総務省は、クラウドネットワーク技術の発達を踏まえた様々な課題について包括的に検討するとともに、次世代のクラウド技術の方向性を明らかにするため、「スマート・クラウド研究会」を開催します。
1 背景・目的
クラウドネットワーク技術の発達により、情報通信システムやその利活用分野において、従来とは全く異なる利用方法が可能となるなど、情報通信分野においてパラダイムシフトが起きる可能性がある。一方で、クラウド技術の相互運用性の確保、適切な情報流通の確保の在り方、国際的なルールの在り方など様々な課題も指摘されている。
そのため、「ICTビジョン懇談会報告書」を踏まえ、本研究会を開催し、クラウド技術の発達を踏まえた様々な課題について包括的に検討するとともに、次世代のクラウド技術の方向性を明らかにすることとする。
2 検討内容
(1)クラウド技術の活用方策
・地球環境問題、自然災害、食料問題など地球的規模の課題解決のためのクラウド技術活用方策
・電子行政クラウドなど公共分野におけるクラウド技術活用方策 など
(2)クラウド技術の標準化、相互運用性を確保するためのプラットフォーム基盤やセキュリティ基準の在り方
(3)次世代クラウドネットワーク技術の在り方
(4)クラウド技術に係る国際的なルールの在り方
(5)その他
3 構成員
4 開催期間
平成21年7月に第1回会合を開催し、平成22年6月頃を目途に取りまとめを行う予定。