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玉木雄一郎氏 就職氷河期世代は「サボってきたわけじゃない」と力説 自身のSNSにも訴え殺到

[ 2025年1月16日 22:57 ]

国民民主党・玉木雄一郎代表
Photo By スポニチ

国民民主党代表を役職停止処分になっている玉木雄一郎衆院議員(55)が16日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」(月〜金曜後8・00)に出演し、就職氷河期世代への対策について語った。

ファーストリテイリングや三井住友銀行、明治安田生命保険など2025年度新入社員の初任給を30万円台に引き上げる大企業が相次いでいる。一方で就職氷河期世代からは複雑な声も。玉木氏は13日、自身のX(旧ツイッター)に「今、初任給の水準が上がっていることはいいことです。一方で、いわゆる就職氷河期世代の方々からは、『報われない』と複雑な声が届いています」と投稿し、「国民民主党は、単なるキャッチフレーズではない本格的な就職氷河期対策をさらに進めていきます」と宣言。「皆さんの意見も、ぜひ聞かせてください」と募ると2700件(16日現在)を超える返信が寄せられた。

玉木氏は番組で「実は、日本の初任給はアメリカの2分の1ぐらいなんです」と現実を伝え、「初任給を上げていくのは必要」と改めて言及。そのうえで「歯を食いしばってようやく30万、40万になった人からすれば"何なの"っていう感じがあって。自分たちの10年、20年はどういうことだったんだろうという率直な声をいただいた」と就職氷河期世代からの訴えを紹介した。

就職氷河期世代も40代〜50代前半になり、玉木氏は「低年金者をどうしていくのか。単身の低所得高齢者対策をどうしていくのかという問題に直結している」と指摘。「基礎年金だけで暮らしていくことが難しくなっている中で、そういう層が大量にこれから発生していくことを踏まえた年金制度改革や社会保障改革が必要なのに、抜本的な改革ができないまま時間が過ぎていっている」と問題点を口にした。

「時代や制度、その時の政策が生み出した世代であるのなら、政治が責任を持って向き合うことはすべき」と玉木氏。そして「この世代の方はサボってきたわけじゃないんです。そのことを忘れちゃだめで、今年就職した人と比べて過度に不真面目だったのかとかサボってたとか違うんです。そこを踏まえた政治の責任はちゃんと考えていかない」と力説した。

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