2009年11月30日
LIM第54号発行
AMネット会報『LIM』(Liberalization Impacts Monitor)第54号を先週末に発行しました。
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事務局スタッフに加えて、会社員のHさんが発送作業を手伝ってくれました。関西NGO大学やAMネット主催イベントを通じてAMネットに興味を持ってくださったそうです。
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ヨーロッパ旅行中の出会いがきっかけでベジタリアンになったHさんは、12月9日のイベント「オーガニック・ベジのいいはなし」にも参加してくれます。
最新号の目次をご紹介〜。
P.2-4 :第15回WTO/FTA・NGOフォーラムin滋賀シンポジウム報告
P.5 :第15回WTO/FTA・NGOフォーラム分科会報告
P.6-7 :インタビュー〜WTOシアトル会合から10年〜
(春日匠、ATTAC京都代表)
P.7-9 :インタビュー〜ジュネーブでの論点/WTOはどこへ行く?〜
(川上豊幸、AMネット理事)
P.9-10 :グローバル化と世界の畜産業〜新型インフルエンザ騒ぎから垣間見えたもの〜
(松平尚也、AMネット代表理事)
P.11: AMネット主催イベント案内
P.12: AMネット事務局 活動報告
この機会にAMネットの会員になっていただいた方には最新号をお届けします!
お問い合わせは、amnetosaka[@]yahoo.co.jpまでよろしくお願いします。
(↑[@]を@に変更して送信してください)
(堀内アオイ)
2009年11月29日
【速報】12/9コモンカフェイベント・ドリンク付き参加者募集中(12月4日追記)
12月9日(水)開催の「オーガニック・ベジのいいはなし」は予約人数に達しましたので、ディナー受付を終了します。たくさんのお申し込みありがとうございました。
しかし!
ドリンクのみでの参加も可能ですので、お時間のある方やご都合のつく方はぜひご参加ください。当日の飛び込み参加も大歓迎です。
トークショーは、
です(12月4日追記)。
ドリンクのみでのご参加の方は、午後8時にコモンカフェにお越し下さい。
トークショー終了後、カフェは午後10時30分ごろまで営業しております。
(堀内アオイ)
京都・出町柳カフェ「かぜのね」
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京都・出町柳の多目的カフェ「かぜのね」に最近よく行っています喫茶店
京阪と叡山電鉄の出町柳駅の間にある道を少し東に歩き、小さな路地を右に曲がると見えてきます。
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「かぜのね」のキャッチフレーズは「知る、感じる、つながる」。
カフェスペースと多目的スペースがあり、フリーマーケットや映画上映会、フォークライヴなど、日々いろんなイベントが開催されています。
↓ 店内はこんな感じ。
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チラシやポストカードが置いてある棚に、AMネット主催イベントのポストカードも置かせていただきました。
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毎月発行される「かぜのねしんぶん」が好きで良く読んでいます。手書きのゆるゆる感がたまりません。最新号(vol.6、11月号)では「フェアトレード」という言葉を使わずに、コーヒーに関わる人(生産者、仲介者、消費者)みんなが幸せになれる仕組みを解説していて、すごくわかりやすかったです。
今日の京都は晴れのち曇り。おでかけついでに遊びに行ってみてください!
★ 多目的カフェ かぜのね
住所:〒606-8204 京都市左京区田中下柳町7-2
電話:075-721-4522
メール: info@kazenone.org
(堀内アオイ)
2009年11月28日
【11/29】発送ボランティア募集
AMネット会報の発送作業ボランティアを募集します。
事務スタッフと一緒に発送作業をしながら、ざっくばらんに話してみませんか?
意外と共通の興味・関心が見つかるかも・・・?
AMネット会員以外の方も大歓迎、その場でできたての会報を1部差し上げます。
大阪大学CSCD/ATTAC京都で活躍されている春日匠さんへのインタビュー「WTOシアトル会合から10年〜」が読めるのはAMネット会報だけ!
【日時】11月29日(日)午後2時〜5時ごろまで
【場所】大阪市立総合生涯学習センター5階 印刷室
(住所)北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5階
(URL)http://www.osakademanabu.com/umeda/
ご参加いただける方はAMネット宛のメールにご連絡いただくか、直接お越し下さい。
発送作業後は、AMネット好例の交流会(という名の飲み会)があります!
(堀内アオイ)
2009年11月27日
噺屋・神田浩史を追え!
先日、名古屋で開催された「フェアトレード入門 〜フェアトレードって何だろう?〜」にAMネット理事の神田浩史が講師として出席しました。
そこに参加された方のブログに、神田の写真とともに報告が掲載されていますので、ご紹介します。
原田さとみ オフィシャルブログ「SATOMI'S BLOG」
JICA中部主催「フェアトレ−ド・カレッジ」第1回「フェアトレードって何だろう?」開催|
http://ameblo.jp/harada-satomi/entry-10389242572.html
::しあわせメトロスピリチュアル::
JICA中部フェアトレードカレッジ2009
http://blog.livedoor.jp/mihonog/archives/50300299.html
岐阜に、名古屋に、京都に、大阪に、福岡に、東京に、北海道に、噺屋としてさまざまな場所に出没する神田浩史。。。
12月9日(水)には大阪・中崎町のcommon cafeでオーガニック・ベジについて話します。こちらにもぜひお越し下さい。ドリンクのみでの参加も可能です。
(11月28日追記:ディナー受付は終了しました。)
(堀内アオイ)
2009年11月26日
瓜生良江さん(kitchen macridoo)
12/9のイベント「オーガニック・ベジのいいはなし」でベジ料理を担当してくださるのは、kitchen macridooの瓜生良江さんです。
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↑手前のアヒルちゃんたちは、箸置きとして活躍しています!
瓜生さんはとにかく食べることが大好き。食べ物と心の関係について研究中で、マクロビオティックや日本料理、家庭料理を学んでいます。
「こどもが小さいころから、包丁を使って料理をし、指を切って『痛い!』と感じたことがあるなら、刃物を犯罪なんかに使う事は思いつきもしないと思い、こどもの料理教室、食育の活動に参加してます。愛情のこもった料理は人をやさしくする。食べることに、『本気!』な生まれながらの食いしん坊です」とのこと。
この日は打ち合わせを兼ねて友達のヨーコちゃんとcommon cafeを訪れ、瓜生さんのやさいごはんをいただきました。
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メニューは、
れんこんのおこわはさみ焼き
大根と人参のなます
蒸し新じゃが のり塩
自家製お漬物
おみそ汁
黒米入り玄米おにぎり
どれも美味しいのですが、中でもれんこんのはさみ焼きが絶品でした!
瓜生さんは毎週水曜日と木曜日にcommon cafeでランチを担当されています。
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12/9のイベントが楽しみです。
大好評につき、
参加を迷ってらっしゃる方はいますぐメールでお申し込みください! (削除ここまで)
→(12/4追記)ディナー受付は終了しました。ドリンクのみでの参加も可能です。
(堀内アオイ)
2009年11月25日
「もう一つの世界」への最前線・・・〜参加報告
11月25日(水)、おおさか社会フォーラムのプレイベントとして開催された「『もう一つの世界』への最前線・・・」に参加しました。
報告は来週には追記するとして、とりあえず写真で会場の様子をご紹介〜!
↓ けっこう広いエルおおさか南ホール
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↓ チコ・ウィテイカーさん(世界社会フォーラム設立発起人の一人。ブラジル・カトリック司教協議会(CNBB)が設立したブラジル正義と平和委員会の代表)
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↓ クリストフ・アギトンさん(フランス・テレコムの独立労組SUD-PTTの組合員。ATTACの設立(1998年)に参加。著書に『もう一つの世界」への最前線』(現代企画室)。
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終了後、懇親会に誘われましたが、事情がありスペインバーで飲んでいたのはここだけの秘密。
(堀内アオイ)
2009年11月24日
【11/25大阪】「もうひとつの世界」への最前線・・・フランスとブラジルの社会運動に学ぶ
以下のイベントが大阪で明日開催されます。
---------
<2010‘3 おおさか社会フォーラム・プレ企画>
11・25 「もうひとつの世界」への最前線・・・フランスとブラジルの社会運動に学ぶ
11月25日(水)午後6時半〜9時 エルおおさか南館
カンパ500円(高校生以下は無料)
京阪/地下鉄谷町線・天満橋下車、徒歩5分
☆☆☆
世界社会フォーラム2010(世界各国で開催されます)の一環として、2010年3月21−22日に「おおさか社会フォーラム」を開催します。すでに準備が始まっています。詳しくは http://osaka.socialforum.jp/ をご覧ください。
世界社会フォーラムは、「経済のグローバル化」が叫ばれ、規制なき競争と「自己責任」が当然と考えられていた2001年に、「もうひとつの世界は可能だ」を合言葉にブラジル・ポルトアレグレ市で開催されました。世界社会フォーラムは戦争と貧困、差別と排除、環境破壊と闘う世界中の運動の交流とネットワークを発展させてきました。
「おおさか社会フォーラム」の第1回プレフォーラムとして、フランスのクリストフ・アギトンさんとブラジルのチコ・ウィテイカーさんに「もう1つの世界」を目指す運動の「今」を語っていただきます。
クリストフ・アギトンさん(1953年生まれ)は、フランス・テレコムの独立労組、SUD-PTT(連帯・統一・民主主義)の組合員。反失業運動のAC!(93年)、「失業に反対するヨーロッパ行進」(96年)、ATTACの設立(98年)に参加。
著書:「『もうひとつの世界』への最前線」(現代企画室)ほか。彼は2009年の世界社会フォーラム(ブラジル・ベレン)について、次のように述べています。
「世界社会フォーラムは、植民地的な権力支配のパターンの逆転が、ついに、アマゾンの先住民たちの世界観から学び、交流する新しい機会を開いたことを示した・・・」(「ガーディアン」紙09年2月11日)。
チコ・ウィテイカーさん(1931年生まれ)は、世界社会フォーラム設立発起人の一人。ブラジル・カトリック司教協議会(CNBB)が設立したブラジル正義と平和委員会の代表。
64年、軍事クーデターの発生でフランスに亡命。82年ブラジルに戻り、社会的連帯のための民衆教育運動に参加する。彼は世界社会フォーラムへの想いを次のように語っています。
「世界中には、何かを変えたいと考えている人が私たちの想像をはるかに超える数で存在する。私たちに必要なことは、いっしょに集まる方法と機会を何倍にも増やすことだ」(06年Right Livelihood Award受賞スピーチより)。
おおさか社会フォーラム実行委員会
連絡先:WSFおおさか連絡会 06-6966-9003
/ アタック関西グループ 暫定:06-6474-1167(喜多幡)
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クリストフ・アギトン氏は『「もう一つの世界」への最前線』(現代企画室)の著者であり、1999年のシアトルに象徴されるオルタ・グローバリゼーションの分析を行なってきました。
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この著書は直訳調で少し読みにくい箇所がありますが、この10年の動きを知るには絶好の良書です。
今週末発行予定のAMネット会報「LIM54号」にて、ATTAC京都代表の春日匠さんによる「シアトル会合から10年」という文章を掲載します。こちらもぜひご覧下さい。目次は後ほどこのブログに掲載します。
(堀内アオイ)
2009年11月23日
小松菜のいただき方
さぶいのは苦手ですが、野菜がぎょうさん食べられるのは嬉しい。
近所の直売所"半兵衛の里"には、端境期を過ぎて、大根、かぶら、白菜、数々の青菜が所狭しと並んでいます。
喜んで一杯買ってきた直後に、お隣さんから大量の小松菜をいただきました。
自称・京料理実践者は、実は関東野菜の小松菜の料理が今ひとつピンと来ず。
自分で買うたことのない野菜です。
けど、ご近所からはようもらう。
微塵になるまで刻んで、豚ひき、しょうが、卵と片栗粉に、ちょっと下味をつけて、こねくりまわして団子に丸めて、揚げる、焼く、煮る、というのが定番でした。
けど、これは結構手間。
子どもに青菜を食べさせる策ながら、小松菜の量が多すぎたら無駄に終わることも。
そこで一計。
汁そばの具にしたろ!
(1) かしわをこま切りに。親子どんぶりに使うほどの大きさ。
(2) 小松菜はざく切り。
(3) しいたけは適当に。
(4) 少量の油を鍋に敷いて、かしわをすき焼き風に炒りつけ、色が変わる前に砂糖、しょう油を加えます。
(5) しいたけを加えて、酒、みりんを少々。
(6) 小松菜を上にかぶせ、しょう油を少々たらして水分を呼びます。
(7) 小松菜から水分が出だしたら、全体に返して、味見をしてから、溶き卵でとじます。
これを汁そばの上にのせるだけ。
子どもには大好評。
「菜っ葉おいしい。」と言い出す始末。
しいたけは断然、原木もの。
"半兵衛の里"では、スーパーの倍ほど入って300円。安っ!
あぶって、お塩とすだちをちょっと絞るだけでごっつぉ。
それを、お手軽料理に加える贅沢。
香り高きしいたけは、こんな中にあっても、存在感が桁違い。
ほんまは鴨肉でやろと思てたけど、かしわでも十分でした。
(神田)
「ODA基本法」の始祖
11月13日に元参議院議員の田英夫さんがお亡くなりになりました。
特攻隊員だった経験から、平和の大切さを訴え続けられ、その実現に向けて政治家になられたと、多くのメディアで大きく報じられました。
田さんとは一度だけですがシンポジウムで同席したことがあります。
非常に物腰の柔らかい方で、一方で、発言される時には適確に言葉を選んで説得力のあるメッセージを発せられていたのが印象的でした。
田さんは元々、ニュースキャスターだったんですね。
後に筑紫哲也さんが務められた、主張を込めた報道番組を始められた先駆けだと。
どうりで言葉の選び方が鋭かったはずです。
平和関係の活動ばかりが取り上げられた田さんですが、国際協力の推進についても非常に熱心な方でした。
言葉だけで平和が実現するわけではない。
「途上国」の開発の問題にきちんと取り組むこと。
そのためには、日本のODA政策を確立することが大切。
日本がまだODA大国と呼ばれるはるか前の1975年に、「国際協力基本法(ODA基本法)」制定を訴え、自ら原案を用意されていました。
独裁者を助けたり、企業の利権の巣窟になったり、政治的に活用されることを禁じ、きちんと「途上国」住民の生活改善に資するODAとすることが肝要。
ODAに対する世間の関心は今でも決して高くはありませんが、はるかに低かった時代に、政治家らしく立法行為によってそれを律しようとされていました。
それから30有余年。
1990年代にはODA供与額世界一位であり続けた日本は、国内の財政事情を理由に、ODAを減額させてきています。
世界の貧困、格差の問題は依然として厳しく、21世紀の最大の課題であると国際社会では認識され、欧米諸国はODAを増額してきているにも関わらず。
改めて、田さんが始められた「ODA基本法」制定に向けて、歩みを進めていく必要性を痛感しています。
1990年代以降、NGO主体でいくつかの「ODA基本法」案が作られてきたし、私も関わってきました。
ODAの主役は受取国の地域住民。
そして、ODAの原資を供している私たち日本社会の住民には、ODA政策を律する権利と義務がある。
改めて「ODA基本法」についてふり返ってみると、現在、地元・垂井町で関わっている自治基本条例と似通っていることに気づきます。
地元地域のまちづくりも、グローバルな開発援助も、原則がなければうまくいかない。
立法府の選良を体現されていた田さんの遺志を受け継いで、
より良い国際協力の実現に向けて、
ひいてはそれが世界の平和に資するんだ、と。
「ODA基本法」について、関心持つ仲間を増やしていきたいものです。
2009年11月22日
水俣研修(8)
今回の水俣研修のメイン・ファシリテーターである坂西卓郎さん(元水俣病センター相思社職員)がブログ上で今回の研修を詳細に報告されています。
事務局ブログ-坂西の丁稚奉公記
http://www.f3.dion.ne.jp/~ipdev/sub6brog.html
坂西さんは水俣病歴史考証館でのガイド・ツアーや、地元学のレクチャーでも登場されています。
以下、映像を再掲します。
Minamata Disease Museum - A Guide Tour
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/avSORtQYq0Q&hl=ja_JP&fs=1&]
地元学とは(2) - 水俣病センター相思社職員・遠藤邦夫さん&坂西卓郎さん(元職員)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/z9d0YY9vC8I&hl=ja_JP&fs=1&]
(堀内アオイ)
水俣研修(7)
地元学とは(1) - 水俣病センター相思社職員・遠藤邦夫さん
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/VnhJjPlkv3Q&hl=ja_JP&fs=1&]
地元学とは(2) - 水俣病センター相思社職員・遠藤邦夫さん
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/z9d0YY9vC8I&hl=ja_JP&fs=1&]
地元学とは(3) - 水俣病センター相思社職員・遠藤邦夫さん
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/OYgZYY32TQI&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(1)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/qM8a7BgsAKM&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(2)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/w-d4SAuil5U&hl=ja_JP&fs=1]
あるものさがし in 水俣・大川地区(3)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/36SnttzwOZI&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(4)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/GozTx2jtFZw&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(5)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/FO-ZInGuv6A&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(6)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/zn_V7YpeFjo&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(7)- 竹を使って柿取り
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/jS-YLtItSqo&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(8)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/qewtB9l4MQs&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(9)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/RuwaFVnz_4g&hl=ja_JP&fs=1&]
あるものさがし in 水俣・大川地区(10)柿取りに挑戦!
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/sjykXBAy588&hl=ja_JP&fs=1&]
川の流れ in 水俣・大川
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/r5tOrvED3SU&hl=ja_JP&fs=1&]
水の駅 in 水俣・頭石地区
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/AWXOscyBCJ4&hl=ja_JP&fs=1&]
(堀内アオイ)
2009年11月21日
水俣研修(6)
水俣研修も3日目(11月20日)、翌日は移動日なので実質的な最終日です。
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午前中のセッションは、水俣病センター相思社にて、元・水俣市長(任期1994-2002年)の吉井正澄さんにお話を伺いました。水俣市がゴミの分別を始めたころに市長に就任され、その後のもやい直し運動を進めた経験や、水俣市役所職員であった吉本哲郎氏の「地元学」を行政に取り入れたことなどを語っていただき、いずれも興味深いお話でした。1992年のブラジル・リオ環境サミットに参加され、その場で日本が環境に配慮していないと批判を受けたことが、その後の政策決定につながったという逸話も聞けました。
↓吉井正澄さん(中央)
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午後は頭石(かぐめいし)地区に移動し、村丸ごと生活博物館の取り組みを見学しました。道中、「水の駅」を発見し、水源に近い水を堪能しました。冷たくておいしい!
↓湧き水を飲むユカリさん
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↓水の駅@頭石付近
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村丸ごと生活博物館とは、村に伝わる家庭料理や手工芸品などを伝え、残していくために生活学芸員や生活職人を指定し、村丸ごと屋外の博物館として紹介しようという取り組みです。行政の事業として始まったのですが、あくまで住民が主体となって活動しており、補助金に頼らない活動であることが印象的でした。富吉さんという若い水俣市役所職員の方が、積極的に農村に入り、地元に当たり前にあるものの価値を見直そうという取り組みをされていて、「住民が主体となり行政はそれをサポートする」という基本姿勢を大切にされていることが印象的でした。
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昼食には頭石地区の家庭料理をいただきました。
↓料理の説明を受けるヤギさん
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献立は、
・白飯
・煮しめ
・揚げ物(里芋コロッケ)
・だんご汁
・ぜんまい油いため
・くさぎ菜卵とじ
・ヤーコン金平
・竹の子金平
・大根酢の物
・手作りこんにゃく刺身
・しそゼリー
・漬物
・ますの塩焼
いやー、すごい。『美味しんぼ』の全国味巡りのようです。
ごちそうさまでした。
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昼食後は、3つのグループに分かれて、地元の方にインタビューを行ないました。大川では歩きながら話を聞きましたが、頭石ではじっくりと時間をかけて話を聞くことができました。もちろん、最後にはそれぞれ最も印象に残ったことを発表し、その結果を代表の勝目さんにお渡ししました。
↓インタビューを行なう研修生たち
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最終日なので、研修スタッフ&相思社の方を交えて懇親会。ホテルに戻ってからも遅くまで話し込んでいました。
これにて水俣研修は終了。内容のギュッと詰まった5日間でした。
最終日(11月21日)は鹿児島空港に移動して、大阪へ。
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機内ではほぼ爆睡。2秒で大阪に着きました。
(堀内アオイ)
2009年11月20日
水俣研修(5)
水俣2日目(11月19日)のリポートです。
朝食後、水俣市総合もやい直しセンター(もやい館)に移動して、相思社の遠藤さんによる「地元学」のレクチャーを受けました。
↓会場は音楽室
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遠藤さんが提起した「もし3000年前に家を建てるとすると、どんな土地に建てますか?」という意表を突いた質問には、「川の近く」「土地が平らな場所」「木の実などの食べ物が周りにあること」などいろいろな意見が出ました。遠藤さんによれば、こうした考えを念頭に置いてフィールド歩きを実践してほしいとのことです。
↓熱心にお話されている遠藤さん
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水俣市中心部からバスで30分ほど移動して、久木野ふるさとセンター愛林館で昼食。メニューはカレー(日本、タイ、インド)!なぜ山奥でカレー?と疑問に思いましたが、館長がカレー好きだからそうです。
↓愛林館
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↓朝日新聞にも紹介されていました
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午後からは水俣市西部の大川地区で「あるもの探し」の実践です。「あるもの探し」とは、「地元学」の手法のひとつで、そこにある具体的なものを住民とアウトサイダーが共同で探してその価値を見直していくというものです。村に当たり前にある水源や棚田、溝掃除などの共同作業、家庭料理に至るまで、海外研修生は積極的に質問していました。なかでも驚いたのが、灌漑用水がそのまま飲めるほどおいしいということです。都会の水道に慣れた身にしてみれば、自然の水をこれほど豊富に使えるということは、大きな財産だと思います。
↓「あるもの探し」の実践
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2時間ほど、地元の方と一緒に歩き回り、印象に残ったことを書き留めてグループで発表しました。ここには料理をしてくださった女性たちも参加して、アウトサイダーとしての私たちが大川地区の何に注目したかを聞いてくださいました。「地元学」で重要なのが、「研究結果は地元に残す」ということで、発表用のポスターは自治会長の大川さんにお渡ししました。
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その後、暗くなる前に市の中心部に戻り、埋め立て地を見学しました。
この日の夕食は水俣名物ちゃんぽん!
(堀内アオイ)
水俣研修(4)
水俣病歴史考証館(2)
ガイドツアー(In English, and Japanese)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/avSORtQYq0Q&hl=ja_JP&fs=1&]
2009年11月19日
今日は「世界トイレの日」(11/19)
本日11月19日は、トイレと衛生設備への知識を広め、その向上を図るためにWTO(Wrold Toiltet Organization)が定める「世界トイレの日」です。
オランダのラジオ局が日本のトイレを取材するという情報を得ていますが、これに合わせた企画だったのか??
日本語で読める参考文献として、以下のような短いブックレットがあります。
---
ニュー・インターナショナリスト日本版 No.102(2008年8月号)
途上国のトイレ事情 ─ トイレがない26億人の人々
We need to think about Toilets
世界では、いまだに26億人がトイレなどの最低限の設備なしで暮らしている。そして、そんな非衛生的な状況も原因となり、毎年200万人(ほとんどが子どもたち)が下痢によって死亡している。人間であれば、毎日排せつ物を出しながら暮らしており、それは完璧な聖人であっても生理学上避けることはできない。しかし、この類の話はどの文化でもタブーとされ、あまり語られることはなかった。水洗トイレが行き届いた豊かな国や地域では、レバーを押したり引いたりすれば排せつ物は流れていく。そんなシステムが当たり前になると、流れた先ではしかるべき処理が行われ、そのおかげで大地や河川を汚染せずにすんでいることなどもう誰も気にしていないのかもしれない。国連は、このトイレと衛生の問題が注目を集めて解決への方策が実施されるよう、2008年を国際衛生年に定めた。そのおかげで、この話題も少しずつ語られるようになってきたようだ。今回は、途上国の衛生とトイレについて考える。
we need to think about Toilets.png
(堀内アオイ)
水俣研修(2)
↓水俣市内にはいたるところにカメのモニュメントが!ウェルかめ?
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水俣市総合もやい直しセンター(愛称:もやい館)で昼ご飯を食べた後、水俣市環境クリーンセンターにてゴミの分別について市役所の方よりレクチャーを受けました。
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水俣市では1993年より家庭からのゴミを21種類の分別を行なって回収しています。資源を使って生産したものをただ燃やして埋め立てるのはもったいない、処分場が足りない、家庭からのゴミを減らしたいなどの理由から、市内全地域で分別回収を行なっています。
↓レクチャーをする水俣市役所の福田さん(廃棄物行政のエキスパート!)
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↓アルミ缶やスチール缶をプレス機で圧縮します
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見学した日がゴミの回収日でした。その日は午後5時から6時までの間、決められた場所に回収箱が設置され、その間に住民の方が三々五々ゴミを持ち寄ってきます。近くの中学生たちが分別回収に協力していました。感心!
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最後に埋め立て地を見学し、道路の右側(元々の土地)と左側(埋め立て地)で風景が違うことを教わりました。埋め立て地には、地下に水銀をコンクリートで固めて埋め込んであるので、建物を建設することはできないそうです。
夜はそれぞれの食べたいものを探してグループ行動に。
海外からの研修員にはやたらと100円ショップが人気なのが気になります・・・
(堀内アオイ)