神戸大学大学院国際文化学研究科|神戸大学大学院国際文化学研究科 国際文化学部 神戸大学大学院国際文化学研究科
Graduate School of Intercultural Studies, Kobe University
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情報コミュニケーション

最終更新日: 2025年08月21日

グローバル文化専攻・言語情報コミュニケーション系
情報コミュニケーションコース

情報コミュニケーションコースは、コンピュータやインターネットに代表される、 情報通信技術を用いたコミュニケーションについての教育・研究を行うコースです。 当コースでは、 インターネットにおける最新の情報発信技術、コンピュータを用いたコミュニケーション情報の収集・分析・整理方法といった、 すぐに活用できる高度な情報処理技能の習得や、将来におけるより効果的なコミュニケーションの実現を目的とした情報通信技術の研究・開発を行なっています。

就職実績

(前期課程) 株式会社DeNA、日本IBM、チームラボ株式会社、日本電気株式会社、西日本電信電話株式会社、滋賀県立成人病センター職員、コベルコシステム株式会社、スミセイ情報システム株式会社、富士通FIP、東京農工大学職員、神戸情報大学院大学准教授、富士通ビー・エス・シー、神戸情報大学院大学職員、グッドスカイ(株)、中国電信北京支社、中国広発銀行、野村総研、アクセンチュア、ヤマハ発動機株式会社、セゾン情報システムズ、ほか

(後期課程) 大阪大学大学院基礎工学研究科特任助教、立命館大学情報理工学部講師、神戸情報大学院大学助手、神戸女子大学助教、大阪産業大学講師、北九州市立大学准教授、大妻女子大学短期大学部准教授、中国国家核電エンジニア、台湾実践大学講師、厦門理工学院講師、関西学院大学理工学部研究員、鹿児島純心女子大学人間教育学部准教授、株式会社NTTデータ技術開発本部研究開発職、大手前大学現代社会学部講師、ほか

在籍学生数

(前期課程) 11名
(後期課程) 5名

論文テーマ例

情報科目学習形態分析文書の自動分類
XML検索法、IT技術者向け学習システム
外国語学習システムにおける誤りレベル判定機能
記憶の仕組みを活用した学習システム
質問支援システム
コミュニケーション指向の都市評価
逆引オノマトペ辞典
ユーザインタフェース
コミュニケーション支援
ニューラルネットワークによるコンピュータ「錯視体験」

所属教員の紹介

康 敏 教授 コンピューター・シミュレーション論特殊講義ほか
情報通信技術の情報教育及び外国語教育への応用に関してコミュニケーションの視点から研究・開発を行っています。特に統計的アプローチを用いてユーザのニーズにあった情報を提供することとユーザの特徴を抽出することに焦点を当てています。

清光 英成 教授 情報ベース論特殊講義ほか
データベースシステムやWeb 情報システムを用いてデータを高次利用することを目的としています。アクセス履歴などの利用者プロファイルや場所・時間などの状況を参考に「いつもの」という入力に利用者個別の答えを出力することをテーマにしています。

三林 亮太 助教 コンピューター・コミュニケーション・システム論特殊講義ほか
自然言語処理技術を用いたテキストの生成や分析を行っています。特に、モーラと呼ばれる拍の数を考慮したテキストの生成や、末尾に韻を含むラップの生成など、制約付きテキストの生成に興味を持ち、研究に取り組んでいます。

西田 健志 准教授 計算科学応用論特殊講義ほか
情報システムの操作性を向上するユーザインタフェースの研究、人どうしのやり取りを円滑にするコミュニケーションシステムの研究をしています。特に、意見がまとまらない、批判的な意見が言い出せない、外国語が流暢でないなど、コミュニケーションがうまくいかない状況を情報と心理の両面から見つめ直すこと、開発したシステムを実際に運用して知見を得ることを重視しています。

村尾 元 教授 認知情報システム論特殊講義ほか
生物に倣った 「柔らかい情報処理」 の技術を用いて、人間をはじめとする生物の集団に現れる知的な振る舞いの分析と応用について研究をしています。対象となるのは、人間などの個体が構成する小さな集団から、社会、経済、インターネットまで様々です。
キーワード:社会システム科学、機械学習、データサイエンス

大山 牧子 准教授 教育システム情報論特殊講義ほか
教育工学の枠組みで、大学の授業を効果的で効率的にするための手法やシステムを開発する研究を行っています。中でも学びを深める思考形態であるリフレクションに関心を持っており、リフレクションが学習効果にもたらす影響の分析やリフレクションを促すツールの開発に取り組んでいます。

[画像:所属学生からのメッセージ]


桑原 樹さん
(博士前期課程 2 年)
神戸大学国際人間科学部卒業
研究テーマ:「日本の都市における若年人口変動の因果グラフ推定に関する研究」

私は学部時代の演習や講義を通じて、データからさまざまな事象を定量的に捉えられる点に魅力を感じ、データサイエンスに関心を持つようになりました。学部3年生の1月には、データサイエンスに関する専門的な知識をさらに深めたいと考え、情報コミュニケーションコースへの進学を決めました。
情報コミュニケーションコースでは、アプリケーションやAIをはじめとする情報分野の技術を活用し、身の回りの課題解決やデータ分析に関する研究・開発を行うことができます。私は少子化に関心があり、その分析と解決の手段として機械学習を活用したいと考えて、「機械学習を利用した都市における若年人口の増減要因の推定」というテーマで現在研究を行っています。先生方は学生の関心を尊重し、それぞれの興味に沿ったテーマで研究を進められる環境を提供してくださるため、ITを専門的に学びたい人だけでなく、自分の専門領域にITを応用したいと考えている人にもおすすめできるコースだと思います。
また、コース内の学生同士の交流も非常に活発で、研究や最新技術について議論したり、雑談を交えながら意見交換したりする機会が多く、刺激的で楽しい研究室生活を送ることができます。
情報分野が専門でない方にとっては、技術的なハードルを感じるかもしれませんが、それ以上に大切なのは情報技術を使ってやってみたいことがあるかだと思っています。情報技術を活用して挑戦したいことがあれば、先生方の熱心で手厚い指導や、学生同士の助け合いのもとで、技術を学びながら研究を進めることができます。専門に関わらずITを活用して実現したいことがある方には、ぜひ挑戦していただき、一緒に学ぶ仲間になれたらと思います。

王 笑難さん(博士後期課程 2 年)
厦門理工学院デザインアート学部卒業
神戸情報大学院大学情報技術研究科修士課程修了
研究テーマ : 「能動的学習データを用いた学習過程の把握と活用」

情報コミュニケーションコースに入学した当初、新型コロナウイルス感染症は大学の教育に大きな影響を与え、多くの教育機関で遠隔・オンライン教育が実施されました。同時に、インターネット上の閲覧や解答等の活動履歴に加え、講義中の映像や発話情報などの多様な教育・学習データも蓄積されるようになりました。その時、私は教育技術に強い関心があり、これらの多様な教育・学習データを、学習者のために活用しようとする機運が高まっていると考え、情報コミュニケーションコースに入学を希望しました。
現在の研究は、遠隔教育で教員と学生とのコミュニケーション問題に焦点を当り、学習者の能動的学習情報に基づき、学習過程の把握と学習者特性の分析を研究しています。研究に関して、先生たちは学生の考えを尊重し、いろいろな挑戦を許容し、熱心な指導をいただけます。また、先生と学生の距離か近く、いつも気軽にコミュニケーションできます。研究室では、多様な背景を持つ学生が互いにコミュニケーションする機会を提供し、自由で気楽な研究環境があります。
情報コミュニケーションコースでの学びは、単にIT 技術ことではなく、情報技術を用いて社会的、教育的な課題を解決する力と、自分の考えの整理、証拠に基づいた議論の展開、複雑な情報を聴衆に効果的に伝える研究スキルも学んでいます。日々研究室の仲間や教授との意見交換は、私の研究をより深く、より広い視野で進める助けとなっています。

[画像:修了学生からのメッセージ]

藤田 直樹さん(2023 年度博士前期課程修了)
神戸大学工学部卒業
研究テーマ:「生体情報の類似性強調による一体感創出手法」
現在、 明治安田生命保険相互会社勤務

私は学部時代は工学部に所属し、情報技術を用いたコミュニケーション支援をテーマにした卒業研究に取り組みました。大学院でも同じテーマに取り組み、研究をより深めたいという考えから、本研究科の情報コミュニケーションコースに進学しました。
本コースでは、もともと興味があるテーマに取り組むことも、新たなアイデアを考えて研究を進めることもできます。どちらの場合でも先生は相談に乗ってくださり、情報や知識、必要な物品を提供して研究をサポートしてくれます。すでにやりたいことが明確な学生はもちろん、まだ興味の方向性がぼんやりしているような学生も、本コースであれば不安なく研究を行うことができると思います。定期的な進捗の確認に加えて、学会などの中間的な目標も設定することができるので、研究のモチベーションも維持できるでしょう。自分で管理するとついだれてしまうという学生も、しっかり研究に取り組める環境です。
また、情報通信と言えばプログラミングが付き物と考えて、プログラミング経験が少ないことに不安を感じる人もいると思います。私もプログラミングで何度も詰まることがありましたが、その度に先生に相談することでスムーズに解決できました。今までの経験に関係なく、情報や通信を活用する研究をしたいという人は、思い切って挑戦してください。

前川 絵吏さん(2023 年度博士後期課程修了)
研究テーマ:「テキスト平易化のためのコーパス自動生成と評価に関する研究」
現在、 大手前大学現代社会学部講師

私は社会人のときに大学院への進学を希望し、前期課程では仕事との両立を図りながら研究を進めていました。前期課程では一定の単位を取得するために授業を履修しなければなりませんでした。そのため、午前中は別の学校で教員として授業を行い、午後は大学院で学生として授業を受けるというような忙しい日々を送っていました。後期課程に進学すると、JST の SPRINGプロジェクト生 (*1) として支援を受けながら研究に専念することができました。自然言語処理に興味を持って研究をスタートしましたが、この分野の研究は技術の進歩が目覚ましく、新しい論文を読むだけでも大変です。同じゼミに所属する学生と勉強会を開催したり研究について相談したりすることで、研究への意欲が高まりました。
本コースの特徴は文系の研究科でありながら、プログラミングやデータサイエンスに関わる研究に挑戦できることです。私の場合はプログラミングの経験はありましたが、機械学習や AI のプログラムを作ったのは大学院に入学してからです。先生方の専門は多岐に渡っており、異なる専門分野からの視点やアプローチを学びながらアドバイスを受けることで研究をより充実させることができました。コースの先生はよく院生研究室に立ち寄ってくださり、世間話をしたり、研究に関するアドバイスしてくださったりします。またここでは学生同士の知識や情報を共有する場となっています。情報コースにご興味をお持ちの方には、先生方の研究室だけでなく院生研究室にも足を運んでいただくことをお勧めします。
(*1) 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)次世代研究者挑戦的研究プログラム神戸大学
「異分野共創による次世代卓越博士人材育成プロジェクト」

[画像:qa]


大学では情報や通信の専門的な勉強はしてきていないのですが、大丈夫でしょうか?

当コースを選ぶにあたっては、必ずしも、理工系の情報通信を専門とする必要はありません。高度な情報通信技術を学び、それらを自分の専門分野に生かそうという意欲をもった院生を歓迎します。

数学が苦手なのですが、ついていけるでしょうか?

当コースでは、最先端技術をより高めていくような技術革新といった研究ではなく、既存の技術がどのように使われるのか、また、より良い使い方はないのかといった応用面での研究を行なっています。仕組みを理解しその仕組みを工夫する事でどのような新しい活用ができるかを模索するには、より広い意味での理解力は求められますが、高度な数学を駆使することはほとんどありません。

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