2013年10月17日 (木)

Sovtest ATEからのお客様、マイクロマシンセンターを訪問

「MEMSの波」でもご紹介いたしましたが、2013年に中国上海で開催された国際マイクロマシンナノテクサミットに、ロシアの団長としてRussian MEMS AssociationのExecutive DirectorであるDr. Denis Urmanovが初めて参加されました。このRussian MEMS Associationは2010年に設立された比較的新しい民間が運営する非営利団体です。その組織の母体となっているSovtest ATEはロシアの企業で、半導体や電子機器の評価を行うテスターを中心に製造販売やソフト開発、委託開発、或いは海外の装置を展開する事業を行っています。ここ数年、ロシア国内でもMEMSやセンサーに関する関心や需要の高まりから、このSovtest ATEや、そこを母体とするRussian MEMS Associationが中心になって、欧州の研究所、VTTやフラウンホーファー研究所等と連携を取ってMEMSの産業育成を推進しています。今年の7月に東京ビッグサイトで開催されたナノマイクロビジネス展に、このSovtest ATMのテステング関係の責任者であるRYKOV氏が来日され、日本との協力関係を希望されていました。

そのような経過もあって、9月26日にSovtest ATEのVladimir Lisov副社長がマイクロマシンセンターを訪問されました。最初に双方のご挨拶を行ったあと、MEMS産業の現状や課題に関して情報交換のMeetingを持ちました。日本からはマイクロマシンセンターやMEMS協議会のご紹介、ナノマイクロビジネス展のご案内および国際標準化の取り組み、お客様からはロシアでのSovtest ATEの活動内容等でした。ロシアではMEMSはまだ新しい技術・産業領域であって、人材育成に今後力を入れていきたいとのことです。またマイクロマシンセンターで行っている国際標準化に関して強い関心と期待を寄せておられました。(MEMS協議会 三原 孝士)

[画像:S1]

写真 1 情報交換会の様子

2013年10月17日 (木) 国際交流 | 固定リンク
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