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萩生田氏、薄氷勝利 裏金問題で非公認 2000万円も返金 逆境はね返した

[ 2024年10月28日 04:30 ]

当選確実が出て万歳をする萩生田候補(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

自民党の公認を得られず無所属で東京24区から出馬した萩生田光一元政調会長(61)が、立民新人の有田芳生氏(72)に接戦の末、競り勝った。午後11時54分ごろ、NHKが当確を打った。姿を見せた萩生田氏は緊張から解放されたような笑顔を見せ、支持者と握手を交わした。

「八王子の土になる覚悟で挑んでまいる」。萩生田氏は強い決意で選挙戦に臨んだ。地元でもある選挙区は盤石の地盤。初当選した2003年から6選を重ね、直近4回は全て5万票以上の差をつける圧勝だった。しかしながら、裏金問題を巡り非公認が決定。厳しい立場にさらされた。公示日の15日には萩生田氏の第一声を前に、JR八王子駅前でマイクを握った立民の野田佳彦代表から徹底的な裏金批判を浴びた。

巻き返しを狙い、数々の"大物"が応援に駆け付けた。16日の総決起大会に安倍晋三元首相の妻・昭恵さんが出席、17日には高市早苗前経済安全保障担当相、19日には日本維新の会前代表の松井一郎前大阪市長が応援演説で支援を訴えた。

助っ人の存在もあり、情勢調査では徐々に追い上げムード。しかし、23日に報じられた2000万円の活動費問題でも苦戦した。24日にSNSへの投稿で「選挙費用として使っていない」と強調し「ありがた迷惑な話だ」と怒りをあらわにした。25日には返金したことを明らかにしたが、大きな痛手だったことは間違いない。それでも最後まで支持を訴え、ギリギリで議席を守った。(菊地 一)

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