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春風亭一之輔 「笑点」へのまじめな思い「あの時間帯に落語家が大勢で何十年も...奇跡みたいな」

[ 2023年2月5日 19:56 ]

春風亭一之輔
Photo By スポニチ

落語家の春風亭一之輔(45)が5日、同局系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)に生出演し、「笑点」への思いをまじめに語った。

一之輔はこの日放送の「笑点」で、昨年9月30日に肺がんのため死去した六代目三遊亭円楽さん(享年72)の後任メンバーとして登場。しっかり座布団もゲットする幸先良いスタートを切った。

前身番組の「金曜夜席」から、放送日や番組名を変えながら60年近くも親しまれてきた演芸番組。一之輔は「僕も小さいころから見てましたからね。『笑点』って、あの時間帯に落語家が着物を着て大勢で出ているというのが何十年も続いているっていうのは、奇跡みたいな」と、番組への思いを語った。

現在はブームになりつつあるが、一時は落語の下火になったこともあった。「そういう時も落語家という存在を日本中に認知させてくれている番組ですから。噺(はなし)家として、恩返しみたいな意味もあるかな。恩を返せればいいですけどね」と、内に秘めた思いを語った。

大喜利を見た人々が、落語へ興味を広げることを期待しているという。「出ている人たちは、落語をやると大喜利よりもっとおもしろい人たちですので。落語をしゃべっているところもぜひ、見てもらいたいなと思いますね」。また「『笑点』で止まっている人がいますからね。落語会に行くと、座布団が横にずらっと並んでいる時がありますから。1人で行くって言って(いるのに)、『笑点』にも出てねえし。勘弁してくれよ...」と、笑わせていた。

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