最近の記事
- 第44回マイクロナノ先端技術交流会 「フロンティア技術への挑戦」 開催報告(2025年10月10日)
- 「2024年度 分野別動向調査報告書」発行について(MMC「国内外技術動向調査委員会」)
- JCK MEMS/NEMS 2025(7月6日〜9日、沖縄)参加報告
- マイクロマシンセンター各種委員会およびMEMS協議会活動について
- 2025 第28回「国際マイクロマシンサミット」(カナダ・モントリオール) 参加報告
- 第1回MEMS事業者連携委員会開催報告 (2025年6月5日)
- IEC国際標準化 TC47/SC47E WG1&2, SC47F WG1-3&MT1会議(中国 石家荘開催)参加報告(2025年5月19日〜23日)
- 「MEMS Engineer Forum 2025(MEF2025)」出展報告
- 2024年度海外調査報告会を盛況に開催
- 第3回MEMS事業者連携委員会開催報告 (2025年3月12日)
携帯URL
携帯にURLを送る
« 第10回MEMS標準化ワークショップ(6月25日) | トップページ | NMEMS組合が提案した「道路インフラ状態モニタリング用センサシステム開発」がNEDO公募事業「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」に採択 »
2014年7月16日 (水)
MNOICの最近の状況(2014年 7月)
一般財団法人マイクロマシンセンターの研究支援サービスMNOIC(マイクロナノ・オープンイノベーションセンター)の最新状況をご報告致します。今回は、1)4月に横浜で開催されたナノ・マイクロビジネス展へのMNOIC出展、2)技術スタッフの増員に関するご報告、3)MNOIC実習セミナー、に関してとなります。
1)ナノ・マイクロビジネス展へのMNOIC出展
既に何度も本ブログニュースにおいて、MEMSやナノマイクロ技術領域での世界最大規模の展示会であるナノ・マイクロビジネス展の開催報告を致しました。今年は会期を4月22日から24日まで、また場所をパシフィコ横浜に変更しての開催でした。昨年までは一般財団法人マイクロマシンセンターのブースの中に、MNOICを出展していましたが、今回は初めての試みとして、企画展示コーナとして「オープンイノベーション拠点ゾーン」を設置致しましたので、MNOICは単独でこのゾーンに展示致しました。「オープンイノベーション拠点ゾーン」はTIA(くつばイノベーションアリーナ)関連施設、文部科学省・ナノテクプラットフォーム関連、物質・材料研究機構関連、関東4大学ナノビック、東北地方の工業試験センター等の全国22の研究拠点が一堂に展示したもので、私の知る限りでは日本最大規模のオープンイノベーション拠点の企画コーナとなりました。MNOICはその一角を占める展示で、ビデオ紹介、5枚のパネルと、簡単なパターニングを施した12インチウェハー、また今回初めて研究受託させて頂いたユーザ展示のとして、株式会社タッチエンス様からご依頼を受けた触覚センサーのセンサーデモ展示と、実際の触覚センサーを試作した8インチウェハーを展示させて頂きました。触覚センサーは実装基板に作成したセンサー部と、マイコンと一体化した回路モジュール、および制御と結果のモニターを行うノートPCで構成され沢山の方々に体験・実感して頂きました。更に会期3日間に渡って、「オープンイノベーション拠点ゾーン」の隣接セミナー会場にて企画出展者プレゼンテーションも開催されました。
[画像:M71]
[画像:M72]
[画像:M73]
[画像:M74]
2)技術スタッフの増員に関するご報告
本年3月にも報告しましたように、MNOICの利用法人が年々増え、またMNOIC研究員が仕様書に基づいて研究開発を行う「研究依託」サービスが主要な業務になってきました。この「研究受託」サービスはMNOICの研究員や技術スタッフが主体的に研究開発の業務を行うものです。このような背景から、研究員や技術スタッフの増員やスキルの向上が求められています。このため4月に1名、6月に1名の技術スタッフの増員を行いました。半導体関連の設備メンテナンスの長年の経験がある技術スタッフも仲間入りして、より質の高い研究依託・研究支援のサービスを進めて行きたいと思います。
3)MNOIC実習セミナー
MNOICの活動の中でも、特に人材育成には力をいれ、2013年度からMNOICで利用可能な最先端装置を用いた「実習形式のセミナー」を開催しています。昨年は「ナノインプリント実習、MemsONEによる形状予測とサンプル作成、その形状評価」を実施致しました。これは「TIA連携大学院サマー・オープン・フェスティバル2013」の一環として開催し、より実践的な取り組みを希望する多くの学生の方にもご参加頂きました。今年度も昨年と同様に「TIA連携大学院サマー・オープン・フェスティバル2014」の一環として、「センサー回路・システム、シミュレータ実習」と題して開催し、企業や学生の方にご参加頂きたいと思います。秋葉原の部品ショップでも簡単に入手出来る程、昨今MEMSが大変身近になってきました。新しい応用が、今後どんどん広がると思います。学生の方を含めて沢山の方々に使って貰いたい、それには最低限のセンサ周辺回路の理解や、システム化の技術に親しむ必要があります。この願いから今回のセミナを企画しました。今年度の日程は8月21日(木)、22日(金)となります。別のブログニュースにて詳細をご案内致しますので、積極的なご参加をお願い致します。
以上、最近のMNOICの状況をご報告致しました。皆様の積極的なご利用をご検討頂ければと思います。
<MEMS協議会 三原 孝士>
2014年7月16日 (水) MNOIC/TIA | 固定リンク
Tweet
« 第10回MEMS標準化ワークショップ(6月25日) | トップページ | NMEMS組合が提案した「道路インフラ状態モニタリング用センサシステム開発」がNEDO公募事業「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」に採択 »
「MNOIC/TIA」カテゴリの記事
- Future Technologies from SENDAI合同シンポジウム参加報告 (2024年11月25日〜28日)(2024年12月09日)
- MEMSセンシング&ネットワークシステム展2024 開催報告 (2024年1月31日〜2月2日)(2024年02月07日)
- 新年のご挨拶(MMC/NMEMS 2023年10大ニュース)(2024年01月09日)
- 第40回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム MNOIC 技術展示報告 (2023年11月6日〜8日)(2023年11月09日)
- 「MEMS Engineer Forum 2023(MEF2023)」出展報告(2023年04月25日)
コメント
コメントを書く
サイト内検索
カテゴリー
- MEMSPedia
- MEMSビジネス展
- MNOIC/TIA
- Pj AIRs研究開発
- Pj BEANSプロジェクト
- Pj GSNプロジェクト
- Pj HS-ULPAC研究開発
- Pj LbSS/IoT
- Pj MemsONE
- Pj RIMS研究開発
- Pj SII国際標準
- Pj SiM調査研究
- Pj UCOMS研究開発
- Pj エネ環先導 IRiS
- Pj エネ環先導 MEH
- Pj ファインMEMS
- Pj 原子時計ULPAC
- Pj 国プロ全般
- Pj 畜産センサー
- Pj 社会センサ先導
- SSN研究会
- お役立ち
- 事業者連携委員会
- 人材育成事業
- 国際交流
- 国際標準化
- 情報サービス
- 活動全般
- 産業・技術動向
- 調査研究
- 講習会・先端技術交流会