【
地方職員共済組合のマイナンバー誤登録別ウィンドウで開きます】
地方職員共済組合のマイナンバーの誤登録について、まずご報告を申し上げます。
昨日、事務方から公表いたしましたとおり、地方職員共済組合が、人為的な入力ミスによりまして、元組合員の年金情報に誤ったマイナンバーを紐付けたことにより、他人のマイナポータルで当該元組合員の年金情報が表示されたという事案が1件確認されたところでございます。
本事案が発生した地方職員共済組合においては、情報が表示されないようにする措置を実施するとともに対象の方へのお詫びや説明を昨日までに終えて、本日、公表したと報告を受けております。また、年金の支給額や掛金額に影響することはないとの報告も受けております。
ただやはり、マイナポータルにおいて、本来ご自身の情報を確認するところに別人の情報が表示されていたということが発生しておりまして、個人情報の問題が発生したと申し上げざるをえず、遺憾に思っているところでございます。
この件につきましては、総理からご指示がありまして、総務省としては具体策を検討し、本日、所管している全共済組合、地方職員共済組合、全国市町村職員共済組合連合会、東京都職員共済組合でございますが、これに対しまして新規誤りの発生防止と既存データの総点検を図ることを指示したところでございます。
紐付けを誤った原因としましては、地方職員共済組合において元組合員の情報をシステムに登録する際に、元組合員からマイナンバーを取得していなかったことによるものでございまして、この時にあたって氏名などをもとにJ−LISに照会を行って元組合員のマイナンバーを確認をしておりました。その際に誤った氏名で照会を行った結果、生年月日や性別が全く同じ別人が合致してしまい、その人のマイナンバーを登録してしまったものでございまして、住所の確認が十分ではなかったのではないかと思っております。
新規の誤りを防止するために、資格取得・裁定請求に関する情報をシステムに登録するときに、マイナンバーを記載いただくことを徹底することとし、関係省令の改正も進めたいと思っております。提出いただいたマイナンバーが正確かどうかを確認するために、全件にわたり、マイナンバーをもとにJ−LISに照会を実施し、これにより取得した5情報と登録する5情報を照合いたします。
また、既存データの総点検につきましては、全共済組合においてマイナンバーをもとにJ−LIS照会を行った上で、照会結果の5情報が本人の5情報と一致することを確認いたします。一致が確認できない場合に、該当者本人にマイナンバーを確認できる資料の提供をお願いするところでございます。総点検の結果は、7月末までに共済組合から作業結果の報告を求めてまいります。
マイナンバーを安心してご利用いただけるように、必要な対応に関係省庁と連携して取り組んでまいりたいと考えております。
私からは以上です。