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松島トモ子 98歳母の「認知症」と自らの「パニック障害」を初告白、「親子心中」も考えた

[ 2019年5月31日 21:52 ]

松島トモ子
Photo By スポニチ

女優の松島トモ子(73)が31日放送のTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後19:00)に出演、自らの「パニック障害」と母親の「認知症」に苦しみ、「親子心中」を考えたという地獄の日々をテレビで初告白した。

生まれてすぐ父を亡くし、母・志奈枝さん(98)とまさに一心同体で生きてきたという松島は4歳で芸能界デビューし、ずっと第一線で活躍してきた。

「だれでも知っている有名な男性」からプロポーズされたこともあったが、「ごめんなさい。私には母がすべてなの」と断ったという。一方の志奈枝さんも再婚せず、ステージママとして娘を支え続けた。

そんな志奈枝さんが4年前、認知症を発症した。医師の診断は「レビー小体型認知症」だった。夜中に突如、暴れたり、幻覚、幻聴も激しくなった。「ほら、そこでロシア兵が会議している」「戦車が来るわ」など、戦争当時の忌まわしい記憶が蘇ってくるようだった。

「母が壊れていくのを見るのは娘として耐えられない」辛さだったという松島にも、やがて異変が襲った。過度のストレスで精神が限界に。過呼吸で倒れ、外にも出られない。「パニック障害」を発症していた。「芸歴67年で初めて仕事をキャンセルした」という。

「2人で首を吊って死のう」...。志奈枝さんの口から狂気の言葉が漏れたこともあったという。

松島はメディアから姿を消した。そして、こうした壮絶な現状を口にすることはなかった。「夢」を売る仕事だから、が理由だった。

だが今回、テレビで告白することを決意。「老老介護」の現場はお互いに必死で笑顔になれることはほとんどない。だが、松島は「上品でおしゃれ好きだった」母のために時折、化粧をしたあげたり、ファッション雑誌を見せたりしたところ、志奈枝さんに笑顔が戻ったという。「母を好きでいてくれる人もいましたから、お知らせできてよかった」

番組の取材後、年2回開催している自らのコンサートで芸能活動を再開した松島は、やがてくる最愛の母との別れに向け、「幸せなままで見送るのが最大のミッションだと思う」と話していた。

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芸能の2019年5月31日のニュース

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