金属

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金属(きんぞく)とは、それ自体が何がしかの特性(発熱、発光、退魔、自然操作、地殻破壊、時空制御など)を持ち、武器として加工すると何故かその性質が所持者の意思一つでオンオフ自由な便利兵器となる都合のいい物質である。世界の様々な地域でそれぞれ特有の金属が産出されており、それらを加工する冶金技術もまた各地域において専門的な発達を遂げてきたといえる。

古来より人間は、野生の動物や蛮族、または隣国との戦争などのために武器を作り、発展を遂げてきた。その中で、より強い武器、ひいては兵器となりうる物質を求めることは、の存続のためには必要不可欠なものであった。

金石併用時代以前[編集 ]

代表的な石材である黒曜石を用いた打製石器。黒曜石はの加護を持つため、夜間の闇討ちや奇襲の際の強力なバフとして世界的に用いられた。

金属が登場する以前の石器時代においては、人類は武器として石器を用いていた。石を用いた武具は、基本的に人間の手が加わる部分が少なく元より自然界の産物ゆえに、性質としては大地の活性化や大海の操作などといった自然の恩恵を享受することに特化した能力を持つものが多く、自然へ対抗するような力を持たなかった初期の人類文化においては大きな影響を持っていた。しかし、如何せん加工が難しく強度も金属に比べると劣り、何より重量の問題もあって人間同士の争いにおいては壊れやすく使いづらいという観点から、金属の登場とともに武具的な用途としては歴史の表舞台から姿を消していくこととなる。

石器は武具としてよりは、その自然操作能を生かしての儀式的な用途に用いられるものが多かった。特に最も一般的な性質として、異なる空間同士の接触を塞ぐ力を持っていることが全世界的に広く知られており、日本においても墓石道祖神などといった形で、大体その辺の開きっぱなしになっている現世と黄泉との通路を塞ぐ用途で広く使われている。

青銅器時代[編集 ]

青銅器時代以前の時代においては、まだ人の集落や国がまだ小規模であり、鉱物の流通ルートも限られていたことが問題として存在した。これが時代が下るにつれて街道が整備され、産地が限られる銅や錫が当時の大都会まで運ばれるようになり、金属を加工できる職人たちが一堂に会することで大きな発展を見たことにより青銅器時代が始まる。

銅系の合金として最も有名かつ強力なものとしてはオリハルコンが挙げられる。古代ギリシャの英雄ヘラクレスはオリハルコン(オレイカルコス)製の脛当てを愛用していたことは有名で、当時としては最高級の武具の素材であったとされる。特にアトランティスは世界有数のオリハルコン産出地であり、そこでは武具ではなく装飾品としての加工も盛んであったとプラトンの『クリティアス』には記載されている。

同様に古代アトランティスにて利用されていた合金にミスリルがある。ミスリルは一般的にはヨーロッパ(通称「中つ国」)のモリア地方を産出地とした銀系の金属であるが、アトランティスにおいてもヌーメノール王国付近から産出があり利用されていた。しかし、アトランティスにおいては上述したオリハルコンが主流だったことと、合金技術の発展なども伴って徐々にミスリル単体の武具は廃れ、その極めて加工に適した展延性からアダマント合金などの素材として用いられるようになっていった。

鉄器時代以降[編集 ]

紀元前1200年前後海の民の襲来によって当時唯一の鉄器文明国家だったヒッタイトが滅亡し、その後の海の民の行軍とともに鉄の加工技術が一気に西洋に広まったことで鉄器時代が始まる。

は現代でこそ世界で最も多量に生産され一般に加工され用いられている金属であるが、当時としてはまだまだ加工の難しい金属であった。とはいえ鉄を用いた祭器などそれ自体は古来より多く存在しており、古代中国夏王朝の創始者である禹王は、氾濫する黄河の治水事業においてその水深を測定するために神珍鉄という金属を用いたことが知られている。当時の中国は青銅器時代であり神珍鉄を加工できる技術が実用に至っていなかったため、将来的な利用を見据えて竜宮城の地下に保管されることとなり、後に孫悟空によって持ち出され如意棒という杖状武器として利用されている。

また、鉄の加工金属であるアダマント合金はギリシャにおいて冥府の門の装飾に用いられたり、クロノス神が父親ウラノスをアダマントのでもって去勢したりと、割と一般的に用いられていたようである。なお、アダマントは上記の通り明確に鋼鉄系の合金の筈であるが、何やら「金剛」と称されダイヤモンド同等の石材扱いをされていたりする。何だかよくわからないが、ウン千年も前の話であるので現代に生きる我々とはルールが違うのかもしれない。

中国においては、賢者の石として知られる辰砂が石と呼ばれてはいるものの水銀系統の金属化合物であり、武具としての利用というよりかは薬用鉱物として珍重され、練丹術分野の発展に大きく寄与した。日本においては岩手県を主な産出地とする餅鉄から加工されたものがヒヒイロカネとして広く知られている。なお、竹内文書の研究者である酒井勝軍によればヒヒイロカネはオリハルコンであるとのことで、これを信じるならばヒヒイロカネは青銅器ということになる。本人は同時に原材料は餅鉄であるとも言っているが、実際の所は誰も気にしない

その他、人間登場以前の地球先史文明が加工した金属なども幾つか現存している。冥王星から地球に渡ってきたことで知られる古代の胞子生殖生物が持ち込んだ黒光沢の金属結晶アメリカの新興宗教団体によって保管されているが、産出地が遠い冥王星であるために量が確保できず、また加工技術も伝わっていないため武具としての使用は困難を極めている。

現代[編集 ]

金属が持つ幻惑効果を利用し、動く文様によって敵の距離感を狂わせるダズル迷彩

現代においても様々な機能を持つ金属を組み合わせ、様々な装甲と呼ばれる強力な金属が開発され続けている。ミスリルやアダマント、ヒヒイロカネといった希少な金属を組み合わせて作られたチョバム・アーマーやコンポジット・アーマーは、これからも人類の戦争の歴史を紡ぎ続けて行くであろう。

事実、戦車や戦闘機、戦艦などを作る装甲は、着弾の瞬間に時空を捻じ曲げて弾を逸らす空間装甲や、敵からの視認を狂わせる光学的変化を利用した迷彩装甲など、金属の持つ性質は様々に利用されている。

関連項目[編集 ]

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