人間は身体の体温を下げるいくつかの方法を持っていますが、代表的なものは、汗で体温を下げる方法です

暑いと汗をかき、この汗が皮膚から蒸発するときに、気化熱を皮膚から奪い、皮膚の温度を下げてくれます

体温を下げてくれるのに有効な発汗は有効発汗と言います。

まだ暑さに慣れていないとき(暑さになれることを暑熱馴化と言います)には、皮膚から蒸発しないために気化熱で皮膚の温度を下げるコトをしない無効な汗(無効発汗)です

無効発汗が多いと、汗がたくさん出てしまい、脱水になりがちです


暑いときに、水をしっかり飲んでいれば熱中症にならないと思っているとしたら、それは正しくありません

湿度が高くて汗が蒸発しにくいときは、有効発汗が少なくなるので、しっかり汗をかいても、なかなか体温が下がりません

急に気候が暑くなり身体が暑さに馴れていないときは、十分に水分補給したとしても、熱中症になってしまうコトがあります


水を飲む以外にも、氷で身体を冷やしたり、身体に風を当てたりすることが、体温を下げるために必要となります


真夏にも熱中症になってしまいますが、梅雨明けなどで暑さに馴れてないときに急に暑くなってきた頃が要注意です

スクール中にも熱中症対策はできますが、スクール以外にも暑さに馴れるコトから熱中症対策は始まっています


熱中症、要注意ですね


日本体育協会HPの「暑熱馴化」についてのページのリンク

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