2015年5月6日水曜日

【買い物】ヤンゴンのスーパーマーケット事情2014

投稿:2014年9月8日付け
※別ブログの記事を少しずつ移動中です※

ヤンゴンでは、
街中にたくさんある市場や露店が
市民の主要な買い物の場所です。

食品は市場のほうが新鮮だから
毎朝市場に行くという人も珍しくない街。

ですが私の場合、
ヤンゴンでの買い物はほぼスーパーマーケット。

2日に1回はスーパーに行きます。
日本やタイからの買い出しの量をなるだけ減らすためにも、
日用品のお気に入りを探すのが
ヤンゴン生活の楽しみのひとつです。

ということで今回は、
ヤンゴンのスーパーを巡ってみて
感じたことを書こうと思います。


ヤンゴンの主要スーパー

大型スーパーは、以下の6店。

マーケットプレイス(Market Place)
シティマート(City Mart)
オーシャン(Ocean Super Center)
キャピタル(Capital)
スターマート(Star Mart)
オレンジ(Orange Super Market)
プロマート(Pro Mart)

など。

オーシャンでの買い物日記はこちら。


いちばんの高級志向はMarket Place」。
ミャンマー人買い物客も、
明らかに裕福そうな感じです。

個人的評価ですが、Orange Super Market
が、いちばん庶民派な印象を受けました。

Pro Mart」は、韓国食品&日用品、
日本食品に特化した店なので、
他の店とは少し趣が異なります。

Market Place」と「Ocean 」は、
City Mart」と同グループの経営ですが
それぞれターゲットが違うので、
じっくり品揃えチェックしたら面白そう。

マーケットプレイス


主要スーパーは中流階級向け?


ヤンゴンの主要スーパーはどれも、
中流階級以上の人向けな印象です。
庶民御用達!ってスーパーを見たことがありません。

例えば中国・北京では、「華普」や「京客龍」など
大陸を感じる食品や日用品であふれる庶民のスーパーが存在し、
外資系の「カルフール」や「ウォルマート」などにも、
中国みやげとして使えそうな商品が
たくさんあったのです。

しかし、
ヤンゴンのスーパーの商品は
(削除) 利用客に外国人が多いからか、 (削除ここまで)
輸入モノだらけ。

※というより、
そもそもミャンマー国内では日用品などの生産を
あまりしていないようです。
輸入しないと、ないんですね。モノが。
2015年5月6日 追記


自宅からいちばん近い「Market Placeで言えば
8割方が輸入モノで、
生鮮食品やミャンマー料理に使う食材、
乾物、お米以外はほぼ外国からの商品だと思います。

衛生用品等もパッケージを見れば
中国語やタイ語表記がずらり。
なかにはミャンマー語や
英語表記がない商品もあり、
「どうやって中身を知ればいいの?」
と不思議に思います。
ミャンマー人だって解読不能なのでは…。

タイやシンガポール、
マレーシアに生活経験のある人なら、
商品選びがとてもラクだろうなあ、と感じるくらい、
その方面からのモノが多いです。

ちなみに中国製品もたくさんあるので、
中国生活経験のある私には、その点は選びやすい。
(中国で使っていた調味料をミャンマーで再び愛用できる!)



ということで、

スーパーマーケットでは
ミャンマー人が愛食している食品
(モヒンガーやラペットウッなど)は手に入っても、
ミャンマー人が愛用している他国にはない日用品を
探すのは難しいかもしれません。

(市場や商店にならあるのだと思います)



余談:その他スーパーのこと。

Sein Gay Harという建物の1階にある
スカイマート(Sky Mart)は、
ローカル色が強かったです。
初めて見るモノもたくさんあって、
面白かった!

スカイマートが入るSein Gay Har



Sky Mart
Ground floor, SEIN GAY HAR SUPER CENTRE
No.44, Pyay Road , Dagon Township, Yangon, Myanmar.



【2014年9月10日 追記】

ローカル色No.1のスーパー、更新!
ヤンゴンの中心、ダウンタウンの
ボージョー・アウンサン通りにある、
ルビーマート(Ruby Mart)。

1階の食品売り場は、
ミャンマー食材が豊富でした。

ヤンゴンの中心部で
観光でも必ず訪れるエリアにあるので
ぜひ覗いてみて下さい。


Ruby Mart
294/304, Corner of Pansodan & Bogyoke St,
Kyauktada Township, Yangon




[ショップ]スーコーヒー:ヤンゴンの老舗コーヒー豆店。

投稿:2014年10月1日付け
※別ブログの記事を少しずつ移動中です※


「Myanmar Golden Garden 」

という旅行会社のサイトで拝見し、
ずっと行ってみたかった店があります。

コーヒー豆を販売している、

「スー・コーヒー」です。

日本から持ってきた豆が切れそうなので

試しに買ってみることにしました。

お店は学生街・レーダンの中心にあり、

レーダンマーケットの向かい側です。

↓お店の詳細はこちら。
ヤンゴン情報が豊富で、楽しく読ませて頂いています。

Myanmar Golden Gardenより

「タウン情報/コーヒーコーナー」


実際に行ってみると、
お店の外観は想像していたのと違い、
一瞬なんのお店かわかりませんでした。
昔ながらの個人商店といった店構え。

店の前に立って中をのぞいても、

見えるのはビスケットのようなお菓子。
昭和のおせんべい屋さんを彷彿とさせます。

看板などは100%ミャンマー語で、

コーヒー(商品)の気配を感じません。


が、
店の奥では若い女の子のスタッフが、
コーヒーの袋詰めをしていたのです。

コーヒーあるんだ!と確信し
店の中で入り物色していると、
店頭の女性に声をかけられ、
コーヒー豆がほしいと告げました。

店のカウンター奥には、
積まれた白い袋が。
そういえばホームページで見たのは、
こういう袋だったはず!

「中身がみたい」とお願いしたら、

カップに入れた豆と挽いたものを持ってきてくれました。

コーヒー豆に詳しくはないので、
見てもよくわからないのですが、
私好みの粗挽きでいい香りがしたし、
何より店の素朴な雰囲気が気に入った。

豆はざら紙でできた紙袋に入っていて、
ますます素朴度アップです。

見た限りでは、
コーヒーと茶菓子のみの販売のようです。
豆に自信を感じました。

私が聞いた限りでは、
現在の取扱いは、ミャンマー産の豆だけだそう。
シャン州とチン州で作られているもの。

購入単位は、ポンド。
言われてもわからないので、
一番大きい袋(1ポンド)をひとつ購入して、300円。
(あとで調べたら約450gだった)


***

店での話はここまでなのですが。

この日、店のあとによった画廊で、
ふたたびスー・コーヒーが話題にのぼったんです。


画廊には、
以前注文していたフレームを受け取りに行ったのです。
画廊の中で待っている間、
飾ってある絵などを、
なにげなく鑑賞していました。

すると、

その中に、砂絵で描かれ
きちんとフレームインした、
スー・コーヒーの看板が。

あまりにびっくりしたので、
画廊の方(以下:画)に声をかけました。


私:ついさっき、私この看板の店に行ったんです。
  このお店、有名なんですか?

画:ああ、そうですよ。
  この絵は、お店に贈るために作ったものなんです。

私:そうですか。

画:この店は、ヤンゴンに昔からあるコーヒー豆店なんです。
  私の母の若い頃からあった。

  ヤンゴンには、
  コーヒー豆を専門に売る店はまだ多くありません。

  そんな中でも昔からあるのが、
  このスー・コーヒーと、
  スーレーパゴダの近くにある
  Lat Ywe Sinコーヒーです。

  私はコーヒーが好きですが、
  いつも買うのは、スー・コーヒーなんですよ。


思わぬところで、
スー・コーヒーの新たな一面を知ったのでした。

まだ味は試していませんが、画廊の方のお話は、
豆に対する私の期待を一気に高めたのは、
言うまでもありません。





【ミャンマー】フルーツ天国で出会った、アボカドシェーク。


ミャンマーの市場には、
いつもたくさんの果物が並んでいます。

もともと果物はあまり食べない私でしたが、
ミャンマーでその美味しさと安さに気づいてからは、
まめにチェックするように。

なかでも私の好きな果物は、マンゴーやパッションフルーツなど
雨季がシーズンのものが多いです。
これから楽しみだ!



美味しいんだけど、どれも砂糖入れ過ぎで、甘いんです…



そう。
アボカドミルク(シェーク)は
本当におすすめです。

はじめ、日本からの留学生の友達に
このジュースの存在を教えてもらったときは

「アボカドに砂糖と牛乳なんて…」

とかなり半信半疑だったのに…
一度飲んでみたらやみつきに!!!

ミャンマーでは、
アボカドは直に食べるより、
ジュースにして飲むほうが、
ポピュラーな気がします。


[アボカドジュースの美味しいお店]
 ・Black Sky
 ・Cafe easy
 →トッピングにチョコレートソースがかかっている。
   私は苦手なので、ソースは省いてもらってます。
   アボカドの食感が残った粗めのシェーク。

【ヤンゴン郊外】焼きものの町、トンテーへ

トンテーの通りのあちこちに、大物の陶器が並ぶ

ブログ記事「【ミャンマー】ヤンゴンで、陶磁のうつわを求めて。
では、ミャンマーはヤンゴンの南西にある、
トンテーという焼きものの町を紹介しました。

きっと、ミャンマー旅行でヤンゴン郊外の旅
を考えていらっしゃる方もいると思うので、
もう少し詳しく書くことにします。

ただ、上のブログ記事でも書きましたが、
食器や陶磁器に興味のある方が行っても、
期待できるようなお買い物はできないでしょう。

ベトナムで「焼きものの町」と言われる
バッチャン村とはまったく異なり、
観光客は楽しめるような買い物スポットはなく、
窯の様子も、非常に原始的です。


ここは、本当に素朴なミャンマーの田舎風景が見られる町であり
そんな風景が見たい、もしくは
今のミャンマー陶器がどういうものなのか、
知るために行くのであれば、おすすめです。

トンテーまでは公共バスも出ていますが、
よほど旅慣れていないと、難しそう。
車をチャーターして行く人が多いです。


工房の周辺。

素焼きの工房

窯。マンゴーの木や竹を燃やす。

窯の見学をする


トンテーを訪れる観光客は時々いるようですが、
観光客のための案内などは皆無です。
町に入っても、
どこに窯があるとかいう情報はありません。

現地の方で英語の通じる方はまれなので、
知り合いのミャンマー人に同行してもらうか、
旅行会社に案内を頼むしかないでしょう。

わたしは日本語のできるミャンマーの子と
一緒に行きましたが、
現地の人に何度か道を聞いてもらいながら、
窯に辿り着くことができました。

着いたのは、窯と作陶する工房が一体化した場所。
店の主が、すぐに中を案内してくれます。

ひとつの簡素な小屋のなかで、
粘土をつくり、かたちにし、窯に入れ、
乾燥させていました。

ここでは水かめと、ご飯を炊く為のうつわ
を作っていて、どれも素焼きで、
そのまま出荷するようです。

小屋の中をぐるっとしたあと、
主に「案内料」が必要だと言われました。

仕事を中断して案内してもらったので、
支払いました。
でも、最初に料金のことを聞いておくべきだったと、反省。


トンテーの大(?)通り
やっぱり素焼きが主流みたい

縄文土器みたい。
ヤンゴンでは公共の水飲み場に置かれ、
カメには水が入れられてます。

絵付けされたカメもあった!
絵をいれるのは、ほんの一部みたい


素焼き以外の陶器を発見


通りには、こういった素焼き以外にも、
釉薬のかかった陶器がおかれていました。

通訳してもらうと、
これらの陶器はトンテーで作られているのではなく、
カイン州のムドンという町からやってきたんだそう。

ここを経由してさらに、パテインやヤンゴン等の街に
運ばれていくらしい。
(でもカイン州からわざわざトンテーに?という疑問は残る)






どれも素朴だ。

上の黄色い植木鉢なんて、
これを小さくした食器があれば、
素敵に使えそうなんだけどなあ…
ざんねん。


【ミャンマー】ヤンゴンで、陶磁のうつわを求めて。

ミャンマー南部の陶器の町、トンテーにて。

東南アジア各国に行くと、
それぞれに、特産の陶磁器がある。

たとえば

タイ …セラドン焼、ベンジャロン焼、ブルー&ホワイト
ベトナム …バッチャン焼、ソンベ焼
マレーシア …プラナカン陶器
インドネシア …ロンボク焼、タバナン焼
 バリ島の陶器メーカー、
 JENGGALA KERAMIK も大人気

など。


それらはお土産として人気だったり
在住日本人に愛用されていたり。

ということで、
ここミャンマーにも、
そういった陶磁器の存在を
期待していたんだけど...ない。


花瓶や甕などはたまに見かけますが、
日常で使えそうな食器には、
出会えていません。


ヤンゴンの一般家庭や食堂では、

プラスチックや、
真っ白なシンプルなもの
またはカラフルな今風のプリントが入った磁器
などを食器として使っている印象です。

産地はだいたい中国かタイ。
たまーに渋い感じの陶器もみかけます。

唯一使えそうなのは、スーパーにも売っている、
花瓶でしょうか。(買ったことはないけど)
100円前後で売っていて、
一輪挿し用の小さなサイズから揃っています。

ただ、これがミャンマー製なのか輸入品かは不明。
みためは、日本の100均ショップにありそうな
シンプルで安っぽい感じのものです。
温かみを感じる素朴なもの、ともいえます。



ヤンゴンで購入した、バガン製漆器のトレーとおわん

陶磁器よりも漆器の文化?


古都バガンには、
昔からの伝統的な漆器文化があります。
現在は、ミャンマーを代表するお土産のひとつ。
私も以前、大きめのトレーを家族に贈りましたが
大変好評でした。
(持って買えるのは重くて大変だけど…)

写真の黒いシンプルなお椀は、日本にもありそうですが、
日本のものよりぽってりした印象。
300円くらいだったかな。
多少のがたつきもあります。
それでも日常で使う分にはまったく問題ないし、
価格もお手頃なので、家で味噌汁を食べるときは
いつもコレ使ってます。

対照的に、細かい模様がびっしり書かれたトレー。
とても存在感があるデザインです。
これは3000円くらい。

漆器製品のお店は、ヤンゴン市内にもたくさんあって
旅行者が必ず行くボーヂョー市場でも、
お手頃で良質のものが購入できます。



トンテーの町のようす

ミャンマーにもある、焼きものの町


ヤンゴンから車で3時間ほど南西に、
トンテー(Twante)という町があります。

始めはベトナムのバッチャン村(バッチャン焼で有名)
みたいに、陶器の店や窯がたくさんあるのだろうと
期待していったのですが…


ここで作られているのは、
素焼き(テラコッタ)がほとんど。

しかも甕(かめ)とか植木鉢とか、
とにかく大きい(笑

食器や小物など、
私たちがお土産に買って買えるようなものには
出会えませんでした。

…町のあちこちをもっとじっくり見て回ったら
もしかしたら食器を作っているところも
あったのかもしれませんが…


そういえば、中国では、
食器や日用品として使われるのは磁器で、
それこそ昔は、
建築材料や副葬品のために作られるのが陶器だったそう。

確かにミャンマーでも、陶器を目にするのは、
壁や道路などに使われた素焼きのテラコッタ(レンガ)
が多いかも。
それか、水をいれておく甕(かめ)くらい。


これからはヤンゴン以外の町へもでかけて、
陶磁器の使われ方をもっと見てみたいです。



※ 参考 ※

企画展
大阪の堺市にて2015年4月19日まで。

企画展の紹介文によると、
(タイの)アユタヤ王朝(1351~1767)は、中国とインド、ヨーロッパ方面を結ぶ中間に位置する地の利を生かし、中継貿易が盛んに行われ、莫大な富を蓄えていた。この貿易品を運搬する容器として、スコタイ県シーサッチャナライ窯やシンブリ県メナムノイ窯で作られた壺や甕が使用された。また、1980年代にタイとミャンマー国境のターク県メソートで発見された膨大な量の陶磁器は、ミャンマーの窯で生産されていたことが近年わかりました。

とのこと。
その昔、タイが世界各国と貿易を行う際、
運搬容器として使われた陶磁器は、
隣国ミャンマーでも生産されていたんですね。


ニュース
2015年5月4日付、朝日新聞

ミャンマー南部のモン州モーラミャインに
15~16世紀ごろとみられる青磁の窯跡があり、
奈良文化財研究所と京都大学が
現地当局と合同で発掘調査を開始するそうです。
昔は青磁も作られていたんですね。


ミャンマーの陶磁器購入については、
以下のブロガーさんが
ミャンマーでの実体験を詳しく書かれていました。
面白いです。興味のある方は、ぜひ。

「ともさんの焼きもの紀行」
http://otokuinfomation.web.fc2.com/blog/index5222.html


2015年4月28日火曜日

【ヤンゴン百景 2】パダウの造花と、よく似た別の花

パダウを髪飾りにしていた、魚売りの女将さん

前回のブログ記事

【ミャンマー】市場で,季節の花パダウを買う。


で、ミャンマーの人々に愛される花「パダウ」
のことについて書きました。

上の写真は、市場の帰りに撮影したもの。
あまりに美しかったので、声をかけてしまいました。
生花を日常的に髪に飾るなんて、
とても素敵。
南国ならでは、という感じがします。


造花のパダウ


さて、パダウは4月の水掛け祭りの頃に咲くので、
(ティンジャン/ミャンマーの正月)
正月を祝う花としても親しまれているようです。

3月も半ばになると、
市場やスーパーにパダウの造花が出まわり、
店先や自宅、車の中はもちろん、
公共施設などあらゆる場所が
造花のパダウでデコレーションされます。

咲く時期が短くとても儚い花だけに、
造花はかなり需要があるでしょう。

正月の装飾に使われる造花は2種類あって、
ひとつは濃い黄色の、
外観が比較的パダウに似ているもの。
この車に飾られてるのも、それ。


ダッシュボードの上に、パダウの造花を飾る人は多い

で、もう1種類が、
この垂れ下がった藤のようなかたちのもの。


これ・・・パダウかな?
何だか違うような気もするんだけど、
結局確認できてません。


パダウに似た別の花


同じく4月前後、ヤンゴンの街中では、
黄色い花をつけた別の木をよくみかけます。
わたしははじめ、
これらの木をパダウと勘違いしていました。

まずは、ムーワという木。



葉っぱが少ないので、遠くから見ると、
黄色くなったイチョウの木のよう。
花が、藤のように垂れ下がっています。
(もしかしたら、上の造花はこれ?)

木自体も大きいので、見応えがあります。
しかも、パダウと比べて咲いている期間が長い。
これを何本かまとめて植えたら、
いい花見スポットになりそうなのになあ。




もうひとつは、(削除) メーザリー (削除ここまで)※という木。
これは花の大きさはパダウと似てますが、
花が空に向かって伸びています。

※追記 2015年5月4日
別のミャンマー人に、
「いやいや、これはセインパーンという花だ」
との指摘を受けました。
どっちが本当かまだ未解明です…


下が、パダウ。
花の付き方が違いますね。



こんな感じで、ミャンマーの4月は、
きいろい花でいっぱいです。

【ヤンゴン百景 1】市場で,季節の花パダウを買う。

街のいたるところでみかけた、満開のパダウ

ミャンマーでは、4月の水祭り(お正月)前後、
パダウという木に花が咲きます。

暑い暑い夏期が終わりに近づき、最初の雨が落ちると、
それがパダウの咲く合図なのだそうです。
え〜、ほんとに?と思っていたら、ほんとにそうでした。

黄色くて小さい花ですが、大きな木にたくさん咲き、
しかも同じ時に一斉に咲くので、迫力があります。

でもすぐに散ってしまうので、楽しめる時間はほんの少し。

ヤンゴン中心部でも、パダウの切り花が市場に並ぶと、
皆それをこぞって買い求め、店先や車、サイカーに飾ったり
女性は髪飾りにしたりして楽しんでいます。
私も、パダウを買ってみたくなりました。


「いくら?」「500チャット(約50円)」

「(髪飾り)きれいですね。」



はじめて間近で触れたパダウは、
想像以上に香りが強い。
ジャスミンをもっと濃厚にしたかんじ。


ミャンマー人の友人がこう言いました。

「パダウは夏の終わりの
最初の雨がおちたとき、必ず咲く。
美しく咲いて私達を楽しませてくれる。
咲いてから散るまで
本当にあっと言う間だけど
ミャンマー人はそんなパダウの姿に感動し
パダウのように生きたいと思っている。」

パダウが咲いたときの街の様子と、
彼女のその言葉から、
パダウは、
ミャンマーの国花ではないものの、
ミャンマー人にとってかけがいのない、
愛してやまない花だということを、
深く実感したのでした。


私がパダウを買った店は、バナナ売りが本業だったみたい。

その午後、
突然、どしゃぶりの雨。


今日街へでてみると、
やはり大量の花が落ちてた。
ほんとに、
あっという間に散るんだなあ…。

地面はもちろん、
家の屋根や車のボンネットが
黄色く彩られ、
それはそれで、美しかったけど。




雨が降る前と後を比べてみると、
格段に黄色の鮮やかさが
抜け落ちたかんじ。

昨日は車に乗っていても
遠くの木まで黄色く染まっているのに
気がついたのに、
今日は全然目に入らなかった。

降る前

降った後

もし国外からミャンマーに来て、
何日間かの滞在中に
パダウを見る機会があれば、
それはとてもラッキーです。

続く →【ミャンマー】パダウの造花と、よく似た別の花

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /