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竹田麗央 初シード見えた12位浮上!単独5位以上が絶対条件 93、94年賞金女王・平瀬真由美めい

[ 2022年11月20日 04:50 ]

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース 第3日 ( 2022年11月19日 愛媛県 エリエールGC松山=6575ヤード、パー71 )

5番、キャディーの母・哲子のアドバイスを聞く竹田麗央(撮影・井垣 忠夫)
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プロ1年目の竹田麗央(りお、19=ヤマエグループHD)が13位から出て5バーディー、3ボギーの69で回り、通算7アンダーで12位に浮上した。メルセデス・ランキングは現在59位、今大会の単独5位以上が絶対条件となる初シード獲得(50位以内)へ、大きく前進した。通算17勝の鈴木愛(28=セールスフォース)が通算18アンダーで単独首位をキープした。

下り2メートルのラインを繊細なタッチで沈めた。竹田が9番パー5で3連続バーディーを完成させた。安定したパットに加え「アイアンショットもうまくいったと思います」。初シードへの最低条件は単独5位以上。母・哲子がプロゴルファー、93、94年賞金女王の平瀬真由美を叔母に持つホープが大きく前進した。

他を圧倒する飛距離が武器。打ち下ろしとはいえ、17番パー5で計測された平均飛距離312・5ヤードは全体1位に立つ。父兄弟とも野球部出身という野球一家で育った。竹田も毎年、宮崎キャンプに足を運ぶほどのG党。幼少期から兄弟のティー打撃も手伝ってきた。飛距離を育むには最適の環境だった。

一見、クール。闘志は内に秘める。キャディーも務める母は「ボギーの後は(強く)突き返してくるパターでウッてなることもある」と笑うが、この日は感情のコントロールも完璧。17番パー5のボギーも2度の池ポチャからうまく脱したもの。「ナイスボギー」と前向きに捉え、ショックを引きずらなかった。

9月には川崎春花、尾関彩美悠と同じ03年度生まれが2週続けて優勝。母から「焦らず自分のペースで行こう」と言われ、焦る気持ちを封印した。運命の最終日。「17番でリベンジしたいです」。松山では名物のタイ飯、じゃこ天の食べ歩きでパワーチャージ。19歳の大器が初シードへ突き進む。

◇竹田 麗央(たけだ・りお)2003年(平15)4月2日生まれ、熊本県合志市出身の19歳。母・哲子の影響で6歳からゴルフを始める。熊本国府高時代に九州ジュニア優勝、21年日本女子オープン7位でローアマチュアに輝いた。同年11月のプロテストで一発合格。趣味はプロ野球観戦で9月には中日―ヤクルト戦で同郷の村上宗隆を応援。好きなクラブは1W。1メートル66、68キロ。

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