レッドドラゴン登場!!とパンサーカメレオンのお話
先日の入荷と合わせて、まだアップが済んでいませんが今日はインドネシア便の生体が到着しています。
エサ用ヤモリは待っておられた方も多く、入荷直後からチラホラとお求めいただいております。
今回数量には余裕を持って入荷しておりますので、ご入用のお客様はお早めにお申し付けください。
新着生体もあってか、今日は朝から店内がお客さまで賑わいました。毎週末そうなのですが、何故か発送の時間帯にご来店が集中し、一時はすれ違いが微妙に困難になるくらいにたくさんのお客さまにお越しいただき、エサの梱包等でお時間を頂いてしまいましたことをお詫び申し上げます。
120331 3 120331 2
そしてそして、かねてよりインドネシアにオーダーしていたモリドラゴンがようやく到着しました。
ディロフスモリドラゴン"レッド"です。
去年CANDLEでは二頭のみ輸入に成功し、大変多くのお問い合わせをいただきました。今年もなんとか送って欲しいと切望しておりましたところ、今回の便で一頭のみ、輸入が可能になりました。
「どこがレッド??」と今の状態では思われてしまうかも知れませんので、まずは昨年入荷個体の画像をご覧ください。
120331 7 120331 6
まさにドラゴンの名に相応しい風貌です。
本日ご来店お客さまもその佇まいに思わずため息をもらしていました。
120331 4 120331 5
そしてメルマガをご覧になったお客さまが早速迎えてくださいましたので、次回の輸入のときまでその姿を見ることはできず、まさに「幻のドラゴン」です。
早速現地にオファーを飛ばしますので、きっとまた再会できるかと思います。
本日入荷種は明日にでもリストにアップできるようにがんばります。
週末はご来店のお客さまが非常に多く、バタバタとしているので、時間が掛かるかも知れません、気になるお客様はお気軽にお問い合わせください。
120331 1
そして最後の画像はパンサーカメレオン「ピカソ」。緊急入荷のアダルト個体です。
「ピカソとはなんぞや??」と思われるお客さまも多いかと思いますが、「ピカソ」とはマダガスカルの有名なシッパーさんが命名したパンサーカメレオンの個体群で、10年以上前に少数のみ輸入されました。
当時は「一個体ずつがあまりに違う発色をしている」というフレーズでしたが、どうやら正真正銘のピカソと呼ばれる個体群には共通の特徴があり、累代繁殖をしても個体差はあるものの、同じパターンを示しています。前者の特徴はアンビローブに当てはまる説明であると考えています(実際はアンビローブは採集地がかなり広範囲に及ぶため、様々なパターンがあるのでは?)。
CANDLEではその当時の血統を確実に受け継いでいる個体にしか「ピカソ」という名前をつけません。
実質、インボイスはピカソで実際はその特徴ではないという個体が過去に何度も輸入され、その血統を「ピカソ」としているパターンも多く見受けられます。
正真正銘のピカソと呼べる血統は日本に大変少なく、ブリーダーさまのもとで大切に育てられています。CANDLEでご紹介させていただきました個体に関しては、自分自身で輸入経路や親の血統等も確認し、自信を持ってご紹介させていただいておりますのでご安心ください。
ローカリティに関しても最近は大変多くのご質問をいただいております。
CANDLEでは現地便を数多く取り扱い、実際に現地のシッパーにローカリティや個体の特徴の指定をしたり、現地からの情報を吸い上げて到着した個体と照らし合わせたりと、ローカリティに関して特に厳しく現地にも指示をしております。
昨年だけでも軽く3桁を越えるワイルドのパンサーカメレオンを取り扱ってきましたが、現地の腕利きのシッパーが確実にローカリティ、タイプ別に分けて輸出してくれた個体と自分自身や世界規模でのスタンダードと照らし合わせ、その特徴を追求してきました。
その結果、本当の現地の個体たちは世界基準とされるローカリティの特徴を持っていなかったり、逆に見事に当てはまっていたりと、その特徴は書ききれるものではありません。
どんな本で調べるよりもネットで調べるよりも、間違いなくその地域から輸入されてきております現地の個体をみるのが確実です。そしてシッパーによっては、ローカリティに重きを置かずに出荷していてメスが混ざっていたりする場合もあります。
輸入元は「このインボイスで来たからこの名前で出荷するしかない」と間違ったローカリティ名で販売してしまう場合があり、実際に別の輸入元から来た個体の中にはそのような事例があり、すぐに連絡を入れたこともあります(その後正しいローカリティ名にしたそうですが...)。
それを気付かないまま販売してしまっていたら......少なくとも出回っている可能性が残っていると考えるのが妥当でしょう。
話は長くなりますが、現地からのインボイス(輸入名)はあくまでも「パンサーカメレオン」であり、種としては間違っていません。ローカリティに現地のシッパーがどれだけこだわっているのか、実際に聞いてみないとわかりませんが、現在CANDLEがオーダーをしてしるシッパーも、こちらからのしつこいくらいの要請があって、ようやくローカリティの重要さを理解している感があります。
その気持ちが輸入個体にも反映され、現在ではほぼ完璧と言えるくらいにバッチリ区別して輸出してくれています。
細かい話ですが、ローカリティごとに体型や体格、頭の形や幅、更には地色や発色時の体色など、様々な角度から検証をします。個体差はあるもののやはり地域ごとに同じベクトルを向いているということは数多くの個体を見ればだんだん見えてきます。
その中で「あれ??違う」という個体を見かけることがあるのです。
昨今ではお客さまもローカリティに非常にこだわりを持って繁殖を狙ってくださっているので、せめて輸入して販売させていただく子たちに関しては、ローカル間違いの心配がないようにと現地と口論にも近いやりとりを行ってきました。
その結果、ブリーダーさまがベビーを提供してくださる際には、ローカリティにもまったくの心配がなく販売が可能になり、実際その通りに成長してくれています。
「そこまでこだわらなくても...」と思われるかも知れませんが、「この名前で来たからこれで販売しよう」という販売方法は、マニア心が許しません(汗)
ピカソのくだりからずいぶんと硬い文章になってしまいましたが、パンサーカメレオンのお話でした。
本当は書きたいことがもっともっとあるのですが、エンドレスな文章になりますのでこの辺で(笑)
輸入の際や現地便到着時のエピソードはまだまだありますので、ご希望の方は長文覚悟でお問い合わせください(汗)
明日も週末ということで、多くのお客さまのご来店をお待ちしております。
エサ用ヤモリは待っておられた方も多く、入荷直後からチラホラとお求めいただいております。
今回数量には余裕を持って入荷しておりますので、ご入用のお客様はお早めにお申し付けください。
新着生体もあってか、今日は朝から店内がお客さまで賑わいました。毎週末そうなのですが、何故か発送の時間帯にご来店が集中し、一時はすれ違いが微妙に困難になるくらいにたくさんのお客さまにお越しいただき、エサの梱包等でお時間を頂いてしまいましたことをお詫び申し上げます。
120331 3 120331 2
そしてそして、かねてよりインドネシアにオーダーしていたモリドラゴンがようやく到着しました。
ディロフスモリドラゴン"レッド"です。
去年CANDLEでは二頭のみ輸入に成功し、大変多くのお問い合わせをいただきました。今年もなんとか送って欲しいと切望しておりましたところ、今回の便で一頭のみ、輸入が可能になりました。
「どこがレッド??」と今の状態では思われてしまうかも知れませんので、まずは昨年入荷個体の画像をご覧ください。
120331 7 120331 6
まさにドラゴンの名に相応しい風貌です。
本日ご来店お客さまもその佇まいに思わずため息をもらしていました。
120331 4 120331 5
そしてメルマガをご覧になったお客さまが早速迎えてくださいましたので、次回の輸入のときまでその姿を見ることはできず、まさに「幻のドラゴン」です。
早速現地にオファーを飛ばしますので、きっとまた再会できるかと思います。
本日入荷種は明日にでもリストにアップできるようにがんばります。
週末はご来店のお客さまが非常に多く、バタバタとしているので、時間が掛かるかも知れません、気になるお客様はお気軽にお問い合わせください。
120331 1
そして最後の画像はパンサーカメレオン「ピカソ」。緊急入荷のアダルト個体です。
「ピカソとはなんぞや??」と思われるお客さまも多いかと思いますが、「ピカソ」とはマダガスカルの有名なシッパーさんが命名したパンサーカメレオンの個体群で、10年以上前に少数のみ輸入されました。
当時は「一個体ずつがあまりに違う発色をしている」というフレーズでしたが、どうやら正真正銘のピカソと呼ばれる個体群には共通の特徴があり、累代繁殖をしても個体差はあるものの、同じパターンを示しています。前者の特徴はアンビローブに当てはまる説明であると考えています(実際はアンビローブは採集地がかなり広範囲に及ぶため、様々なパターンがあるのでは?)。
CANDLEではその当時の血統を確実に受け継いでいる個体にしか「ピカソ」という名前をつけません。
実質、インボイスはピカソで実際はその特徴ではないという個体が過去に何度も輸入され、その血統を「ピカソ」としているパターンも多く見受けられます。
正真正銘のピカソと呼べる血統は日本に大変少なく、ブリーダーさまのもとで大切に育てられています。CANDLEでご紹介させていただきました個体に関しては、自分自身で輸入経路や親の血統等も確認し、自信を持ってご紹介させていただいておりますのでご安心ください。
ローカリティに関しても最近は大変多くのご質問をいただいております。
CANDLEでは現地便を数多く取り扱い、実際に現地のシッパーにローカリティや個体の特徴の指定をしたり、現地からの情報を吸い上げて到着した個体と照らし合わせたりと、ローカリティに関して特に厳しく現地にも指示をしております。
昨年だけでも軽く3桁を越えるワイルドのパンサーカメレオンを取り扱ってきましたが、現地の腕利きのシッパーが確実にローカリティ、タイプ別に分けて輸出してくれた個体と自分自身や世界規模でのスタンダードと照らし合わせ、その特徴を追求してきました。
その結果、本当の現地の個体たちは世界基準とされるローカリティの特徴を持っていなかったり、逆に見事に当てはまっていたりと、その特徴は書ききれるものではありません。
どんな本で調べるよりもネットで調べるよりも、間違いなくその地域から輸入されてきております現地の個体をみるのが確実です。そしてシッパーによっては、ローカリティに重きを置かずに出荷していてメスが混ざっていたりする場合もあります。
輸入元は「このインボイスで来たからこの名前で出荷するしかない」と間違ったローカリティ名で販売してしまう場合があり、実際に別の輸入元から来た個体の中にはそのような事例があり、すぐに連絡を入れたこともあります(その後正しいローカリティ名にしたそうですが...)。
それを気付かないまま販売してしまっていたら......少なくとも出回っている可能性が残っていると考えるのが妥当でしょう。
話は長くなりますが、現地からのインボイス(輸入名)はあくまでも「パンサーカメレオン」であり、種としては間違っていません。ローカリティに現地のシッパーがどれだけこだわっているのか、実際に聞いてみないとわかりませんが、現在CANDLEがオーダーをしてしるシッパーも、こちらからのしつこいくらいの要請があって、ようやくローカリティの重要さを理解している感があります。
その気持ちが輸入個体にも反映され、現在ではほぼ完璧と言えるくらいにバッチリ区別して輸出してくれています。
細かい話ですが、ローカリティごとに体型や体格、頭の形や幅、更には地色や発色時の体色など、様々な角度から検証をします。個体差はあるもののやはり地域ごとに同じベクトルを向いているということは数多くの個体を見ればだんだん見えてきます。
その中で「あれ??違う」という個体を見かけることがあるのです。
昨今ではお客さまもローカリティに非常にこだわりを持って繁殖を狙ってくださっているので、せめて輸入して販売させていただく子たちに関しては、ローカル間違いの心配がないようにと現地と口論にも近いやりとりを行ってきました。
その結果、ブリーダーさまがベビーを提供してくださる際には、ローカリティにもまったくの心配がなく販売が可能になり、実際その通りに成長してくれています。
「そこまでこだわらなくても...」と思われるかも知れませんが、「この名前で来たからこれで販売しよう」という販売方法は、マニア心が許しません(汗)
ピカソのくだりからずいぶんと硬い文章になってしまいましたが、パンサーカメレオンのお話でした。
本当は書きたいことがもっともっとあるのですが、エンドレスな文章になりますのでこの辺で(笑)
輸入の際や現地便到着時のエピソードはまだまだありますので、ご希望の方は長文覚悟でお問い合わせください(汗)
明日も週末ということで、多くのお客さまのご来店をお待ちしております。