2020年3月に開催された国連統計委員会第51回会合において、本年10月20日の第3回「世界統計の日」への取組が決定されました。
統計は、国民の的確な意思決定や政策決定に役立つ国民共通の情報基盤です。グローバル化が進展している今日、国際比較が可能で信頼できる質の高い統計データがますます必要になっています。高い品質の統計の作成には統計調査への国民の理解と協力が欠かせません。
このことから、国内のみならず国際レベルで公的統計の意義を理解してもらうため、国連は世界共通の統計の日を設けています。
第1回「世界統計の日」は、国連が提唱する世界人口・住宅センサス(我が国では国勢調査※(注記)に相当)への理解を得ることを期して、その実施年である2010年10月20日に設定され、世界130の国や地域、国際機関が広報イベント等を実施しました。これにより公的統計に対する理解や注目が高まったことから、2015年にも設定され(第2回)、以降5年ごとに10月20日を「世界統計の日」とすることが2015年6月の国連総会において決議されました。
各国政府や国際機関が公的統計に関する独自の取組を実施することになっています。
以下の国連のウェブサイトでは、国際機関や各国の取組が紹介される予定です。
https://worldstatisticsday.org/別ウィンドウで開きます
これまで、政策統括官(統計基準担当)室では、「世界統計の日」に当たり、公的統計の重要性を幅広く伝えるための様々な取組を行ってきました。
第3回の今回は、「世界統計の日」を記念し、公的統計の重要性をお伝えするメッセージ動画を作成いたしました。
以下のアドレスから、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=_iOQFmYPMkk別ウィンドウで開きます (総務省統計局YouTubeチャンネル内)
また、政策統括官(統計基準担当)室では、「世界統計の日」のロゴマークを基に広報物品(ポスター及びクリアファイル)を作成して行政機関、国際機関等に配布し、広報誌等において「世界統計の日」の紹介文を掲載するなどの取り組みを実施しています。
我が国におけるこれまでの「世界統計の日」の活動実績は以下のとおりです。
また、以下の国連のサイトにおいて、過去の「世界統計の日」の世界中の活動実績を見ることができます。
我が国でも、国民の皆さまに、統計の重要性に対する関心と理解を深めていただき、統計調査に対してより一層の御協力をいただくため、「統計の日」が定められています。
昭和48年7月3日の閣議了解によって、我が国最初の近代的生産統計である「府県物産表」に関する太政官布告が公布された明治3年9月24日を現在の太陽暦に換算した10月18日が日本の「統計の日」として定められました。
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
なお、2020年10月には、我が国でも国勢調査が実施されます。2020(令和2)年の国勢調査については、以下のページをご覧ください。
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/index.html別ウィンドウで開きます