィック航空
- パラオ国家航空
- フィリピン航空
- プレジデント航空
- ロイヤルブルネイ航空
- タイ航空
- 復興航空
- ベトナム航空
第2ターミナル
- チャイナエアライン(中華航空) ※(注記)
(日本、アメリカ(含ハワイ、グアム)、カナダ、オーストラリア線)
警備
現在では小銃以上の武器を所持しての巡回は行われていない。