切手
切手(きって)とは、郵便料金を前払いしたことを証明する紙切れである。通常、表にはイラストや写真が印刷されており、裏は糊面となっている。日本では日本郵政グループが発行する。
概要[編集 ]
かつて郵便局が国営だった頃(そんなに昔でないが)は「全国どこでも一律料金」が法律によって定められており、南海の孤島であっても日本国内ならば(削除) 葉書なら52円、封書なら82円(2015年現在、昔はもっと安かった) (削除ここまで)葉書なら63円、封書なら84円(2020年現在、昔はもっともっと安かった)で輸送費や人件費などを度外視して配達しなければならなかった。そのために、郵便局は1871年の郵政事業開始以降、慢性的な赤字を抱えていた。そこで、郵政省(当時郵便局を統治していた機関)は切手表面のわずかなスペースに収集家受けを狙ったイラストや写真を印刷し、切手収集家が切手を郵便に使わずにタンスに死蔵するようにして郵便局の利益を少しでも増やそうと考え、戦後は記念・特殊切手が乱発されるようになった。なお、2003年4月の公社化を経て2007年10月に郵便局が民営化された時に記念・特殊切手の乱発は抑えられると思われたが、実際は郵政族の抵抗のために「全国どこでも一律料金」が堅持されたために、むしろ記念・特殊切手の乱発が酷くなったのに(詳しくは後述)加えて、2006年に発売が開始されたフレーム切手の乱発までも酷くなった。
切手の種類[編集 ]
普通切手[編集 ]
本来の切手の目的である郵便に使用される。しかし、突然に表面の色が変わったり、図案がマイナーチェンジするので、切手収集家にとっては研究の的になっている。郵便局が民営化された時にもこっそりと図案が変わった。1円切手はいつも前島密だが、誰も気にしない。
記念・特殊切手[編集 ]
一般人にとってはどうでもいいような国家事業を記念した切手や、国宝やSL、アニメ・ヒーロー・ヒロインなどのマニア受けするイラスト・写真が入った特殊切手が年に20〜30種類以上発行されてきた。最近(日本郵政公社発足以降)では、切手が10枚入ったシート単位で発売されるのが基本である。当然、シートの中から1枚だけ選んで買うようなことをすると郵便局員から無言の抵抗を受けるであろう。シールタイプの切手では不可能に近い。
2008年の記念・特殊切手発行計画(抜粋)[編集 ]
- 6月13日 - 国土緑化 50円切手10種
- 昨年までは50円切手1種だった
- 6月18日 - 日本ブラジル交流年 80円切手10種
- 6月20日 - 国際文通グリーティング「赤毛のアン」 80円切手10種
- 6月23日 - 日本インドネシア国交樹立50年 80円切手10種
- 7月1日 - 地方自治法施行60年・北海道 80円切手5種
- 7月1日 - ふるさとの花第1集 50円切手5種、80円切手5種
- 7月7日 - 北海道洞爺湖サミット 80円切手10種
このように、たった1ヶ月の間だけで、合計65種4750円分の記念・特殊切手が発行される。これは、郵便局が国営だった時の1年分の発行水準である。この乱発がたたって学生の切手収集家が激減したのも当然であり、現在では切手を集める小中学生は絶滅危惧種に指定されている。2015年には1年間で500種類以上の切手発行が計画されており、日本は世界トップレベルの切手乱発国となった。
フレーム切手[編集 ]
切手の表面に好きなイラストや写真を入れることができる切手(正確には画像を入れる部分は切手ではないのだが、多分誰も気にしない)。84円切手10枚が1シートで1260円であり、なぜシート単位で普通切手より420円も高いかについてはお察し下さい。しかも郵便に使わなければ郵便局は1260円のボロ儲けである。そのように、記念・特殊切手よりも利幅が大きいために郵便局の主力商品であり、郵便局を一度訪れれば、郵便局員からフレーム切手のパンフレットを山のように渡されるだろう。
フレーム切手の図案は公序良俗に反したり、著作権を侵害した写真・イラストは認められないとされているが、日本郵政グループが公式発表したフレーム切手の図案の中には半裸姿のお笑い芸人など明らかに公序良俗に反する図案もある。しかし、これは恥ずかしくて郵便に使えない図案のフレーム切手を敢えて発行することによって、タンスに死蔵される切手を増やそうとする日本郵政グループの策略であるとの見方もある。
関連項目[編集 ]
この項目「切手」は、壮大なネタ振りです。誰か、人類の歴史に残るようなとてつもなく面白いネタを書いてください。
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