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March 05, 2007

休眠特許

特許権を取得したのに製品化、実施化されていない発明が世の中には沢山あります。そんな特許を巷では休眠特許と言ったりしています。

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会社が大きくなると、ライセンス契約の際に、特許権の保有数で交渉が有利に働くことがあるそうです。なので、現在実施化の予定のない発明でも特許権を取得するケースは多々あります。

なので、このような実施化予定のない発明については、休眠特許になりがちです。

しかし、実施化したいのに、実施化するのに必要な設備がない、実施化する技術を有していない、実施化してくれる企業がないなどで、休眠特許となってしまっているケースも多々あります。

そんななか、この頃、朝日新聞の日曜版の緑の「be」に「休眠特許」を紹介する記事が毎週掲載されています。

その記事の中には、「メーカーから評価された、あるいは引き合いがあったが・・・販売数量の見通しが立たないため商品化に至っていない」のような記載が毎回されており、特許化のハードルって結構高いな〜と思っています。

でも、どれも面白い発明ばかりです。「人間って色々考えるものだな〜」と毎回関心させられます。

私は、商売についてはど素人ですが、商品を販売するのに、そもそも「販売数量の見通し」って立つものなのでしょうか?

今回、この休眠特許で紹介されている発明は、「文字の書ける"マウス"」特許3787659号ですが、マウスを鉛筆のようにして持って使用し、絵や文字が書けるというもの。

マウスをペンのように持つという発想が面白いと思います。

しかも、この出願は、発明者ご自身でなさっており、審査の過程で第三者から刊行物が提出されたり、一度拒絶理由が通知されたりしているみたいですが、何とかそのような攻撃をかわして特許になっているみたいです。

特許出願の書類(明細書、図面等)を見ると、非常に短く、もう少し色々とアイデアを付け加えられた気がしますが、それでも特許権は取得しているのです。

この特許には、譲渡、ライセンス契約の意思有りと、特許公報に記載されています。

いずれ実施化されることを願っています。

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ezenyu1 at 12:42│Comments(0)TrackBack(0)│ [フレーム]

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